【柄の悪い二人組の男】
これは「TOUGH 龍を継ぐ男」に登場する不良三人組ですね。
元ネタと違い“未遂”に終わっているのは十字傷の少年のお手柄といえます(ただ、剣が制止しなかったらホントに撲殺されていたかもしれません)
あの漫画はネタにされる部分も多々ありますが心に残る場面もあって、何より画の迫力がすごいので…私も単行本派ながら割と毎巻楽しみにしています。
【十字傷の少年】
これがアクセル枠かな?と思いましたが後書きを読むにその通りでした。
正義感はありつつもかなり凶暴で、ここからいかにしてスーツを纏うようになるのか?シェリー博士たちとどう絡んでいくのか?
予想が難しいですね。
あと、滑舌が悪くなっている時に結構とんでもないことを口走っています(汗)
【シェリー・ブロッサム】
イラストの背景がドラえもんの時空間(タイムマシン使用時に通るあの空間)っぽいですが、シェリー博士は要素だけ抜き出すと「青色」で「22世紀」から「タイムマシン」で来ているので…
結構ドラえもん度が高いような気がします(?)
「裸で来たんですか?」の下りでは、周囲の物が焼き切れたり燃えたりしている中で全裸の博士がしゃがみ込んでいる光景を想像してしまい笑ってしまいました。
【レプリロイド】
作中では生成AIのことに触れていますが、AIも介護のような物理的な仕事に関してはまだまだ人間を代替できないようです。
「鉄腕アトム」ではロボットをわざわざ人型に作る理由について「人間の形をしていると人間の仕事がしやすいから」と説明されていましたが、現実でももしかしたら、色々な物が人間の形状に合わせて形づくられている事が足枷になっているのかもしれません。
危険な製造現場、レスキュー、介護といった所にレプリロイドのようなものが居てくれると、きっと大助かりだろうと思えます。
【氷藤狼牙】
想像していたよりも結構オラついた風貌でちょっと驚きました。
元ネタであるヴォルファングの「他人の嘘に嵌められて処分された」過去を考えると、「自身の“嘘吐き”の評判を利用して曲がりなりにも人助けを行う」氷藤の行動は元ネタとうまいこと対になっていると思います。
また彼のモチーフについて私は「ウソつき+氷」という事でイナラビッタが元ネタではないかと予想しましたが、見事外しました。残念。
【氷藤をシメる玲】
玲の服装が赤いこともあって「ごくせん」を彷彿とさせる一幕です。
氷藤もヤクザを脅しに使うからにはヤクザに対して“優しい人たち”などというイメージは持っている筈がなく、玲からビデオ通話の画面を向けられた際には自身の名字のごとく凍りついたことでしょう。
馬場丁司の手を借りて氷藤へのイジメを収める場面では
「『共に』これを制した」
と書かれているあたり、もしかして玲自身も腕っぷしを振るっていたりして…?
氷藤は作中でも言われたように、道を踏み外して取り返しのつかない事になる未来も大いにありえた訳ですし、彼にとって玲や汰威超組の人々は(威圧によって)軌道修正してくれた存在と言えるでしょう。
【沖藍竜太】
元ネタからしてXシリーズ中だけで2度も破壊されている上に、ロクゼロ1→2の間ではパワーアップが失われるほどボロボロになっていて、それでも戦い抜いているので
「どんな病気や怪我からも必ず生還する生命力と運も併せ持ち裏社会に刻んだ爪痕は数知れず」
となるのも頷けます。
組随一の強さと凶暴さを持つ男…から生まれたにしては玲はかなり穏当と言えますが、母親と思われる女性自衛官がきっとうまい具合に中和したのでしょう。
現・汰威超組組長との決闘の際はさすがに相手の片腕をもぐまでは行っていないでしょうが、それでもかなり激しい闘いを演じたことは想像にかたくありません。
それに決闘は廃工場とか倉庫とか、そういった場所で行われていそうです。
【劾の母親】
稲舟高の元番長ということで、Xシリーズの女性キャラで番長と言われそうな人物となると、パッと思いつくところでは2名程いますが…
果たして誰が来るか?
【地デジラフの任務】
マスコットキャラ・地デジラフの誕生経緯がいかなるものか、こちらの世界の地デジカ同様に本来の宣伝担当が何かやらかしたのか初めからPRキャラとして生み出されたのか…
嘘ニュースで街を混乱と糠喜びに陥れるジュラファイグ。
我々の現実でもAIを用いたフェイクニュースがネットでばら撒かれたりしていますが、テレビでまでこういうことをやられると大混乱は必至ですね。
【嘘ニュースの内容】
いろいろとネタが散りばめられていますが、読んでいて分かった範囲では…
・新型コロナウイルスΣ株
→お馴染みのシグマウイルス。
現実の方では「Σ」まで行く前になにやら命名規則が変わったようですが、そのへんはよく分かりません。
・AI技術者、蝸牛晶
→「X2」のクリスター・マイマインでしょうか。
視聴者のリアクションは「魁!!クロマティ高校」の有名なセリフからですね。
・人気音楽ユニットのTHREE-MIX
→アクセル役の高山みなみさんの音楽ユニット、TWO-MIXですね。
個人的には「新機動戦記ガンダムW」のイメージです。
・陽咲紫安
→あとがきにも有ったように「推しの子」の星野アイ。
ただ元ネタ的に子供がいるのはウソではなさそうな…
・ギガマンシリーズ
→ロックマンシリーズ。
どうやらこの世界では無印「9」「10」「11」に相当するものがリリースされていない模様です。
【剣VSソクホーテム】
小さな子供がソクホーテムを指差し、危険なワードを叫んでいます(汗)
しかも場所も檜町公園。
濡れ衣映像を流され、窮地に陥る氷藤。
嘘つきの評判を払拭せずに有効利用し人助けをしてきた彼ですが、その行動がここに至ってピンチを招くのがつらい所ですね。
そして剣とソクホーテムの戦い。
パターン読みと、安全地帯や攻撃の予備動作を覚えることはロックマン(そしてアクションゲーム全般)において必須ですが、落ち着いてそれらをこなす剣の実力が光っています。
【剣VSジュラファイグ】
剣とジュラファイグが戦闘を繰り広げる中、
五里石の計らいで追手の人々と和解を果たす氷藤ですが、彼も劾・玲の言葉を受けて反省をしたのだろうと思います。このシーンにそれが現れていますね。
そしてジュラファイグの奥の手。
ゲームにおいてボスキャラとの戦闘には「追い詰められたボスが本気を出す」がつきものですが、このジュラファイグもそういう物をきっちり用意していたという訳です。
ジュラファイグから剣への
「ロックマン、オレが設置したアンテムポールは全部壊したか?」
という問いかけは、アンテムポールが残っていることを把握した上で言っていそうだな…と、個人的になんとなく思います。
【後日、氷藤】
珍しい体験は人に聞かせたくなってしまうものですが、内容が内容だけに信じては貰えない模様。
それに言っているのが氷藤なので尚更です。
それでも氷藤の「嘘はなるべくやめるという」決意は確かだろうと思います。これから信じてもらえるようになるかは、彼のがんばり次第…でしょうか。