いやだ、私には今日ロマンスが起きる予定なの!!!!(((
なんかポヤポヤする、ワンチャン熱があるかもしれない
何とか完成!! 履歴書の写真スーツじゃないけどいいかっ
私もなんか今度タイムアタックやろ~!
まいばすけっと ペペロンチーノ
今後、多摩川の話しに出てくる友人の仮の名前は全部川シリーズにしようw
あわよくばなこちゃ先輩に会いに行きます、
さんざん迷った上、学校で自習します、あんてぃる焼肉ぱーりぃ、
キャップ被ればもう
こないだ買った服着てみたんですけど 自担の服装と似すぎとって 勝手にテンション上がってます たぶんというかとてもきもいです
好きすぎる、何もかも好きすぎる
職務経歴書書くの疲れた…ww 業務内容ありすぎたw
CCさくらリバイバル上映みなきゃ!! 8月9日! どっちかというとラストにさくらが小狼に飛びつくやつのが見たかったけどもw
6時前に食パン1枚食べたんですけどね!!
おはようございます!! お腹が空きました!!
>> 798 前回は~なんだっけな?? あー前回は妹が車で忘れ物取りに家に戻る時、 「ついでにテレビ台にあるビニール袋も頼む」って頼んだんだけど、妹は自分の忘れ物しか取ってこなかった ビニール袋についてもなんの追求もなく ただ単に忘れてただけかもだけど私が不機嫌になったw て感じだったよ笑 他の喧嘩は大体猫関係かも
AKB通常選挙(半数改選)
同票に恵まれてる ありがたい
自業自得で人間関係ミスったけどそれ以外は仕事楽しい
旅レポ終わり!
本当はもう少し沖まで行って10mや20mのドロップオフを見たかったのはある けどそれは利根川が完璧に泳げるようになってからなのですわ
無事に戻って来れたのが素晴らしいので欲をかいてはいけない 多摩川単体でもそこまで行くとだいぶ不安だし
松屋 牛めし(特盛) 卵1 味噌汁 サラダ
>> 797 金絡みかw 前回も金だっけ?忘れた
〜熱海の海鮮丼〜
名残惜しくともいつかは帰らねばならぬ。 だがその前に少しでも悪足掻きをしようじゃないか!
そこで選ばれたのは熱海の海鮮丼。 何やら丼に山盛り乗っているらしくインスタ映えがすごいらしい。 ※残念ながら多摩川はインスタ文化圏の人間ではなくDiscordに飯テロするくらいが関の山のインキャだ。
風光明媚な熱海の商店街にある「熱海銀座おさかな食堂」の入り口に並ぶ。 今日は近くの大きな神社の祭りだそうで一際賑やからしい。 謎のしかめっ面でMIKOSHIにカメラを構える外国人のおじさんを尻目にいざ入店。
混んでるながら居心地の良い広さの店内で聞こえてくる店員さんの掛け声。
「どっこいしょー!どっこいしょー!(ナナチ声)」 「しらす!しらす!(ナナチ声)」 「どっこいしょー!どっこいしょー!(ナナチ声)」 「美味しくなーれ♡ 美味しくなーれ♡(ナナチ声)」
来た店を間違えた。
一瞬そう思うも、観光地のお店の威勢が良いのはどこも一緒なので気を取り直した。 メイド喫茶なら「美味しくなーれ♡」くらい言うだろうし、深界3層ならナナチくらいいるだろう。
最近の若い人はそういうのをTIKTOKに動画でアップしたりするのだろうか。 ちなみにしらす丼を頼むとそのイベントが発生するらしい。
今回頼んだのはしらす丼ではなく海鮮てっぺん丼。 変わった掛け声に妙な中毒性を覚え始めた頃に丼はやって来た。
「最初はこちらの醤油、またお好みでこちらのごまダレを、最後はアラ出汁をご用意しますのでお茶漬け風にして召し上がってください(ナナチ声)」
去って行くホールのお姉さん。 そうか、掛け声は無いらしい。
前置きが長くなったが肝心の海鮮丼はとても美味であった。 流石に熱海の超人気店というだけありネタの鮮度は抜群。 しかも掘っても掘っても白米が見えない。 醤油と静岡県産のごまだれで適度に味変を楽しみつつ最後に出汁茶漬けとして頂くのも飽きが来なくて良い。
一緒に頼んだアラ汁も具沢山で濃厚で2つ合わせてボリュームもたっぷりだった。 毎朝、このアラ汁を飲んで掛け声を聞きたいと思った。(掛け声はしらす丼のみ)
この後むちゃくちゃ渋滞に巻き込まれた。
〜旅の打ち上げ〜
お酒なんかは何回飲んだって良いんだ。 世の中には愛する理由を探している人がいれば、酒を飲む理由を探している人もいる。
そう、多摩川だ。 そして利根川も。
もはや行きつけとなったシーシャバーで再集合し、ココナッツ+ブルーベリー+ミントで作ってもらう。
海っぽいの、というコンセプトだ。 利根川に感想を聞くと「うーん、ヒリゾ浜って感じ」との事。
触発されて「いやー、綺麗だったなー」を再度ループさせ水タバコの煙を堪能する。
利根川が数年ぶりにあった妹に不評でロン毛をバッサリ切る羽目になった話や多摩川が体験したり聞いた幽霊話になったり何てことのないいつもの会話。
また冬にはスノボ初心者の多摩川を北海道出身の利根川がしごきまくる事になった。
俺たちの冒険はこれからだ。
〜2日目BBQ〜
人には人の許容量がある。 それが大丈夫な人もいれば大丈夫じゃない人もいる。 そしてタイミングによってもその許容量の上限は変わるのだ。
という事で多摩川と利根川は炭火焼したマグロのカマを箸でほじくるという難行をこなしていた。
どちらも体力はそこで尽き、座っているのが精一杯。 多摩川はといえばせっかく温泉で汗を流したと言うのに焚き火とBBQの煙に燻され灼熱地獄を味わいついでに飯盒を失敗し、利根川は利根川でせっかくの牛サガリをまとめて黒焦げにするわカマを地面に落とし水洗いする羽目になるわで散々な状況であった。
昨日の様にバカルディ・スパイスドでキューバリバーやピニャコラーダなんて洒落たものを作ったりする余裕は無く、良い子時間の10時に就寝を決意する。
と言ってもそこに気に入らない物などあるはずもなく、ただ許容量を超えた心地の良い疲れがあっただけである。 最終日
3日目
〜泳ぐ?〜
「ワァ……」
今日も一瞬ちいかわの産声を隣で聞いた気がする。 気にしてはいけない。 奴は二次元に生息している生き物だ。 伊豆の山奥で生まれることはない。
やがて全身が脱力しきった様子の利根川が起きて来た。 この脱力具合で泳げばおそらく昨日の2倍は速度が出るはずだけど、海入ったら目覚めて硬くなるのかなとか他愛ない事を考えながら今日の計画について話し合う。
泳げるなら泳ぎたいが初日の事を考えると移動には少なくとも6時間と考えるべき。 なお現在は8時半で食いっぱなしのNO片付け状態、まるで野生動物に荒らされた趣すらある。 しかもレンタカー返却は19時ならどう考えても無理なので帰り道どこかに寄って美味しいものを食べたりするのが良いだろう。
利根川は無事に海に狂わされたので最後までどうにか泳げないか考えていた様子であった。 いや、信じた多摩川もポンコツではあるけど伊豆まで2時間説を提唱したのは利根川な事を忘れていない。 北海道と違って本州は土地が狭くて混むのですよ。
〜考えた事〜
今回、人命を預かるので血眼で海中をマッピングして安全性も何とかなる且つ面白いルートを考えたのでだいぶ経験値が上がったと思う。
これぞ冒険の醍醐味だ。 これぞ求めていた冒険だ。
そして利根川も無事に海を泳ぐ魅力に狂わされてしまったようなので大変満足だ。
〜買い出しと風呂〜
時間いっぱい楽しんで「いやー、綺麗だったなー」を連呼し会話がループする我々は夕飯の買い出しと酒の調達に道の駅に寄る。 その瞬間、見つけたマグロのカマを炭火焼にし利根川がニコニコ顔で持って来た静岡麦酒で優勝することだけが生き甲斐となった。 天才!
