ジャンルごちゃまぜ。 オリジナルも、二次創作も。
ネタ帳なので、続くかもしれないし続かないかもしれないよ。 ゆっくりゆっくり書いていきます
ネタを提供してくれれば書くかもしれないけど期待しないでね。 ご自由にコメントどーぞ
いやまさか。 ちらりと見えた──見てしまった隣の君の画面には、見慣れたサイト。
──ミバちゃんねる
元はMiiverseの代替サイトとしてzawazawaでほむらくんが作成し、現在は冬将軍が運営者を務めるサイト。
それはもう、とっくの昔に生活の一部となり、かけがえのない存在となった、僕の愛するサイトだ。
ふと隣を見れば、彼女は肩を小さく振るわせていた。一瞬泣いているのかと思ったが、どうやら違うらしい。 笑っていたのだっだ。
なせだろうなせだろう。 僕はポケットから自らのスマホを取り出し、慣れた手つきでミバちゃんねるを開けば、それはすぐにわかった。
こんな昼間に、誰かがSSを書いていた。 それを流し読みするとまぁ、確かに面白かった。 地の文は一切なく、台本書きだったのだが、それが逆に引き立たせていた。ぽんぽんと進む会話は、まるでコントを見ているようで、テンポもよくスムーズだ。
学校だから抑えているものの、もしもこれが家ならば 彼女のように爆笑していたかもしれない。
さらりさらりとスクロールしていくと、コメントが下にいくつかあった。 いちばん下にあるコメントは、女性ユーザー・Apple pay(アップルペイ)のもの。 投稿時間を見れば、今から3分ほど前だった。
──なるほど。
彼女が、あの(・・)Apple payか。
あーだめだ 全然思い付かない
最後に「てめーもミバちゃん民かよおおおおお!!!」って絶叫させたかったの
ミバちゃんねる。 わたしの好きなサイト。
あの場所にわたしを否定するひとは誰ひとりとしていなくて。 わたしを誰かに重ねるひとはいなくて。 わたしを、わたしだけを見てくれる。 夢のサイト。 わたしが愛するサイト。
だけどわたしは見てしまった。 見つけてしまった。
幸せの青い鳥。 Twitter。
でもそれは今は、「幸せ」の青い鳥なんかじゃなかった。
わたしの知り合い。 わたしの好きなひとたち。
彼らは、わたしに牙をむいた。 かわいい小鳥が、かわいい小鳥だと思っていた存在が、恐ろしい猛獣に変化した。
多分あれは、もともと小鳥じゃなかった。 わたしの前でだけ、小鳥になっていた。
彼らはもともと猛獣。 人に害を与える猛獣。
見てしまったわたしは、彼らから逃げることにした。 逃げるしかなかった。
わたしはかわいらしい兎なの。
小鳥だから、大切にしてたのに。
溢れ出す涙と雨雲は、鳥と同じ青い色をしてなかった。
わたしと同じ、わたしのこころと同じ、濁った灰色。
涙も、雨も、同じ雫に変わって地面に染み込んだ。
藤遊と俺
先に言われてしまった……まあ、書くわ
書くのか…
僕の体に「ナニカ」がいると母に教えられたのは、僕が15の時だった。
母はそれを「呪い」だと語った。 僕の家に代々伝わる、「色欲の呪い」だと。
母いわく、それは「男女問わず人を好きになってしまう」呪いらしい。 素晴らしいことだと僕は思ったが、どうやらそれはそんな程度ものじゃなかった。
──誰であろうと 好きになり、誰であろうと好かれる──
──呪いが発動している間は自我を保てなくなり、あらゆるものを魅了する力を振り撒く──
恐ろしい能力だった。 いつ発動するのかすらもわからない、邪悪なものだった。
僕は何度も理性と本能の間で揺らいだ。 心の中に住まう「悪魔(ナニカ)」が、我に委ねよと囁いた。
──初めてその力を使ったのは、クラスメートだった。
それは一瞬だった。 笑ってしまうほどに簡単だった。
しかし僕はあふれでる情欲に耐えられず、そのクラスメート以外の全員も貪った。 でもその時の僕にはなんのデメリットにもならず、それは他の人たちも同じだった。
素晴らしい力だった。 だがこれは「呪い」なのだと実感した。 悪魔に心を捧げているようだと、比喩でもなんでもなくそう感じた。
それから数年が過ぎて成長して。 僕はその時もなお、呪いに苦しんでいたが、ある程度抑制ができるようになってきていた。
.
