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合法トリップガイド

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トリップ (名)スル

① 短期間の旅行。
② 麻薬などによる幻覚状態。また、陶酔状態になること。

-大辞林 第3版より


トリップについて、どれほど考えたことがあるだろうか。
小旅行のことではない。
#(半角シャープ)とキーワードからランダムに文字列が生成されるシステムのことでもない。
麻薬などによってもたらされる幻覚状態、陶酔状態についてだ。

そもそも麻薬とはどういうものなのだろうか。
ダメ。ゼッタイ。人間やめますか?
"模範的社会"において抽象的な悪のイメージを与えられた、忌避すべき対象として扱われている言葉だが、
本質的には、人間に身体的あるいは精神的な何らかの(とりわけ陶酔的な)作用を与えるものは等しく麻薬的であると言えないだろうか。
医学的な定義は置いておいて、このように麻薬という概念の範疇を拡大してみると、
たとえそれが”クスリ”という具体的な形を伴わなかったとしても、社会における普遍的な営みの中に麻薬性を見出すことができる。
ある人にとっては美食が、筋トレが、SNSが、労働でさえも、甘美な陶酔感、トリップをもたらすモノとして成り立つだろう。

本トピックは、このような”麻薬性”を持つモノによってもたらされる様々なトリップを共有し、楽しむことを目的とする。
また、そのテンプレートとして以下の様式による情報共有を推奨する。


【名称】トリップをもたらす麻薬性あるモノ、もしくはトリップそのものに端的な名前を与える。
(例) 酒。飲酒によるトリップ。

【強度】トリップの強度を5段階で評価する。
5 ... 活動不可能なほどの陶酔感・興奮があり、幻覚等が生じることもある。
4 ... 陶酔感・興奮が明確に感じられる。一部の活動(緻密な作業など)が不可能になる。
3 ... 認知もしくは情緒の変容を感じられるが、普段どおり活動可能である。
2 ... 意識すると認知、情緒の変容を感じられる。
1 ... 認知・情緒の変容は感じられない。僅かにリラックスもしくは集中できる気がする。
(例) 飲酒によるトリップの場合 ... 4

【持続性】トリップの持続性を5段階で評価する。
5 ... 半日~1日程度トリップ状態が続く。
4 ... 1時間~数時間程度トリップ状態が続く。
3 ... 数十分程度トリップ状態が続く。
2 ... 数分程度、意識している間だけ陶酔感を感じる。
1 ... 一瞬、陶酔感を感じる。
(例) 飲酒によるトリップの場合 ... 4

【入手性】トリップに必要なもの・環境の入手性を、金銭的コストを軸に5段階で評価する。
5 ... 一般的に手に入り、金銭的なコストをほとんど要さない
4 ... 一般的に手に入り、金銭的コストが低い(数百円~数千円程度)
3 ... 一般的に手に入るが、ある程度の金銭的コストを要する(一万~数万円程度)
2 ... 一部でのみ流通・提供されていて(地域・時間的な限定性があり)金銭的コストが高い(数万~数百万程度)
1 ... 一般的には流通・提供されていない/金銭的コストが試算不能なほど高い。
(例)飲酒によるトリップの場合 ... 4

【難易度】トリップに至るまでの難易度を、時間的なコストおよび属人性を軸に5段階で評価する。
5 ... トリップに至るまで数ヶ月単位の準備を要する/殆どの人がトリップに至ることができない。
4 ... トリップに至るまで数週間単位の準備を要する/人によってはトリップ可能である。
3 ... トリップに至るまで数日程度の準備を要する/半数程度の人がトリップ可能である。
2 ... トリップに至るまで数時間程度の準備を要し、殆どの人がトリップ可能である。
1 ... トリップに至るまで数分程度の準備を要し、殆どの人がトリップ可能である。
(例)飲酒によるトリップの場合 ... 1~2

【リスク】トリップを実現するにあたってのリスクを、社会的リスク、健康被害度、依存性を軸に5段階で評価する。
5 ... トリップによって直ちに身体的もしくは社会的な死に至るリスクがある。
4 ... トリップを繰り返すことによる健康被害および離脱症状がある/社会的不利益を生じることが明確である。
3 ... トリップによる健康被害および依存性の研究が不十分である/人によっては忌避感を覚える可能性がある。
2 ... トリップによる健康被害、依存性、離脱症状が軽微/一般的に容認されているが、他者の介在を要する。
1 ... トリップによる健康被害、依存性は無い/一般的に容認されており、他者の介在を要さない。
(例)飲酒によるトリップの場合 ... 4(アルコールによる肝障害と離脱症状がある。)