そして優勝キメるにはまず身体をさっぱりせねば!という事で向かったのがキャンプ場近くの温泉である。
温泉宿であるが温泉のみもやっているらしい。 フロントで温泉のみと伝えるとやや戸惑った様子で何やら確認してくれる。 「今お客さんご飯食べてるからその間に入っちゃっていいよ」とフロントの方が言う。 これ、明らかに時間外だったパターンだ……!
ただもう多摩川も利根川もベッタベタのベッタベタで髪の毛に磯由来の栄養成分をトッピングしている状態だ。 ここで遠慮する選択肢はなかった。
料金は1人千円!で大きく綺麗な内風呂と露天風呂付きらしい。 たぶん正規ルートではない謎の入り口から通され案内されたのは女湯。 今日はなんか女湯に入るらしい(貸切)。 そのあたり髪の毛の栄養トッピングのベタつきが気になって聞いていなかった。 ごめんなさい。
さておき、湯に浸かる。 我ながらこの世の終わりのような声が出て少しびっくりした。 まず入ったのは内風呂だったのだけど、内装含め石積みっぽくなっており洞窟の様だった。 眩しすぎないオレンジの間接照明が心地良く、広々とした湯に浸かれば日中の疲れとともに魂の一部がまろび出てしまうのも無理はないと言いたい。
続いて露天風呂に。 屈んで入るような小さな木製の引き戸を横にずらすと湯気を吸った亜熱帯植物の瑞々しい緑と石造りの1人サイズな露天風呂が目に飛び込んで来た。 白熱電球一つで照らされたエキゾチックな庭園の様な空間がぼんやりと浮かび上がり幻想的だった。 湯は内風呂よりも熱めで体の芯から温まる。 何より湯に浸かりながら見上げる夜空の青さが格別の癒しだ。
ちなみに翌日、この温泉の事で利根川からとんでもない事実を聞かされる。
「多摩川さん、多摩川さん!あの露天風呂、チ○チンがあったよね!?」 「え……!?(アイエエエ!?チ○チン!?チ○チン何で!?)」
多摩川は目が悪くて気がつかなかったけど奥の方にチ○チンの石像があったらしい。 子孫繁栄的なアレだよね。 フロントの人からも聞いてないよ? まあ、説明するにも「奥にチ○チンがありますけど大丈夫です」とも言えないよなぁ。 というか普通に神道的な理由における真面目なチ○チンだし態々言うほどでもない。 じゃあ、男湯には何が……という野暮な問いは駄目、ゼッタイ。
〜ヒリゾ浜②〜
逸る気持ちを教えてまずは浅瀬にて利根川の泳ぎのスキルを確認。 最初は不安を感じたけれど多摩川式訓練法で無理矢理形にしていく。 バディ組んでフル装備のガチ勢っぽい人が浅瀬で泳ぎの練習をしているのは傍から見れば少し面白いだろうが基本を疎かに出来ない。 心と体が壊れてもまだ再起するチャンスはあるが命が壊れたら問答無用で終了。
多少泳げるようになっても若干あぷあぷしてる節があるのでまずは足の着く水深でシュノーケルクリアの方法や泳ぐエリアの指定などを済ませる。 また少しだけ深場に連れて行き立ち泳ぎだけはしっかり出来るようにする。
ただ思ったよりもずっと上達が早かった上、懸念していた海流の流れる先にしっかり監視船やライフセーバーがたくさんいたので、少し時間が経てばそれなりの場所を泳ぐ許可が出せた。
利根川が休んでいる間、多少深場にも連れて行きたいので潮の速さや危険なポイント、また深くても岸に捕まって休めるポイントを重点的に探す。
〜ヒリゾ浜海中レポ〜
どれだけ描写出来るかわからないが今回の旅の最大の山場、多摩川謹製シュノーケリングルートを描写する。
スタート地点は内部に腰の高さまで水没した細い通路を持つ三角形の大岩だ。 暖かい海水に包まれながら砂地を這うように泳ぐとその中に入れる。 飛び出た珊瑚や岩を身をくねらせて5mほど泳いでいくと水深はやがて深くなりだんだんと離陸していく感覚になるのでまず最初に利根川を連れて行こうと思った。 半分水没した岩の亀裂を通り抜けているので側には珊瑚やイソギンチャクが着生している。 スタート地点としては相当にドラマチックで演出として魅力的だろう。
そうして大岩を脱出すると眼前に広がる深いブルー。 この先は中木の渡し船が行き来する水路でかなり深い。 トンネルの外でいきなり水深5〜7mになるので慣れていないとパニクる可能性もなくはない。 ただ、この解放感と浮遊感は筆舌にし難く、初体験なら尚更一生深く魂に刻まれるレベルだと思う。
本格的に深くなっていく水路は避け大岩の外周を辿るように泳ぐ。 半周した後、潮の流れに乗るように岩から離れると銀色の小魚の群れに突入する。 最大水深8m程の透明な青の中で前後左右全て小魚が陽光を受けて煌く様子はなんともファンタジックだ。 また近くを流線形で白色の体のギンガメアジが宇宙船の如く通りすぎるのでSFチックでもあった。
陸からは見えないが海中は入り組んでいて当然海の中でしかわからない起伏も多い。 海中を飛ぶ様に向かったのは珊瑚の森(便宜上、勝手に呼んでいる)だ。 いくつもの縦方向へ伸びる岩にイソギンチャクや珊瑚、海藻が揺らめき、その間を通り抜ける事が出来る。 ここもまた誰かにデザインされたかの様に飽きることのない空間だ。 立体構造故に潜水して隙間の暗がりを眺めるのも楽しい。 都合良くいつも何かがいるわけでもないけれど、そこそこの確率で大きい魚と目があったりと収穫も多い。
岩の上面がちょうど水面ギリギリまで伸びているポイントがあるのでそこで一休みをする。 人でごった返す浜も遠くに見え、ここが海のど真ん中だと再認識する。
次に向かうのは岩と岩に挟まれた海中の通路。 幅は5mほどで下には大きいハリセンボンが数匹いる。 潮の流れが今回のルートの中で一番速く、逆らって泳ぎ切る事で利根川の腕試しをするつもりで連れてきたのだが残念ながら敗退。 だんだんとハムスターが滑車を回す様を幻視してしまったのは本人には秘密である。 と言っても後退はしていなかったのでかなり惜しい。