……だからこそ、油断した。
──いんく。 彼女を魅了しかけていた。
こんなことは久しぶりだった。 家の近所だったり、家の中で発症したなら、いつものように 家の中で引きこもってなんとかできた。
しかし今は外出先。
家に帰ることも、引きこもることもできない。
咄嗟に僕が彼女を突き飛ばしていなかったら、彼女は我にかえることもなく、魅了されていただろう。
彼女に引かれたと考えると少し悲しいが、僕の毒牙にかからなかったので良しとしよう。
だが──ナイヤガラ。
彼はとても優しい男だ。
急に様子の変わった僕を心配してくれた。 だからこそ──ダメだった。
彼は僕の体に触れた。 話しかけた。
その瞬間、彼は僕に「魅了」され、僕もまた彼の虜になった。
──ナイヤガラ。
──あぁ、ナイヤガラ。
なんといい響きだろう。
美しい。
彼のその全てに恋をした。
──あぁ、あぁ。
僕の手で彼をめちゃくちゃにしてやりたい!
どす黒い僕の「闇」が目を覚ます。
その、細く柔らかそうな足を、腕を、僕が、僕が。
歪んだ笑みを浮かべる僕を、目に光のないナイヤガラが見つめていた。
ごめん……無理 えっちぃの書きたくなったので隔離所行ってきます
1日目
道端で灰色の子犬と子猫を拾った。 だいぶ汚れていたので洗ってあげたら、それはきれいな白い猫と犬だった。 彼ら(彼女ら?)はもともとどこかの家で飼われていたようだが、なんかいろいろあって捨てることになってしまった、という内容の手紙が二匹が入っていた段ボールに残されていた。 すでに名前は決まっている……というか、飼い主だったミバちゃん(手紙の主の娘さんのことだ)がつけたかった名前らしく、もし迷うようならぜひ使ってほしいとも書かれていた。 特に逆らう理由もないので、手紙通り、猫に「ロシア」、犬に「灰菜」とつけることにした。 ……正直、娘さんのセンスがわからない
センスのいい娘さんですね!!
不適切なコンテンツとして通報するには以下の「送信」ボタンを押して下さい。 現在このグループでは通報を匿名で受け付けていません。 管理者グループにはあなたが誰であるかがわかります。
どのように不適切か説明したい場合、メッセージをご記入下さい。空白のままでも通報は送信されます。
通報履歴 で、あなたの通報と対応時のメッセージを確認できます。
管理人からのお知らせ アップデート情報 意見・要望
雑談 自活 Game 動画・音楽 創作 他サイト まとめ お知らせ
SS イラスト オリジナル ユーザー 二次創作 感想 質問
「艦隊これくしょん -艦これ- 攻略 Wiki」の避難所です。
てめーもミバちゃん民かよ
いやまさか。
ちらりと見えた──見てしまった隣の君の画面には、見慣れたサイト。
──ミバちゃんねる
元はMiiverseの代替サイトとしてzawazawaでほむらくんが作成し、現在は冬将軍が運営者を務めるサイト。
それはもう、とっくの昔に生活の一部となり、かけがえのない存在となった、僕の愛するサイトだ。
ふと隣を見れば、彼女は肩を小さく振るわせていた。一瞬泣いているのかと思ったが、どうやら違うらしい。
笑っていたのだっだ。
なせだろうなせだろう。
僕はポケットから自らのスマホを取り出し、慣れた手つきでミバちゃんねるを開けば、それはすぐにわかった。
こんな昼間に、誰かがSSを書いていた。
それを流し読みするとまぁ、確かに面白かった。
地の文は一切なく、台本書きだったのだが、それが逆に引き立たせていた。ぽんぽんと進む会話は、まるでコントを見ているようで、テンポもよくスムーズだ。
学校だから抑えているものの、もしもこれが家ならば 彼女のように爆笑していたかもしれない。
さらりさらりとスクロールしていくと、コメントが下にいくつかあった。Apple pay のもの。
いちばん下にあるコメントは、女性ユーザー・
投稿時間を見れば、今から3分ほど前だった。
──なるほど。
彼女が、あの Apple payか。
あーだめだ
全然思い付かない
最後に「てめーもミバちゃん民かよおおおおお!!!」って絶叫させたかったの
私が見てしまったもの
ミバちゃんねる。
わたしの好きなサイト。
あの場所にわたしを否定するひとは誰ひとりとしていなくて。
わたしを誰かに重ねるひとはいなくて。