【レポート】トリップのレポートを自由に記載する。
特になんらかの摂取が必要なものについては、その摂取量を記載することを強く推奨する。


注意点として、レポートは必ず実体験のあるもののみ記入すること。
また、言うまでもなく書き込み時点で違法な手段を用いたトリップに関しては言及・推奨しないこと。
その他、合法的手段によるトリップであっても、参考にする際は必ず自己責任の下で行うこと。
なお、本トピックは飲酒・喫煙等法令によって制限のある行為を未成年に推奨するものではないことに留意してほしい。

最後に、より多くの人が未だ体験したことのないトリップを適切に知り、楽しめるよう、
このトピックを活用してもらえることを切に願う。

420 Chill Out
作成: 2020/05/20 (水) 19:16:22
最終更新: 2020/05/20 (水) 22:24:22
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1
420 Chill Out 2020/05/20 (水) 20:10:06 修正 87989@e77a2

せっかく立てたトピックに誰も書き込まないというのは悲しいので、
早速レポートを記載する。


【名称】CBDトリップ

【強度】1~2
意識すれば僅かにリラックスしているような感じがする。
継続して使用することで効果が感じられるタイプのものらしいので、準備期間が足りなかった可能性はある。

【持続性】2~3
そもそもトリップの強度が弱いのでなんとも言えない部分はあるが、
数分~数十分程度は効果らしきものを感じられる。

【入手性】3
CBDは現状まあまあ高い。特に純度の高いワックス状のものについては1gで1万円近い値段がする。
舌下摂取するCBDオイルやグミなどは別だが、CBDを含むVAPE用のリキッドの場合は別途ヴェポライザーが必要なのでその分のコストがかさむ。
なお今回摂取したのはワックスだが、ワックスの場合は専用のヴェポライザーが必要なので、すでにVAPEを持っている人でも追加で買う必要がある。

【難易度】3~4
人によって効果がかなり変わるらしい。というのも普段から酒やタバコを嗜む人には作用が弱まるらしい。
というわけで本気で効果を感じようと思ったら数日程度の禁酒・禁煙は必須だと思われる。
また、習慣的に使用することで効果が感じやすくなるらしいので、その分も準備が必要だろう。
俗に言うセッティングなどは特に必要ない模様。

【リスク】3
CBD自体、大麻草から抽出しているものなのでその分のイメージの悪さは間違いなくある。
よって、そういったものにある程度理解がある人でなければ誤解を生じさせるものではあるだろう。
また、健康被害についてもよく分かっていないところが多いのでリスクが高い。
特にCBD単体の健康被害に加えて、ヴェポライザーを利用する場合は、発生する蒸気による肺機能障害は懸念すべき点だと考える。

【レポート】
今回は、最近美容界隈でもよく話題になるCBDを試してみた。
その前にまずCBDについて説明しておく必要があるだろう。
CBDとは大麻草から抽出した物質で、これ自体は合法なものである。(2020/05/20現在)
ただしここらへんの法律は若干ややこしく、CBDを抽出するにあたって原材料となった麻がどのようなものであるのかによって取り扱いが変わったり、
あるいはCBDオイルとパッケージされていながらTHC(これは麻薬取締法の対象)が含有されているものが海外では流通していたりもするので、入手する際は信頼できる販売店を探す必要があるだろう。
CBDのもたらす作用は主にリラックス効果とされているが、どれほどの臨床試験が行われているのか明確ではない部分もあり(個人的にそこらへんの論文を読んでいるわけでもなく)ファジーな存在である。ちなみに抗酸化作用や抗炎症作用などもあるらしい。美容業界から注目されるのはここらへんの効果が期待されてのことだと思われる。
そんなCBDとはいえ、麻から抽出していることには変わりなく、何らかのトリップを期待してしまうのが人の性というものだろう。他聞に漏れず、高い金を払って体験してみることとした。
今回使用したのは1g中に680mgのCBDを含有するワックスで、量としては耳かき1杯程度なので0.1gに満たない量だと推測する。つまりCBDの摂取量としてはざっと0.07g程度ということになるだろう。
専用のヴェポライザーにCBDワックスを放り込んで熱する。蒸気がわずかにあがるので、それを一気に吸い込んで肺に溜める。そしてゆっくりと吐き出す。
まず、めちゃくちゃいい匂いがする。爽やかな中国茶のような匂いと少し青臭い草の匂いが混じったようである。
そして意識してみる。するとなんと.........なにも感じられない。せっかく1万近く払ってなにも感じないとはどういうことなのか。これぞガセネタというやつであろうか。
さらにワックスを追加して、熱し、吸い込み、そして強く意識する。もはや念じていると言ってもいいレベルだ。すると僅かに、ほんの僅かに、クタクタになって疲れたあとに熱いお茶をすすったときに感じられるような、フワッとしたリラックス感が感じられるではないか。
なるほど、CBDとはこういうものなのか。という妙な納得感が得られる。その後もワックスを追加していくが、感じられるのはどこまで行っても"熱いお茶"だけであった......。
以上をもって、これならば同じ値段で本当に中国茶を買って飲んだほうがマシだろう、というのがCBDに下した結論だ。
ちなみに今回のCBDは上野にあるVape屋で購入したものである。興味のある人は(20歳以上に限り)購入して試してみるのがよいだろう。少なくとも知的好奇心は満たされるはずである。