予定を変更し再び潮の流れに乗り、当初定めた遊泳可能なエリアの最端まで移動。 これは浜の端から端までの距離となる。 水深は2〜4mあたりだろうか。 浅めなのにも関わらず50cmを超える大物が珍しくもないのはヒリゾ浜の特殊性を物語る部分だと思う。 今回見た中で一番大きな魚は70〜80cmはありそうな巨大なアオブダイ。 鮮やかな青と頭のコブが特徴的だ。 海底近くをゆっくりと泳ぐ様はなかなかに迫力があった。
〜中木港〜
多摩川の母方の家系図を辿ると、とある有名な神社に行き着く。 さらに辿れば天候を司るシャーマンにも辿り着く。 そう、多摩川は実は天気の子である! とまあ強引なこじ付けであるのはわかっているが、実際あまり天気で苦労した事は無い。 いつも肝心な時に「晴れろ晴れろ晴れろ晴れろ」と念じれば、何か晴れてた気がするのだ。
で、結果から言うと2日目は晴れた。 数日前から朝まで続いた雨という予報はご都合主義よろしく見事に覆り、我々が海に辿り着く頃は照りつける日差しに海が輝いていた。
中木港、元は地元の人しか使わない小さい港だった面影があるがそれなりの賑わいを見せていた。 ファミリーも多いが水着で肌を露出する層は全体の2%程に満たない。 だいたいはラッシュガードやウェットスーツなどの装備が徹底されており全力で海そのものを楽しみにして来た様に見える。
そんな様子に好感を覚えつつ周りを見渡せば、潮風に色褪せた数軒の建物群に最低限の軽食屋とマリンショップが入っているのがわかる。 軽食は丼物、移動販売のピザ、パーラー等でかなり魅力的だ。
昼はどれを食べようか相談をしつつ、ついに念願のヒリゾ浜上達を果たすべく渡し船へと乗り込んだ。
〜ヒリゾ浜①〜
海路から浜に近付けば見える黒く鋭角な崖と深度によってエメラルドグリーンから深い青へと変化する海水のグラデーションのコントラストが鮮烈だった。 流石に透明度は伊達ではなく接舷した船の影が海底に落ちているのすら視認可能だった。
船着場から浜へのアクセスも少し特殊で、遠浅の海に浮いた火山岩に幅80cm程度の板をかけ水上を歩いていくスタイルだ。 それだけでアトラクション感があり冒険好きの少年心をくすぐる。 水深は浅く1m程だろうか、今すぐ足を踏み外して海水に飛び込みたい衝動を抑える。
10m程進んだところで人でごった返す浜に出る。 浜と言っても砂浜ではなく丸い石が重なったものだ。 歩きづらいのも人が多いのも別に構わない。 ただ早く海に入りたいとしか思わない。
ウェットスーツを着るのに手間取る利根川に焦らされながら装備を確認、早く海に入りたい。
2日目
〜朝・情報収集〜
「ワァーーーッ‼︎……ワァ」
朝、うなされた利根川のちいかわみたいな叫び声で目が覚める。 Twitterでたまに流れてくるのしか見た事ないんだけど結構ちいかわに似てたと思う。 割と自信がある。
そんな事はどうでも良いので本日の計画と海の状況の及び諸々の確認を行う。
と、その前にシュノーケリングポイントの説明を少し。
【ヒリゾ浜】
静岡県伊豆半島の最南に位置する浜であり陸路からのアクセスは不能。 最寄りの中木港から渡し船に乗り上陸。(7月〜10月運行) 火山地形なので海中はかなり複雑な造りをしていて潮の流れも速く、どちらかと言えば上級者向けのポイントだ。 もちろん遠浅ではあるので水深に気をつけて遊んでいれば子供連れでも大丈夫な事は確認済み。 そして海流の速さはゴミや淀みが留まりにくい性質もありその透明度は本州ではNO.1とも言われるほど。 また日本最深の駿河湾に隣接しており黒潮の通り道のため魚影の濃さもとんでもない。 アクセスの悪い土地ながらシュノーケリングや海水浴客が絶えない。 個人的な感想としてはあらゆる地形が小さなスペースに網羅された最高にご都合主義な海だ。 誰かゲーム制作よろしくレベルデザインした人がいるに違いないと多摩川を信じさせるには十分だった。 きっと海底洞窟はあるし伝説のポケモンもいる。
海の状況についてはサーファーやダイバーの使うサイトで潮汐、波の高さ、風の速さを確認。 満潮が12時、干潮が4時。 波高は1.2mで風速3.5m/s。 ついでに水温は24度と雨以外は理想的なコンディション。
続いて計画を立てる。 少なくとも10時には到着し3時間は初心者である利根川の練習の時間を取りたい。 また12時付近の潮止まりの時間は比較的安全なので都合が良い。 合間を見て自分でいろんなポイントを泳いでみて危ない場所、身の丈に合わない場所を把握する様にしよう。 もちろん、どれくらい利根川が泳げるようになるかで泳ぐポイントは変えるつもりだ。
それと多摩川はシュノーケリングというか泳ぐ事に慣れているしかなり得意な部類であるが、人に教えたことはほぼないので諸々確認しておかなければと気を引き締める必要があった。
とはいえ、まだ大きなちいかわが起きてくるまで時間がありそうなので体力確保にもう少し眠った方が良いだろう。
〜買い出し〜
我々は手早く荷物を下ろすとすぐに再び車に乗り込んだ。 明日のためにシュノーケリングの装備とBBQ用に買い出しをするという仕事が残っているのだ。
何でも売ってると豪語する最寄りの激安の殿堂MEGAドンキをナビに打ち込むと所要時間片道1時間半。 そして現在19時。 買い物の時間を含めると22時半に戻れれば御の字だろう。 今更ながら我々の計画性の無さに絶望感を覚える。
結果、買った物は以下。 ・ウェットスーツ+足ヒレ ・チャッカマン ・牛サガリ ・豚肩ロース切り落とし ・和牛切り落とし ・エビ ・ステーキ ・ビール ・バカルディ・スパイスド(ラム酒) ・コーラ他ソフドリ
本当に何でも売っていた。
〜深夜のBBQ〜
22時半にバンガローに着き、火起こしを済ませ、実際に食べ始めたのは23時過ぎだった。
悪いとは多摩川も思っている。 だがこれだけは譲れない。 周りは賑やかムードからとっくにエモエモモードに移行し焚き火を眺めつつお酒を嗜んでいるが、腹ぺこヤクザと化した我々は煙と肉の焼ける匂いを派手に撒き散らした。
肉の表面が焦げ、脂が爆ぜる音。 覚悟が違う。 野菜は要らねえ。 肉と酒だけで腹を満たすんだ! 今邪魔するやつはぶっ殺す!
