>> 454
するどい!
143試合というより、規定投球回数ですね。
K/BBはシンプルかつ優れた指標だと思っていたのですが、
ひょんなきっかけで「弱点」もあることに気づきました。
まず、ひとつの奪三振のプラス度合いと、ひとつの与死球マイナス度合いが考慮されてない。
(投手同士を相対化する際には便利だけど、数値単体では意味を持たない)
またそれとは別に、仮に極端な例を挙げますと、年間ローテを守った先発投手が、
シーズン通して奪三振5、与四球が1だったとします。
するとK/BBは5.00となり、その数字自体は優秀なのですが、
あまりに三振と四球が少ないがために、シーズン通してみたら、
それらの影響は微々たるもので、それ以外の要素によって投球の良し悪しが決まることになります。
だとしたら他のローテ投手が100奪三振、20与四球でK/BB5.00だった場合と同じ評価をにはなり得ません。
そこで思いついたのが、奪三振で得たプラス分から、与四球で失ったマイナス分を差し引き、
各投手が仮に143イニング(規定投球回ピッタリ)を投げたら、どれだけのプラス分が残るのか、
という考え方です。
最初は三振で奪える相手の得点期待値と、
四球で与えてしまう得点期待値の損益バランスを厳密に計算しようとしたのですが、
それだと係数が難しくなりすぎて、計算方法を人に伝えづらい。
そこで「だいたいでいいや」と、円周率を3.14とする感じで係数を簡単な数字に置き換えました。
なので数字に多少の誤差は生じていますが、ほとんど無視していいレベルには落ち着いてると思います。
西勇がこの指標で意外と伸びないのは、奪三振の頻度の少なさにあります。
与四球との比率(K/BB)だけを見たら平均以上ではありますが、
そもそも奪三振の絶対数が少なく、与四球はもっと少ないからこそ生まれる比率です。
先に書いた極端な例にも挙げました、プラスも少なくマイナスも少ない場合、
トータルで得られる損益も少ないということですね。
ですから西勇の場合は、いかに被弾しないかにかかってます。
実際に今季は被本塁打率が非常に低いので、好成績となっています。
あとはBABIP(運?)次第ということになりますが、今季の西は運も味方につけています。
今回考えた指標はK/BBの発展版という趣旨なので、
BABIPは無関係ですし、被弾率も考慮に入れてません。
よって投手の能力のすべてを表せてるわけではありませんし、
西のように実際の成績と比例しないケースも当然出てきます。
ただ、それを言ってしまうとあらゆる指標がそうなわけであって、
あとは相対的にどれだけの確度で投手の能力を表せているか・・だと思うわけです。
その意味で、K/BB以上、FIP未満かな・・と。
少なくとも防御率や被打率なんかと比べたら、
余裕でこっちの指標のほうが確度が高いんじゃないかな??と個人的には思ってます。
うわっ、長っ!
長いわりに説明がヘタクソすぎですね(汗
失礼しましたー!
すらすら読めました
でも私読解力に自信ないので三度読みました(笑)
三振と四死球から得られる143回あたりの損益を
相手打線から奪える得点期待値で表してる
という理解でいいですか?
アネゴ風の話
わかってくれてどうもです。
私なめられやすいタイプなんで
すぐにポジションとられちゃいます(笑)
うわっ、
怖っ、ヤバっ
恥っず~~~!!
「という理解でいいですか?」も何も、そのまんまですやん!
「三振と四死球から得られる143回あたりの損益を
相手打線から奪える得点期待値で表してる」
たった2行で完結。
それを僕は長々と・・(汗
キャ~!(悲鳴
恥ずかしww
でも内容は伝わって良かったです♪
(そもぞも自前のセイバー指標とか、どーでもいい話ですがw)