2
天使 2020/05/20 (水) 20:14:28

おもしろいな

3
天使 2020/05/20 (水) 20:18:17

何か書きたいけど思い浮かぶ実体験が乏しい

4
420 Chill Out 2020/05/20 (水) 20:27:08 87989@e77a2

>> 2>> 3
ありがとう。
まず、CBDのレポートを最初に放り込んでしまったことに、
トピックへの"引き"を意識した結果ではあるものの若干後悔している。

というのも、これでは誤解を生むかもしれないなと思ったからだ。
また、そもそも、このトピックの範疇としては本来それこそ筋トレだとか美食なんかによる認知の変容も一種のトリップとして扱っていて、実際その方が万人が試せる、共有されるトリップ体験として価値が高いと思っている。
ここで話に挙げると誰かのネタを消費しそうで少しもったいないが、最近話題になっているサウナで”整う”というのも一種のトリップ体験だ。
あるいは音楽を聴いて”トリップ”したことも人によってはあるだろう。
ロマンチックに言えば恋に落ちた体験なんかも一種のトリップを伴うかもしれない。

そう考えれば大抵の人間が、どこかのタイミングでなんらかのトリップを体験しているものだと思う。
ということで、もしこのトピックが面白いと感じてもらえたなら、是非そのトリップ体験をレポートしてほしい。

5
KANAME 2020/05/20 (水) 21:04:44 修正

【名称】地元のローソンのアイスカフェラテ(ガムシロップ一個入り)

【強度】5
最近は頻度が減ったものの、一時期は週8日のペースで注文していた店頭メニュー。
正式なサービス名称は「マチカフェ」であり、大手コンビニのセブンイレブンやファミリーマートなど含めて今では大半のコンビニが類似したサービスを提供している。
コンビニにおけるコーヒーマシーンを使ったコーヒー類の販売をはじめて利用したのはセブンイレブンの「セブンカフェ」(アイスコーヒーのSサイズを注文。原始人のように訝しいおろおろとした態度でボタンを押し、出てきた黒い液体に感動する)であったが、近年では経費削減のためか標準装備されていたストローがない(カップのフタに飲み口を搭載したものを導入)という点でやや味の質が落ちていると考えられる。
また、ファミリーマートの「ファミマカフェ」では、他のコンビニに比べて商品のバリエーションが豊富である。
特に「アイス抹茶ラテ」は口当たりもよく商品設計のクオリティで言えば間違いなく一番だろう。
ただし、スタバですら高いと感じている筆者にとっては少々コスパが悪い。
そこで個人的にはローソンのマチカフェを推している。
決定的に違うのは、基本的にセルフメニューである他のコンビニに反して、店員が入れてくれるという利便性の高さだろう。
これは、自分でやるのがめんどくさいと常々考えている怠け者にとって、まさしくコンビニの利点を十二分に発揮したサービスと言える。
しかも、地元のローソンにおいては、従業員への教育がこれでもかというほどに行き届いており、なおかつトイレを含めた店内が清潔感にあふれているという点が評価できる。
さらに、毎朝ほとんどの確率でシフトに入っていると思われる女の子の店員が美しい。
極めつけは、レジ業務での安定したスピード感である。
一切の焦りを見せることなく、こちらが煩わしいと思う前に手を打つキビキビとした動きは、同じ社会人として自分が恥ずかしくなってくるレベルの接客である。
毎朝笑顔でしっかりと「おはようございます」と声をかけつつ、時によっては二言三言の何気ない談笑を交えるあたりも加算して100点である。