肉も酒も美味いのは当然として多摩川ハウスで本領を発揮出来ずにいたオイル式ランタンもColemanのチェアも活躍してるのも個人的に感無量だった。
自分で選んだギアを使いつつ好きなだけ飲み食い出来るのはこういう時に限られる。
初日
〜集合、そしていざ出発〜
11時に手配したレンタカーでどんよりした天気の中、伊豆に向けて走り出す。 ただし多摩川は免許を持っていないのでお座り係長だ。
この時点で慰安旅行というのはただの建前に成り下がり、基本的には多摩川が多摩川の行きたい場所とやりたい事を告げて利根川に運んでもらうというわがままスタイルになっていた。 なので「これって自分がしんどそうにしてたから誘ってくれた?」と聞かれた時には「違う」と返した。
町田辺りで無事に渋滞に巻き込まれて予定到着時間はすくすくと伸びていった。 夏っぽい選曲という事で選んだヨルシカが「最低だー!最低だー!」と車内に響き渡る。
でもね、多摩川が楽しそうに笑ってるだけで救われる何かがあるんだよ。 きっとそうに違いない。
〜河津七滝オートキャンプ場〜
馬鹿だからわっかんねえけどよぉ……伊豆まで2時間くらいって言ってなかったっけ? 今18時過ぎてンだけど。 そう、我々は馬鹿だからわからなかったのだが、伊豆まで結局7時間かかった。 ついでに言うと馬鹿なのでロイヤルホストが気軽に入るには価格設定高めなのも今日知ったし、宿泊予約サイトで変なハンドルネームを使うと宿へ連絡する必要性がある時に詰む事も今日学んだ。
とはいえ、なんとか無事に宿に到着。 今回の宿は河津七滝オートキャンプ場だ。 渓流と黒々とした杉林、そして鬱蒼と茂るシダ類と煙る雨がまるで異界に入り込んだかのようで多摩川のテンションを高まらせた。 到着時間とかいう多少の誤差と雨の事は気にしない。
とにかく旅の醍醐味はやっぱりこの非日常感だと思う。 日常から解放されるには日常の中じゃダメだ。 物理的に解放されてようやく気持ちも解き放つことが出来るんだと思っている。
数軒が隣接したタイプでこじんまりした三角屋根バンガローが今回の我らの城だ。 ありがたい事に入り口前に屋根が張り出していて流し台も完備している。 ここをBBQスペースにしろと言われている感じであり実際に左隣のファミリーが団欒中だった。
ホテルに泊まるような利便性や快適性は全くないけれど、それが良い。 右隣のおじさんもアウトドアチェアに腰掛け「そうだそうだ」という顔をしつつ石像のように微動だにしない。 完全にキマっていた。 多摩川もはやくそれになりたい。
旅レポ
旅の目的
旅に出る時、いつも何か目的を設定している。 別に無くても良いけど、何となくそれがあれば旅が引き締まる気がするからだ。 そして今回の旅の目的は2つ。
一つめは働き疲れで心と体を破壊されかけている同業の友人である利根川(仮名)のリフレッシュ。
二つめは以前の旅から多摩川が導き出した理論「旅における最高のスパイスは一握りの恐怖」、これを証明する事。
多摩川はこう考える。 それなら2つの目的を手っ取り早くガッチャンコさせれば良いじゃない、と。 そうそう、人間、日常生活の悩みなんか生物的な危機感の前ではどれも些細なものだ。 最高の景色の中で、しかも生物的に必死になって生きてる時に雑念など持ってる余裕は無いだろう。
とすれば海、川、山?島? 海に行きたい。 ああ、海で一日中シュノーケリングがしたい。
そう思った時、多摩川は利根川の慰安旅行という目的を1ミリも覚えていなかったが、代わりに矢継ぎ早にメッセージを送り付けていた。
「利根川さん、泳げる?どれくらい泳げる?具体的には何時間泳ぎ続けてられる?」 「25メートルが精一杯」 「いいね、じゃあ伊豆に行こう。伊豆で一日中シュノーケリングしまくろう。出発は今週の3連休の土曜日ね!」
天気予報には見事に雨のマークが並んでいた。
【決まったガバガバ計画】 ・車で2泊3日の伊豆旅行(ヒリゾ浜) ・初日に装備含め買い出し+余裕があれば泳ぐ練習 ・2日目はひたすら泳ぐ+バーベキュー ・3日目は泳いだ後に帰る
だって…4000円の元取らなきゃいけないから…そんな高いと思わんかったんよ…
(違う)
体重計乗ったらなんか2キロ減ってたので 明日の焼肉ぱーりぃでは3キロ食べて大丈夫ですね!
>> 796 猫の砂買ったから金ください言ったら不機嫌w 餌代とか色々払ってるから金くれってもらったw まあ、砂買ってくれと頼まれてた訳じゃなかったがw 私が買った日の次の日に妹が買うつもりだったんだけど、砂があまりにも少なすぎて私が臨時で買った
今日は頑張って!割と英語で喋った!!!!
本日のハイライト
先“Where will you study during summer vacation?“ は”At school or at juku.(ドヤ顔)(家から出るのtediousすぎと主張してそれでも受験生かぽめえとイジられていた)“
先“From morning?” は”………I’ll try(消え入りそうな声)” 先”wwwwwwwwww“
ほーんと、受験生なのにねぇ…もう7月でございますわよ…(絶望)
こう見えてLINEはちゃんと ひとつにまとめて送るタイプです
もはや本人であれ
まじで脳みそバグる
いやだ、私には今日ロマンスが起きる予定なの!!!!(((
なんかポヤポヤする、ワンチャン熱があるかもしれない
何とか完成!!
