ゴブ山のゴブリン盗賊団 導入
君達は、盗まれた《太陽の指輪》を取り返すよう依頼された。
《太陽の指輪》を盗んだのは、ゴブリンのミグ。
ゴブ山を拠点とするゴブリン盗賊団の首領である。
ゴブ山にいるミグを倒して、指輪をとりかえせ!
冒険パートの目標
・戦闘パート(ボス戦)開始までに《太陽の指輪》を取り返す。
(取り返した指輪をカードとして使うことは出来ない。)
・「敵の情報」を5つ以上手に入れる。
(敵の情報はパーマネントでもカードでもない)
・初期値以上のライフで、戦闘パートを開始する。
(ライフはPC全員が共有で、初期値はPC人数×20点)
ゲームの進め方
ゲームブックに近いシナリオ。GMなしで遊ぶことが可能。
冒険パートの先攻ターン(GMターン)
GMは、ページの一番上に書かれたストーリーを読む。
GMなしでプレイする場合は、対戦相手あつかいのGMがいるものとして、PLがストーリーを読む。
GMターン中、PCは、以下のことが可能。
・シナリオで求められた行動判定
・対戦相手のターンに可能なこと
例:インスタント呪文を唱える、能力の起動、ブロック
冒険パートの後攻ターン(PCターン)
PCは「行動の選択肢」の中から行動を選んで実行。
その後「結果」と書かれた部分を見る。
一つの行動の結果が出たら、自分がまだ選んでいない、別の行動を選ぶことが出来る。
この流れを、選びたい行動がなくなるまで行う。
このシナリオでは、「難易度3の赤判定」を「赤判定[3]」のように省略する。
PCターンの終了時、PCは、次の行き先を決める。
行き先は、ページ末尾の「行き先選択肢」に書いてあるもの、あるいは、特定の行動をとったときに新たに現れるものの中から選ぶことが出来る。
ただし、行動の結果に「新しい行き先○○を選ぶ」と書かれていた場合、次の行き先は、必ず○○を選ばなければならない。
戦闘パートは、通常と同じ。ただし、ボスは通常のデッキではなく、疑似大群デッキ。
ルール詳細
使えるデッキ
使えるデッキフォーマットの制限はない。
ただし、1パック+5種類の基本土地3枚ずつのミニマスターがお勧め。
PCの人数
1人~3人
ミニマスターのデッキなら2人以上がお勧め。
ライフ
初期ライフはPC人数×20点。
冒険パート戦闘パート共に、ターンとライフは共有。
マナ、パーマネント、手札等のリソースは共有しない。
(双頭巨人戦と同じ。)
使用する道具
MtGデッキ(各PCに1つずつ)
6面体サイコロ1つ(ボス戦に必要)
メモ帳(「敵の情報」の取得数をメモ)
ライフカウンター(なければメモ帳でも良い)
トークンの代わりになるカード5~10枚(ボス戦で使う)
トークンのカードが4種類あると、さらに便利!
食物・トークン、手掛かり・トークン、宝物・トークン、ゴブリン・トークン。
トランプを用意して、ハート食物、クラブ手掛かり、ダイヤ宝物、スペード名前有りカード、裏面ゴブリンとすると便利。
Q&A
Q.GMがブロックしたり、呪文や能力の対象を選んだりする際、条件に合う選び方が複数存在する場合は?
A.複数存在する選択肢の中からランダムに選ぶ。
Q.冒険パートでGMが呪文を唱えるときのマナの扱いは?
A.呪文や能力を使うときのみ、必要最低限のマナだけがマナプールにあるものとする。
大群デッキ戦の場合のように、呪文以外の支払いにも使える無限のマナが常にあるわけではない。
シーンで特に言及がない限り、GMは土地をコントロールしていない。
Q.「本体へのダメージ」「本体ダメージ」とは?
A.通常のMtGの試合で言う「ブロックされなかった攻撃クリーチャーが、プレイヤーに与える戦闘ダメージ」のこと。
「本体ダメージ」「本体へのダメージ」という呼び方は、シナリオ内での便宜的なモノ。
Q.ゴブリン・トークンとは?
A.ゴブリン・クリーチャー・トークンのこと。
字数を少なくするため、クリーチャー・トークンの「クリーチャー」部分を省略している。
他の種類のトークンでも、同様に、トークンの情報の一部を省略している場合がある。