「よし、今日も頑張ろう」

そういう気に思わずさせてくれる、彼女たちの仕事ぶりにリスペクトを込めて、第一位とさせていただきました。
カフェラテの美味しさは言わずもがな。
「ここはコーヒーショップなのか?」と疑いたくなる優良店員の絶妙な混ぜ加減にも注目したい。

【持続性】3
最近は人件費削減のためか、トッピングはセルフで、という店舗が多くなってしまった。
おかげで週3日の頻度になりました。

【入手性】4
ローソンはそこら中にあります。

【難易度】2
コンビニのほとんどはフランチャイズ。
したがって、各オーナーに店舗の具体的な運営方針が一任されている。
いい店舗に出会えるかどうかは、あなた次第です。

【リスク】0

6
天使 2020/05/20 (水) 21:54:19 修正

【名称】ホワイトノイズ

【強度】2
時間が経つにつれてカラフルのもやが視界を覆ってきた。
集中力の高まりを自覚できた。

【持続性】2
数分間で幻覚はなくなり、もとの視界に戻った。

【入手性】1
推奨サイトによると特製のアイマスクを準備する必要があるがマスクで代用できた。
イヤホンもノイズキャンセリング機能付きが推奨されているがなくても問題ないと思われる。
私はノイズキャンセリング機能があるイヤホンを使用した。

【リスク】1
精神的・肉体的悪影響は無いように思われる。

【レポート】
ネットでトリップを調べたところ、手間をかけずにできそうなものがあったのでやってみることにした。
ベッドに横たわり、マスクで顔を覆い、air pods proを装着し、youtubeでホワイトノイズを再生。
この時、照明の明るさは最も明るい状態にした。

開始直後、心地よいとは思わないノイズが耳を支配し、視界は鮮明で白い世界が広がっていた。

体感で10分ほど経過したところで、集中力の高まりを自覚した。
視界は変わらずに白いが、それがマスク越しの照明ではなく、純白の世界にいるような感覚にとらわれる。

それからしばらくすると音の感じ方も変わり、滑走路を走る飛行機の轟音のようにうるさく感じていたものが、滝壺に落ちる水の音のように心地よく感じられた。

と同時に白一面だった視界に、桃色、きいろ、だいだい色、水色、といったカラフルなもやのようなものが広がりだした。
ここで一種の感動が覚えられ、恥ずかしい話リビドー(笑)のようなものに支配される感覚に陥った。

その状態が数分続いたあと、カラフルなもやがさっと引いていき、白一面の世界へともどった。

マスクを外し音楽をとめ、恍惚を瞳に宿し、初トリップは終了した。

7
420 Chill Out 2020/05/20 (水) 22:12:40 修正 87989@e77a2

面白いと言ってくれる人がいるので、今度はなんの摂取も伴わないトリップ体験についてレポートしていく。


【名称】馬連10万円トリップ

【強度】4
湧き上がる興奮と万能感が抑えられない。
思わず立ち上がってフラフラと歩き出してしまうような強烈なトリップである。

【持続性】3
まず10万円を獲得したその瞬間に強烈な興奮が湧き上がる。
その後、数十分ほどは万能感を感じ続ける状態が持続する。

【入手性】2~3
このトリップは競馬というギャンブルによってもたらされるものなので、まずギャンブルに勝つ必要がある。
その点で予算と準備が必要であり、10万円程度の配当を得るには負けるレースも含めて数万円単位での投機が必要である。
なお、当然ながら不確定要素があり、入手の再現性は低い。

【難易度】3~4
競馬というものは(特に中央競馬は)毎週土日に開催されており、ここで開催されるレースに出走する馬はその週の木曜夕方に発表される。
つまり木曜夕方以降、予想という形で準備を行う必要がある。
ただし10万円単位の配当を得た場合、多くの人間は興奮状態に陥ると思われるので、当たりさえすればトリップは容易である。