履歴書の写真スーツじゃないけどいいかっ
私もなんか今度タイムアタックやろ~!
まいばすけっと ペペロンチーノ
今後、多摩川の話しに出てくる友人の仮の名前は全部川シリーズにしようw
あわよくばなこちゃ先輩に会いに行きます、
さんざん迷った上、学校で自習します、あんてぃる焼肉ぱーりぃ、
キャップ被ればもう
こないだ買った服着てみたんですけど
自担の服装と似すぎとって
勝手にテンション上がってます
たぶんというかとてもきもいです
好きすぎる、何もかも好きすぎる
職務経歴書書くの疲れた…ww
業務内容ありすぎたw
CCさくらリバイバル上映みなきゃ!!
8月9日!
どっちかというとラストにさくらが小狼に飛びつくやつのが見たかったけどもw
6時前に食パン1枚食べたんですけどね!!
おはようございます!!
お腹が空きました!!
>> 798
前回は~なんだっけな??
あー前回は妹が車で忘れ物取りに家に戻る時、
「ついでにテレビ台にあるビニール袋も頼む」って頼んだんだけど、妹は自分の忘れ物しか取ってこなかった
ビニール袋についてもなんの追求もなく
ただ単に忘れてただけかもだけど私が不機嫌になったw
て感じだったよ笑
他の喧嘩は大体猫関係かも
AKB通常選挙(半数改選)
同票に恵まれてる
ありがたい
自業自得で人間関係ミスったけどそれ以外は仕事楽しい
旅レポ終わり!
本当はもう少し沖まで行って10mや20mのドロップオフを見たかったのはある
けどそれは利根川が完璧に泳げるようになってからなのですわ
無事に戻って来れたのが素晴らしいので欲をかいてはいけない
多摩川単体でもそこまで行くとだいぶ不安だし
松屋 牛めし(特盛) 卵1 味噌汁 サラダ
>> 797
金絡みかw
前回も金だっけ?忘れた
〜熱海の海鮮丼〜
名残惜しくともいつかは帰らねばならぬ。
だがその前に少しでも悪足掻きをしようじゃないか!
そこで選ばれたのは熱海の海鮮丼。
何やら丼に山盛り乗っているらしくインスタ映えがすごいらしい。
※残念ながら多摩川はインスタ文化圏の人間ではなくDiscordに飯テロするくらいが関の山のインキャだ。
風光明媚な熱海の商店街にある「熱海銀座おさかな食堂」の入り口に並ぶ。
今日は近くの大きな神社の祭りだそうで一際賑やからしい。
謎のしかめっ面でMIKOSHIにカメラを構える外国人のおじさんを尻目にいざ入店。
混んでるながら居心地の良い広さの店内で聞こえてくる店員さんの掛け声。
「どっこいしょー!どっこいしょー!(ナナチ声)」
「しらす!しらす!(ナナチ声)」
「どっこいしょー!どっこいしょー!(ナナチ声)」
「美味しくなーれ♡ 美味しくなーれ♡(ナナチ声)」
来た店を間違えた。
一瞬そう思うも、観光地のお店の威勢が良いのはどこも一緒なので気を取り直した。
メイド喫茶なら「美味しくなーれ♡」くらい言うだろうし、深界3層ならナナチくらいいるだろう。
最近の若い人はそういうのをTIKTOKに動画でアップしたりするのだろうか。
ちなみにしらす丼を頼むとそのイベントが発生するらしい。
今回頼んだのはしらす丼ではなく海鮮てっぺん丼。
変わった掛け声に妙な中毒性を覚え始めた頃に丼はやって来た。
「最初はこちらの醤油、またお好みでこちらのごまダレを、最後はアラ出汁をご用意しますのでお茶漬け風にして召し上がってください(ナナチ声)」
去って行くホールのお姉さん。
そうか、掛け声は無いらしい。
前置きが長くなったが肝心の海鮮丼はとても美味であった。
流石に熱海の超人気店というだけありネタの鮮度は抜群。
しかも掘っても掘っても白米が見えない。
醤油と静岡県産のごまだれで適度に味変を楽しみつつ最後に出汁茶漬けとして頂くのも飽きが来なくて良い。
一緒に頼んだアラ汁も具沢山で濃厚で2つ合わせてボリュームもたっぷりだった。
毎朝、このアラ汁を飲んで掛け声を聞きたいと思った。(掛け声はしらす丼のみ)
この後むちゃくちゃ渋滞に巻き込まれた。
〜旅の打ち上げ〜
お酒なんかは何回飲んだって良いんだ。
世の中には愛する理由を探している人がいれば、酒を飲む理由を探している人もいる。
そう、多摩川だ。
そして利根川も。
もはや行きつけとなったシーシャバーで再集合し、ココナッツ+ブルーベリー+ミントで作ってもらう。
海っぽいの、というコンセプトだ。
利根川に感想を聞くと「うーん、ヒリゾ浜って感じ」との事。
触発されて「いやー、綺麗だったなー」を再度ループさせ水タバコの煙を堪能する。
利根川が数年ぶりにあった妹に不評でロン毛をバッサリ切る羽目になった話や多摩川が体験したり聞いた幽霊話になったり何てことのないいつもの会話。
また冬にはスノボ初心者の多摩川を北海道出身の利根川がしごきまくる事になった。
俺たちの冒険はこれからだ。
〜2日目BBQ〜
人には人の許容量がある。
それが大丈夫な人もいれば大丈夫じゃない人もいる。
そしてタイミングによってもその許容量の上限は変わるのだ。
という事で多摩川と利根川は炭火焼したマグロのカマを箸でほじくるという難行をこなしていた。
どちらも体力はそこで尽き、座っているのが精一杯。
多摩川はといえばせっかく温泉で汗を流したと言うのに焚き火とBBQの煙に燻され灼熱地獄を味わいついでに飯盒を失敗し、利根川は利根川でせっかくの牛サガリをまとめて黒焦げにするわカマを地面に落とし水洗いする羽目になるわで散々な状況であった。
昨日の様にバカルディ・スパイスドでキューバリバーやピニャコラーダなんて洒落たものを作ったりする余裕は無く、良い子時間の10時に就寝を決意する。
と言ってもそこに気に入らない物などあるはずもなく、ただ許容量を超えた心地の良い疲れがあっただけである。
最終日
3日目
〜泳ぐ?〜
「ワァ……」
今日も一瞬ちいかわの産声を隣で聞いた気がする。
気にしてはいけない。
奴は二次元に生息している生き物だ。
伊豆の山奥で生まれることはない。
やがて全身が脱力しきった様子の利根川が起きて来た。
この脱力具合で泳げばおそらく昨日の2倍は速度が出るはずだけど、海入ったら目覚めて硬くなるのかなとか他愛ない事を考えながら今日の計画について話し合う。
泳げるなら泳ぎたいが初日の事を考えると移動には少なくとも6時間と考えるべき。
なお現在は8時半で食いっぱなしのNO片付け状態、まるで野生動物に荒らされた趣すらある。
しかもレンタカー返却は19時ならどう考えても無理なので帰り道どこかに寄って美味しいものを食べたりするのが良いだろう。
利根川は無事に海に狂わされたので最後までどうにか泳げないか考えていた様子であった。
いや、信じた多摩川もポンコツではあるけど伊豆まで2時間説を提唱したのは利根川な事を忘れていない。
北海道と違って本州は土地が狭くて混むのですよ。
〜考えた事〜
今回、人命を預かるので血眼で海中をマッピングして安全性も何とかなる且つ面白いルートを考えたのでだいぶ経験値が上がったと思う。
これぞ冒険の醍醐味だ。
これぞ求めていた冒険だ。
そして利根川も無事に海を泳ぐ魅力に狂わされてしまったようなので大変満足だ。
〜買い出しと風呂〜
時間いっぱい楽しんで「いやー、綺麗だったなー」を連呼し会話がループする我々は夕飯の買い出しと酒の調達に道の駅に寄る。
その瞬間、見つけたマグロのカマを炭火焼にし利根川がニコニコ顔で持って来た静岡麦酒で優勝することだけが生き甲斐となった。
天才!
