きくくち

《蝕》 / 2

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投稿ありがとう。
 
視線と語韻のスライドのさせかたが巧いなとおもいました。
(ひとつ前に白川ユウコさんが投稿した「透明な注射器」ともすこし似ている)
 
ただ、全体として、
ちょっと狙いすぎな部分(「夜間」等)と
勢いが一回り半している部分(「建前の~」等)が
あるようにおもいます。
お題を消化する動きのなかで、詩の背骨がちょっとぐらついている。
 
たとえば「パズル」は冒頭ですでに
一般の絵面じゃなくクロスワードを示唆しているから、
その伝で押していっていいし、
3つお題があるなら「テーマ」「モチーフ」「ギミック」をはっきりわけると着地させやすいかな。
 
ひとつひとつの表現であったり、
イメージの接続はやはり独特のものが
あるとおもうのですこしもったいない気がします。

そして、これはわがままだけど、
個人的には、テーマ由来じゃないものも読みたいな、とおもう。
 
どうしてかというと、
テーマが(特に複数以上)あると
詩の評価として「いかにそれを咀嚼したか」
という切り口が出てくるので、
それこそパズルじゃないけど、
詩作がゲーム的になるんだよね。
(そのこと自体は何も悪くない)
りっちゃんが素で書く詩に興味があります。
  
いろいろ言ってごめん。
今後もたくさん読ませてね。

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