2日目
〜朝・情報収集〜
「ワァーーーッ‼︎……ワァ」
朝、うなされた利根川のちいかわみたいな叫び声で目が覚める。
Twitterでたまに流れてくるのしか見た事ないんだけど結構ちいかわに似てたと思う。
割と自信がある。
そんな事はどうでも良いので本日の計画と海の状況の及び諸々の確認を行う。
と、その前にシュノーケリングポイントの説明を少し。
【ヒリゾ浜】
静岡県伊豆半島の最南に位置する浜であり陸路からのアクセスは不能。
最寄りの中木港から渡し船に乗り上陸。(7月〜10月運行)
火山地形なので海中はかなり複雑な造りをしていて潮の流れも速く、どちらかと言えば上級者向けのポイントだ。
もちろん遠浅ではあるので水深に気をつけて遊んでいれば子供連れでも大丈夫な事は確認済み。
そして海流の速さはゴミや淀みが留まりにくい性質もありその透明度は本州ではNO.1とも言われるほど。
また日本最深の駿河湾に隣接しており黒潮の通り道のため魚影の濃さもとんでもない。
アクセスの悪い土地ながらシュノーケリングや海水浴客が絶えない。
個人的な感想としてはあらゆる地形が小さなスペースに網羅された最高にご都合主義な海だ。
誰かゲーム制作よろしくレベルデザインした人がいるに違いないと多摩川を信じさせるには十分だった。
きっと海底洞窟はあるし伝説のポケモンもいる。
海の状況についてはサーファーやダイバーの使うサイトで潮汐、波の高さ、風の速さを確認。
満潮が12時、干潮が4時。
波高は1.2mで風速3.5m/s。
ついでに水温は24度と雨以外は理想的なコンディション。
続いて計画を立てる。
少なくとも10時には到着し3時間は初心者である利根川の練習の時間を取りたい。
また12時付近の潮止まりの時間は比較的安全なので都合が良い。
合間を見て自分でいろんなポイントを泳いでみて危ない場所、身の丈に合わない場所を把握する様にしよう。
もちろん、どれくらい利根川が泳げるようになるかで泳ぐポイントは変えるつもりだ。
それと多摩川はシュノーケリングというか泳ぐ事に慣れているしかなり得意な部類であるが、人に教えたことはほぼないので諸々確認しておかなければと気を引き締める必要があった。
とはいえ、まだ大きなちいかわが起きてくるまで時間がありそうなので体力確保にもう少し眠った方が良いだろう。