そして優勝キメるにはまず身体をさっぱりせねば!という事で向かったのがキャンプ場近くの温泉である。
温泉宿であるが温泉のみもやっているらしい。
フロントで温泉のみと伝えるとやや戸惑った様子で何やら確認してくれる。
「今お客さんご飯食べてるからその間に入っちゃっていいよ」とフロントの方が言う。
これ、明らかに時間外だったパターンだ……!
ただもう多摩川も利根川もベッタベタのベッタベタで髪の毛に磯由来の栄養成分をトッピングしている状態だ。
ここで遠慮する選択肢はなかった。
料金は1人千円!で大きく綺麗な内風呂と露天風呂付きらしい。
たぶん正規ルートではない謎の入り口から通され案内されたのは女湯。
今日はなんか女湯に入るらしい(貸切)。
そのあたり髪の毛の栄養トッピングのベタつきが気になって聞いていなかった。
ごめんなさい。
さておき、湯に浸かる。
我ながらこの世の終わりのような声が出て少しびっくりした。
まず入ったのは内風呂だったのだけど、内装含め石積みっぽくなっており洞窟の様だった。
眩しすぎないオレンジの間接照明が心地良く、広々とした湯に浸かれば日中の疲れとともに魂の一部がまろび出てしまうのも無理はないと言いたい。
続いて露天風呂に。
屈んで入るような小さな木製の引き戸を横にずらすと湯気を吸った亜熱帯植物の瑞々しい緑と石造りの1人サイズな露天風呂が目に飛び込んで来た。
白熱電球一つで照らされたエキゾチックな庭園の様な空間がぼんやりと浮かび上がり幻想的だった。
湯は内風呂よりも熱めで体の芯から温まる。
何より湯に浸かりながら見上げる夜空の青さが格別の癒しだ。
ちなみに翌日、この温泉の事で利根川からとんでもない事実を聞かされる。
「多摩川さん、多摩川さん!あの露天風呂、チ○チンがあったよね!?」
「え……!?(アイエエエ!?チ○チン!?チ○チン何で!?)」
多摩川は目が悪くて気がつかなかったけど奥の方にチ○チンの石像があったらしい。
子孫繁栄的なアレだよね。
フロントの人からも聞いてないよ?
まあ、説明するにも「奥にチ○チンがありますけど大丈夫です」とも言えないよなぁ。
というか普通に神道的な理由における真面目なチ○チンだし態々言うほどでもない。
じゃあ、男湯には何が……という野暮な問いは駄目、ゼッタイ。
〜ヒリゾ浜②〜
逸る気持ちを教えてまずは浅瀬にて利根川の泳ぎのスキルを確認。
最初は不安を感じたけれど多摩川式訓練法で無理矢理形にしていく。
バディ組んでフル装備のガチ勢っぽい人が浅瀬で泳ぎの練習をしているのは傍から見れば少し面白いだろうが基本を疎かに出来ない。
心と体が壊れてもまだ再起するチャンスはあるが命が壊れたら問答無用で終了。
多少泳げるようになっても若干あぷあぷしてる節があるのでまずは足の着く水深でシュノーケルクリアの方法や泳ぐエリアの指定などを済ませる。
また少しだけ深場に連れて行き立ち泳ぎだけはしっかり出来るようにする。
ただ思ったよりもずっと上達が早かった上、懸念していた海流の流れる先にしっかり監視船やライフセーバーがたくさんいたので、少し時間が経てばそれなりの場所を泳ぐ許可が出せた。
利根川が休んでいる間、多少深場にも連れて行きたいので潮の速さや危険なポイント、また深くても岸に捕まって休めるポイントを重点的に探す。
〜ヒリゾ浜海中レポ〜
どれだけ描写出来るかわからないが今回の旅の最大の山場、多摩川謹製シュノーケリングルートを描写する。
スタート地点は内部に腰の高さまで水没した細い通路を持つ三角形の大岩だ。
暖かい海水に包まれながら砂地を這うように泳ぐとその中に入れる。
飛び出た珊瑚や岩を身をくねらせて5mほど泳いでいくと水深はやがて深くなりだんだんと離陸していく感覚になるのでまず最初に利根川を連れて行こうと思った。
半分水没した岩の亀裂を通り抜けているので側には珊瑚やイソギンチャクが着生している。
スタート地点としては相当にドラマチックで演出として魅力的だろう。
そうして大岩を脱出すると眼前に広がる深いブルー。
この先は中木の渡し船が行き来する水路でかなり深い。
トンネルの外でいきなり水深5〜7mになるので慣れていないとパニクる可能性もなくはない。
ただ、この解放感と浮遊感は筆舌にし難く、初体験なら尚更一生深く魂に刻まれるレベルだと思う。
本格的に深くなっていく水路は避け大岩の外周を辿るように泳ぐ。
半周した後、潮の流れに乗るように岩から離れると銀色の小魚の群れに突入する。
最大水深8m程の透明な青の中で前後左右全て小魚が陽光を受けて煌く様子はなんともファンタジックだ。
また近くを流線形で白色の体のギンガメアジが宇宙船の如く通りすぎるのでSFチックでもあった。
陸からは見えないが海中は入り組んでいて当然海の中でしかわからない起伏も多い。
海中を飛ぶ様に向かったのは珊瑚の森(便宜上、勝手に呼んでいる)だ。
いくつもの縦方向へ伸びる岩にイソギンチャクや珊瑚、海藻が揺らめき、その間を通り抜ける事が出来る。
ここもまた誰かにデザインされたかの様に飽きることのない空間だ。
立体構造故に潜水して隙間の暗がりを眺めるのも楽しい。
都合良くいつも何かがいるわけでもないけれど、そこそこの確率で大きい魚と目があったりと収穫も多い。
岩の上面がちょうど水面ギリギリまで伸びているポイントがあるのでそこで一休みをする。
人でごった返す浜も遠くに見え、ここが海のど真ん中だと再認識する。
次に向かうのは岩と岩に挟まれた海中の通路。
幅は5mほどで下には大きいハリセンボンが数匹いる。
潮の流れが今回のルートの中で一番速く、逆らって泳ぎ切る事で利根川の腕試しをするつもりで連れてきたのだが残念ながら敗退。
だんだんとハムスターが滑車を回す様を幻視してしまったのは本人には秘密である。
と言っても後退はしていなかったのでかなり惜しい。
予定を変更し再び潮の流れに乗り、当初定めた遊泳可能なエリアの最端まで移動。
これは浜の端から端までの距離となる。
水深は2〜4mあたりだろうか。
浅めなのにも関わらず50cmを超える大物が珍しくもないのはヒリゾ浜の特殊性を物語る部分だと思う。
今回見た中で一番大きな魚は70〜80cmはありそうな巨大なアオブダイ。
鮮やかな青と頭のコブが特徴的だ。
海底近くをゆっくりと泳ぐ様はなかなかに迫力があった。
〜中木港〜
多摩川の母方の家系図を辿ると、とある有名な神社に行き着く。
さらに辿れば天候を司るシャーマンにも辿り着く。
そう、多摩川は実は天気の子である!
