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エルフミッション第20話「延長戦」 / 5

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【カイゼルシャフト】
奥の手のさらに奥の手を出してきたヘルシャフト、何話か前で持ち出していた「貴重品」とは追加のエルフ細胞だったわけですね。
メタシャングリラ構成員からは神々しいと言われていますが、なかなか醜悪というか、トラストの言うように怪物にしか見えません。

カプコン作品で言うと「バイオハザード2」のウイリアムを思い出します(アレとは違って自我を保ってますが)。

【死合開始〜ヘルシャフトの鼻血】
人間をやめるだの人間ごときよりも上位だの言いつつ、人間として(学生時代)の経験を存分に活かしていく姿勢にやや滑稽さが漂いますが、その力は驚異的。

トラスト“監督”の采配により優勢になり始めたときは「これはいけるか?」と思ったのですが、直後のシナモンが倒れたシーンで「まずい」と思わされました。
長丁場のボス戦のさなかで回復アイテム、あるいはサブタンクが底を突いた時の事を想起させられます。

そして鼻血。
そうなるだろうなとは思っていましたが案の定、パワーアップの代償がヘルシャフトの体にのしかかって来ます。
しかし肉体のダメージを厭わず戦いを続行するあたり、怪物と成り果てても妙な主人公臭さは健在ですね。

【サイバーエルフ融合】
ここに来て遂に元ネタ同様の力と名を得る4コマンダー。
あくまでサイバーエルフということで姿に関しては人魂状であるようですが、ロクゼロ本編でサイバーエルフエックスが時折人型をとっていたように、この“四天王”も時折元ネタのような形のオーラを発していそうです。

【バイルの指示、プログラム送信】
普通に考えれば、状況打開をかけた一手…しかしやっているのはバイルです。
完全に面白がっていますね。

【ファイナルスマッシュ】
聞くところによるとスマブラでのロックマンの必殺技がこんな感じだったようですが、もしかすると実際にそれが元ネタなのでしょうか?

おそらく歴代のロックマンであろう、数人の姿と共に放つ一撃。
ヘルシャフトもついに撃破と相成りましたが、その今際の捨て台詞は只の負け惜しみと切って捨てることはできないかもしれません。

【トラスト回復】
レジェンドピッチャーの力を使うとマズいのだと再三言っていただけに、トラストが動かなくなった際には「やはりこうなるか」と思ってしまいました。
しかし結局はトラストを始めとして、大ダメージを負っていた者も皆回復することができ、全員が生存することができましたね。

ただ問題はメタシャングリラ陣営のほうで……

【シェルター内部】
まんまと逃げおおせたDr.Vもといバイル(実際は思いっきりハンター陣営の懐に居る…)とは対照的に、メタシャングリラ構成員の末路は酷いものですね。
この有様を見ると、ヘルシャフトの散り際がだいぶ幸せに思えます。

結局負けたとはいえやりたい放題やって、エルフ細胞の力を存分に振るってみせた彼は、能力的にも肉体的にもそれなりの器だったと言えるでしょう。

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