戦闘パートでは、PL(PC)がGM(シナリオのボス)とMtGで真剣勝負します。
「MtGでtrpg~パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ~」はMtGのハウスルールです。
そのため通常のtrpgと違い、GMも、本気で勝ちに来ます。
また、通常のMtGと異なる点として、冒険パートで3つの目標を達成できたか否かによって、PCが有利になったり不利になったりします。
具体的には、以下のような手順で進めます。
戦闘パート-1 アイサツのロールプレイ
GMとPLが、お互いにアイサツした後、キャラクターとして宣戦布告の短いロールプレイをします。
アイサツの例。
「ドーモ、(PC名)=サン、(ボスの名前)です。
よろしくおねがいします。
俺の計画を、かぎ回っていたのはお前か」
「ドーモ、(ボス名)=サン、(PC名)です。
よろしくおねがいします。
その通り。お前の悪事は、俺が阻止してやる!」
このアイサツには「ストーリーと、MtG対戦の区切りをつける」という意味があります。
ゲーム開始のアイサツをしてからゲーム終了のアイサツをするまでの間は、GMとPLであると同時に、MtGの対戦相手同士です。
共に、全力で、真剣にMtG対戦を楽しみましょう!
ストーリーの流れを引きずって、感情的にならないよう気を付けましょう。
戦闘パート-2 ペナルティとボーナスを決める
今回の戦闘パート(ボス戦)につくボーナスとペナルティを決めます。
まず、冒険パートの3つの目標が、達成されたかどうかをチェック。
3つの目標が達成できたか否かによって、以下のボーナス、ペナルティがつきます。
先攻・後攻目標
大成功:PL側が、先攻、後攻を決める。
成功 :先攻、後攻を無作為に決める。
失敗 :GMが、先攻、後攻を決める。
ボス情報目標
大成功:1戦目前に、ボスのデッキリストを見た上でサイドボード使用可。
成功 :1戦目前に、ボスのデッキリストを見ることができる。
失敗 :ボスのデッキリストを見ることは出来ない。
マリガン目標
大成功:1回目のマリガンでは、手札が減らない。
成功 :通常通りマリガンできる。
失敗 :必ず1回マリガンをしなければならない。
冒険パート中、敗北したPCへのペナルティ
3つの目標による、ボーナス・ペナルティを確定した後は、直近の冒険パート中に、1回でも敗北条件を満たしたPCがいるかどうかを確認します。
1回でも敗北条件を満たしたPCがいる場合、ペナルティが課されます。
ペナルティ内容は、以下の内のいずれかで、シナリオごとに決まっています。
1.敗北条件を満たしたPCは、2回目の、自分(敗北条件を満たしたPC)のターンが始まるまで、土地を出せず、呪文を唱えられず、能力を起動できない。
2.ボス戦が、2本先取の3本勝負の場合、ボス側が1本取った状態でボス戦を始める。
PCの人数による、ボス側へのボーナス
PCの人数が、ボス側より1人以上多い場合、ボスは、試合開始前に1ターンの準備ターンを得ます。
準備ターンにおいて、ボスは、PCに影響を与える行動はできません。
また、準備ターンのドローフェイズでは、カードを引くことができません。
また、ボスが1人でPC側が2人以上であった場合、多人数戦のルール通り、ボスは、1回目のマリガンで手札を減らしません。さらに、先攻1ターン目のドローフェイズにもカードを引きます(準備ターンでは、先攻後攻関係なくドローフェイズはなし)。
戦闘パート-3 試合開始
通常のルール通り、MtGの試合を開始します。
試合が終わるまでは、通常のMtG対戦と全く同じです。
戦闘パート-4 戦闘パート終了
1つの試合の決着がついた時点で、戦闘パートは終了します。
「ありがとうございました」とアイサツをしましょう。
通常は、戦闘パートが終われば、シナリオ自体も終了です。
GMは、戦闘パートの結果に応じて、PCにシナリオの結末を説明します。
PLが勝った場合は、ボスのPWが倒されて事件が解決。
ハッピーエンドです。
GMが勝った場合は、ボスのPWが目的を達成します。
PCたちは、からくも、プレインズウォークで逃亡したということになります。
一方、PLは、シナリオを終えたPCがどう行動するかについて、短いロールプレイをします。
戦闘パートで勝利した場合は、祝杯をあげて、新たな次元へプレインズウォークするのかもしれません。
勝利できなかった場合は、逃亡した先の次元で、ボスへの雪辱を誓うことになるでしょう。