とまあ強引なこじ付けであるのはわかっているが、実際あまり天気で苦労した事は無い。
いつも肝心な時に「晴れろ晴れろ晴れろ晴れろ」と念じれば、何か晴れてた気がするのだ。
で、結果から言うと2日目は晴れた。
数日前から朝まで続いた雨という予報はご都合主義よろしく見事に覆り、我々が海に辿り着く頃は照りつける日差しに海が輝いていた。
中木港、元は地元の人しか使わない小さい港だった面影があるがそれなりの賑わいを見せていた。
ファミリーも多いが水着で肌を露出する層は全体の2%程に満たない。
だいたいはラッシュガードやウェットスーツなどの装備が徹底されており全力で海そのものを楽しみにして来た様に見える。
そんな様子に好感を覚えつつ周りを見渡せば、潮風に色褪せた数軒の建物群に最低限の軽食屋とマリンショップが入っているのがわかる。
軽食は丼物、移動販売のピザ、パーラー等でかなり魅力的だ。
昼はどれを食べようか相談をしつつ、ついに念願のヒリゾ浜上達を果たすべく渡し船へと乗り込んだ。
〜ヒリゾ浜①〜
海路から浜に近付けば見える黒く鋭角な崖と深度によってエメラルドグリーンから深い青へと変化する海水のグラデーションのコントラストが鮮烈だった。
流石に透明度は伊達ではなく接舷した船の影が海底に落ちているのすら視認可能だった。
船着場から浜へのアクセスも少し特殊で、遠浅の海に浮いた火山岩に幅80cm程度の板をかけ水上を歩いていくスタイルだ。
それだけでアトラクション感があり冒険好きの少年心をくすぐる。
水深は浅く1m程だろうか、今すぐ足を踏み外して海水に飛び込みたい衝動を抑える。
10m程進んだところで人でごった返す浜に出る。
浜と言っても砂浜ではなく丸い石が重なったものだ。
歩きづらいのも人が多いのも別に構わない。
ただ早く海に入りたいとしか思わない。
ウェットスーツを着るのに手間取る利根川に焦らされながら装備を確認、早く海に入りたい。
2日目
〜朝・情報収集〜
「ワァーーーッ‼︎……ワァ」
朝、うなされた利根川のちいかわみたいな叫び声で目が覚める。
Twitterでたまに流れてくるのしか見た事ないんだけど結構ちいかわに似てたと思う。
割と自信がある。
そんな事はどうでも良いので本日の計画と海の状況の及び諸々の確認を行う。
と、その前にシュノーケリングポイントの説明を少し。
【ヒリゾ浜】
静岡県伊豆半島の最南に位置する浜であり陸路からのアクセスは不能。
最寄りの中木港から渡し船に乗り上陸。(7月〜10月運行)
火山地形なので海中はかなり複雑な造りをしていて潮の流れも速く、どちらかと言えば上級者向けのポイントだ。
もちろん遠浅ではあるので水深に気をつけて遊んでいれば子供連れでも大丈夫な事は確認済み。
そして海流の速さはゴミや淀みが留まりにくい性質もありその透明度は本州ではNO.1とも言われるほど。
また日本最深の駿河湾に隣接しており黒潮の通り道のため魚影の濃さもとんでもない。
アクセスの悪い土地ながらシュノーケリングや海水浴客が絶えない。
個人的な感想としてはあらゆる地形が小さなスペースに網羅された最高にご都合主義な海だ。
誰かゲーム制作よろしくレベルデザインした人がいるに違いないと多摩川を信じさせるには十分だった。
きっと海底洞窟はあるし伝説のポケモンもいる。
海の状況についてはサーファーやダイバーの使うサイトで潮汐、波の高さ、風の速さを確認。
満潮が12時、干潮が4時。
波高は1.2mで風速3.5m/s。
ついでに水温は24度と雨以外は理想的なコンディション。
続いて計画を立てる。
少なくとも10時には到着し3時間は初心者である利根川の練習の時間を取りたい。
また12時付近の潮止まりの時間は比較的安全なので都合が良い。
合間を見て自分でいろんなポイントを泳いでみて危ない場所、身の丈に合わない場所を把握する様にしよう。
もちろん、どれくらい利根川が泳げるようになるかで泳ぐポイントは変えるつもりだ。
それと多摩川はシュノーケリングというか泳ぐ事に慣れているしかなり得意な部類であるが、人に教えたことはほぼないので諸々確認しておかなければと気を引き締める必要があった。
とはいえ、まだ大きなちいかわが起きてくるまで時間がありそうなので体力確保にもう少し眠った方が良いだろう。
〜買い出し〜
我々は手早く荷物を下ろすとすぐに再び車に乗り込んだ。
明日のためにシュノーケリングの装備とBBQ用に買い出しをするという仕事が残っているのだ。
何でも売ってると豪語する最寄りの激安の殿堂MEGAドンキをナビに打ち込むと所要時間片道1時間半。
そして現在19時。
買い物の時間を含めると22時半に戻れれば御の字だろう。
今更ながら我々の計画性の無さに絶望感を覚える。
結果、買った物は以下。
・ウェットスーツ+足ヒレ
・チャッカマン
・牛サガリ
・豚肩ロース切り落とし
・和牛切り落とし
・エビ
・ステーキ
・ビール
・バカルディ・スパイスド(ラム酒)
・コーラ他ソフドリ
本当に何でも売っていた。
〜深夜のBBQ〜
22時半にバンガローに着き、火起こしを済ませ、実際に食べ始めたのは23時過ぎだった。
悪いとは多摩川も思っている。
だがこれだけは譲れない。
周りは賑やかムードからとっくにエモエモモードに移行し焚き火を眺めつつお酒を嗜んでいるが、腹ぺこヤクザと化した我々は煙と肉の焼ける匂いを派手に撒き散らした。
肉の表面が焦げ、脂が爆ぜる音。
覚悟が違う。
野菜は要らねえ。
肉と酒だけで腹を満たすんだ!
