したり顔の土佐の長宗我部
藤目の城を落としたり
その火はやがて飛び火して
粟井(あわい神社は焼け落ちて
未だ煙を吐きながら
焼け焦げた柱は
炭となり
古(いにしえの柱の木肌
神の大きな哀しみに
黒のあわいは
煙と共に
空の青さに混じりおり
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したり顔の土佐の長宗我部
藤目の城を落としたり
その火はやがて飛び火して
粟井(あわい神社は焼け落ちて
未だ煙を吐きながら
焼け焦げた柱は
炭となり
古(いにしえの柱の木肌
神の大きな哀しみに
黒のあわいは
煙と共に
空の青さに混じりおり