わたしを、わたしだけを見てくれる。
夢のサイト。
わたしが愛するサイト。
だけどわたしは見てしまった。
見つけてしまった。
幸せの青い鳥。
Twitter。
でもそれは今は、「幸せ」の青い鳥なんかじゃなかった。
わたしの知り合い。
わたしの好きなひとたち。
彼らは、わたしに牙をむいた。
かわいい小鳥が、かわいい小鳥だと思っていた存在が、恐ろしい猛獣に変化した。
多分あれは、もともと小鳥じゃなかった。
わたしの前でだけ、小鳥になっていた。
彼らはもともと猛獣。
人に害を与える猛獣。
見てしまったわたしは、彼らから逃げることにした。
逃げるしかなかった。
わたしはかわいらしい兎なの。
小鳥だから、大切にしてたのに。
溢れ出す涙と雨雲は、鳥と同じ青い色をしてなかった。
わたしと同じ、わたしのこころと同じ、濁った灰色。
涙も、雨も、同じ雫に変わって地面に染み込んだ。
藤遊と俺
先に言われてしまった……まあ、書くわ
書くのか…
藤遊×ナイヤガラ
僕の体に「ナニカ」がいると母に教えられたのは、僕が15の時だった。
母はそれを「呪い」だと語った。
僕の家に代々伝わる、「色欲の呪い」だと。
母いわく、それは「男女問わず人を好きになってしまう」呪いらしい。
素晴らしいことだと僕は思ったが、どうやらそれはそんな程度ものじゃなかった。
──誰であろうと 好きになり、誰であろうと好かれる──
──呪いが発動している間は自我を保てなくなり、あらゆるものを魅了する力を振り撒く──
恐ろしい能力だった。
いつ発動するのかすらもわからない、邪悪なものだった。
僕は何度も理性と本能の間で揺らいだ。悪魔 」が、我に委ねよと囁いた。
心の中に住まう「
──初めてその力を使ったのは、クラスメートだった。
それは一瞬だった。
笑ってしまうほどに簡単だった。
しかし僕はあふれでる情欲に耐えられず、そのクラスメート以外の全員も貪った。
でもその時の僕にはなんのデメリットにもならず、それは他の人たちも同じだった。
素晴らしい力だった。
だがこれは「呪い」なのだと実感した。
悪魔に心を捧げているようだと、比喩でもなんでもなくそう感じた。
それから数年が過ぎて成長して。
僕はその時もなお、呪いに苦しんでいたが、ある程度抑制ができるようになってきていた。
.
……だからこそ、油断した。
.
──いんく。
彼女を魅了しかけていた。
こんなことは久しぶりだった。
家の近所だったり、家の中で発症したなら、いつものように 家の中で引きこもってなんとかできた。
しかし今は外出先。
家に帰ることも、引きこもることもできない。
咄嗟に僕が彼女を突き飛ばしていなかったら、彼女は我にかえることもなく、魅了されていただろう。
彼女に引かれたと考えると少し悲しいが、僕の毒牙にかからなかったので良しとしよう。
だが──ナイヤガラ。
彼はとても優しい男だ。
急に様子の変わった僕を心配してくれた。
だからこそ──ダメだった。
彼は僕の体に触れた。
話しかけた。
その瞬間、彼は僕に「魅了」され、僕もまた彼の虜になった。
.
.
──ナイヤガラ。
──あぁ、ナイヤガラ。
なんといい響きだろう。
美しい。
彼のその全てに恋をした。
.
──あぁ、あぁ。
僕の手で彼をめちゃくちゃにしてやりたい!
どす黒い僕の「闇」が目を覚ます。
その、細く柔らかそうな足を、腕を、僕が、僕が。
.
.
.
歪んだ笑みを浮かべる僕を、目に光のないナイヤガラが見つめていた。
ごめん……無理
えっちぃの書きたくなったので隔離所行ってきます
観察日記
1日目
道端で灰色の子犬と子猫を拾った。
だいぶ汚れていたので洗ってあげたら、それはきれいな白い猫と犬だった。
彼ら(彼女ら?)はもともとどこかの家で飼われていたようだが、なんかいろいろあって捨てることになってしまった、という内容の手紙が二匹が入っていた段ボールに残されていた。
すでに名前は決まっている……というか、飼い主だったミバちゃん(手紙の主の娘さんのことだ)がつけたかった名前らしく、もし迷うようならぜひ使ってほしいとも書かれていた。
特に逆らう理由もないので、手紙通り、猫に「ロシア」、犬に「灰菜」とつけることにした。
……正直、娘さんのセンスがわからない
センスのいい娘さんですね!!