今邪魔するやつはぶっ殺す!
肉も酒も美味いのは当然として多摩川ハウスで本領を発揮出来ずにいたオイル式ランタンもColemanのチェアも活躍してるのも個人的に感無量だった。
自分で選んだギアを使いつつ好きなだけ飲み食い出来るのはこういう時に限られる。
初日
〜集合、そしていざ出発〜
11時に手配したレンタカーでどんよりした天気の中、伊豆に向けて走り出す。
ただし多摩川は免許を持っていないのでお座り係長だ。
この時点で慰安旅行というのはただの建前に成り下がり、基本的には多摩川が多摩川の行きたい場所とやりたい事を告げて利根川に運んでもらうというわがままスタイルになっていた。
なので「これって自分がしんどそうにしてたから誘ってくれた?」と聞かれた時には「違う」と返した。
町田辺りで無事に渋滞に巻き込まれて予定到着時間はすくすくと伸びていった。
夏っぽい選曲という事で選んだヨルシカが「最低だー!最低だー!」と車内に響き渡る。
でもね、多摩川が楽しそうに笑ってるだけで救われる何かがあるんだよ。
きっとそうに違いない。
〜河津七滝オートキャンプ場〜
馬鹿だからわっかんねえけどよぉ……伊豆まで2時間くらいって言ってなかったっけ?
今18時過ぎてンだけど。
そう、我々は馬鹿だからわからなかったのだが、伊豆まで結局7時間かかった。
ついでに言うと馬鹿なのでロイヤルホストが気軽に入るには価格設定高めなのも今日知ったし、宿泊予約サイトで変なハンドルネームを使うと宿へ連絡する必要性がある時に詰む事も今日学んだ。
とはいえ、なんとか無事に宿に到着。
今回の宿は河津七滝オートキャンプ場だ。
渓流と黒々とした杉林、そして鬱蒼と茂るシダ類と煙る雨がまるで異界に入り込んだかのようで多摩川のテンションを高まらせた。
到着時間とかいう多少の誤差と雨の事は気にしない。
とにかく旅の醍醐味はやっぱりこの非日常感だと思う。
日常から解放されるには日常の中じゃダメだ。
物理的に解放されてようやく気持ちも解き放つことが出来るんだと思っている。
数軒が隣接したタイプでこじんまりした三角屋根バンガローが今回の我らの城だ。
ありがたい事に入り口前に屋根が張り出していて流し台も完備している。
ここをBBQスペースにしろと言われている感じであり実際に左隣のファミリーが団欒中だった。
ホテルに泊まるような利便性や快適性は全くないけれど、それが良い。
右隣のおじさんもアウトドアチェアに腰掛け「そうだそうだ」という顔をしつつ石像のように微動だにしない。
完全にキマっていた。
多摩川もはやくそれになりたい。
旅レポ
旅の目的
旅に出る時、いつも何か目的を設定している。
別に無くても良いけど、何となくそれがあれば旅が引き締まる気がするからだ。
そして今回の旅の目的は2つ。
一つめは働き疲れで心と体を破壊されかけている同業の友人である利根川(仮名)のリフレッシュ。
二つめは以前の旅から多摩川が導き出した理論「旅における最高のスパイスは一握りの恐怖」、これを証明する事。
多摩川はこう考える。
それなら2つの目的を手っ取り早くガッチャンコさせれば良いじゃない、と。
そうそう、人間、日常生活の悩みなんか生物的な危機感の前ではどれも些細なものだ。
最高の景色の中で、しかも生物的に必死になって生きてる時に雑念など持ってる余裕は無いだろう。
とすれば海、川、山?島?
海に行きたい。
ああ、海で一日中シュノーケリングがしたい。
そう思った時、多摩川は利根川の慰安旅行という目的を1ミリも覚えていなかったが、代わりに矢継ぎ早にメッセージを送り付けていた。
「利根川さん、泳げる?どれくらい泳げる?具体的には何時間泳ぎ続けてられる?」
「25メートルが精一杯」
「いいね、じゃあ伊豆に行こう。伊豆で一日中シュノーケリングしまくろう。出発は今週の3連休の土曜日ね!」
天気予報には見事に雨のマークが並んでいた。
【決まったガバガバ計画】
・車で2泊3日の伊豆旅行(ヒリゾ浜)
・初日に装備含め買い出し+余裕があれば泳ぐ練習
・2日目はひたすら泳ぐ+バーベキュー
・3日目は泳いだ後に帰る
だって…4000円の元取らなきゃいけないから…そんな高いと思わんかったんよ…
(違う)
体重計乗ったらなんか2キロ減ってたので
明日の焼肉ぱーりぃでは3キロ食べて大丈夫ですね!
>> 796
猫の砂買ったから金ください言ったら不機嫌w
餌代とか色々払ってるから金くれってもらったw
まあ、砂買ってくれと頼まれてた訳じゃなかったがw
私が買った日の次の日に妹が買うつもりだったんだけど、砂があまりにも少なすぎて私が臨時で買った
今日は頑張って!割と英語で喋った!!!!
本日のハイライト
先“Where will you study during summer vacation?“
は”At school or at juku.(ドヤ顔)(家から出るのtediousすぎと主張してそれでも受験生かぽめえとイジられていた)“
先“From morning?”
は”………I’ll try(消え入りそうな声)”
先”wwwwwwwwww“
ほーんと、受験生なのにねぇ…もう7月でございますわよ…(絶望)
こう見えてLINEはちゃんと
ひとつにまとめて送るタイプです
もはや本人であれ
まじで脳みそバグる