【リスク】4
昨今社会問題化しているギャンブル依存症に陥る危険性がある。

【レポート】
上でも書いたとおり、このトリップは競馬で10万円勝つことで体験可能なものである。
また、特にこの10万円という数字については、累計の勝ち分という意味ではなく、
1レース、1回のベットに対する勝ち分として10万円という配当を手にするという点が重要である。
なお、当然ながら勝ち分は多ければ多いほどトリップの強度と持続性を高めるものと考えられる。
今回のトリップは今年の4月19日に開催された皐月賞において体験したものだ。
競馬をしない人のために説明すると、皐月賞というのは毎年4月の第3日曜日に開催されるレースで、馬齢が3歳の競走馬のみ出走するレースである。
筆者はこのレースにおいて馬連という券種(1着と2着でゴールする馬を順不同で当てる)で、更に1点のみに対し2万円ベットした。
競馬で馬券を購入する場合、大抵の馬券購入者は複数の券種に対して複数点ベットする。
例えば、先にあげた馬連という券種とは別にワイドという券種(1,2,3着でゴールする馬の内2頭を順不同で当てる)にベットするなどしてベットの対象を分散させる。
あるいは券種は馬連のみであったとしても、1番~18番の番号が割り振られた馬に対して馬連1-2と1-3の2点に投票するなど、これらの”分散投資”は言うなれば馬券購入におけるセオリーである。
しかし、筆者はあえて今回そのセオリーを採らなかった。なぜならば、このレースの予想に対して絶対の自信を持っていたからである。
ちなみに、馬券購入者というのは同じ場に集まると各々がなにを買ったのか報告し合う習性がある。筆者も同様にこのセオリー無視の1点勝負を競馬仲間に報告した。
するとどういうことが起こるだろうか。「当たるといいね」などという生易しい言葉がかけられることはまず無い。
「なんで?」「嘘でしょ」「バカじゃん」という反応。自分の予想が支持されないのだ。つまりアウェーだった。
レースが始まる瞬間まで本当にこれでいいのだろうかという問いが生じ続ける。
ここでセオリーを無視するのであれば今まで自分がやってきたことはなんだったのだろうかという疑問。仲間に支持されないことによる不安も積み重ねられていく。
ではここから、具体的にレースに勝った瞬間、トリップのその瞬間についてレポートする。
まず、レースはどんなに長くとも3分ほどで終わる。ゲートが開いて、馬が飛び出してから3分である。
その3分間で、特に今回の場合は「全てが思い通りに回っている」という万能感が生じた。出走している全ての馬が、自分が事前に予想した通りに走っていたからだ。
馬が1完歩ずつストライドする度に、レース前に感じていた疑問が着実に確信に変わっていく。「お前は正しい」と天から言われているような感覚が湧き上がってくる。
ゲートから1コーナーまでの間、4コーナーを回って最後の直線に至るまで、万能感で満たされ続ける。
レースは予想通りの着順となった。走り疲れた馬が首を上下させながら強く息を吐いている。
体内で何かが暴れ出すような興奮が湧き上がり、しびれのようなものが体の先を這い回る。そして、それらがまた体内に収束し脳天を貫く。
それから、13万2000円という額を噛みしめる。多幸感に溢れる脳内で13万2000円分のありとあらゆる娯楽がスライドショーのように映し出される......。
以上がトリップの瞬間のレポートである。
なおこのトリップのあとはレース中にあった万能感が余韻として数十分程度残り、無性に金を使いたくなるので注意が必要である。

8
420 Chill Out 2020/05/20 (水) 22:23:28 87989@e77a2

それなりに推敲したつもりだったけどトピックの頭に書いたテンプレートの部分で訂正箇所が見つかったので直します。
具体的には、入手性のところで、入手性の高いものほど評点が低くなるという問題がありました。
これに伴って自分で書いたレポートも直します。(すでにこれを見ている人からすると直しました)
この書き込み以前にレポートを書いてくれた方、すみませんでした。

9
詠み人知らず 2020/05/21 (木) 12:15:16

トリップに含まれるのかどうか微妙だけど
ライフハック的な感じで読んでもらえると幸いです。

ルーティンによる刷り込みトリップ

🔸強度:1~2

そもそもルーティン自体が暗示によって精神状態を意図的に再現する効果なので、ほとんどの場合において強度は低めになりがち。俺は未体験だけど、刷り込みに用いる体験によっては3以上も見込めるかもしれない。
(例えばPTSDなんかは強度5の刷り込みトリップと言えなくもない)

🔸持続性:1~2

ルーティン実行後の周辺環境に左右される。
簡単に言ってしまえば、他の要素によってトリップ状態が上書きされやすい。

🔸入手性:4~5

何も使わなくても出来るけど、体感的には何か使ったほうが強度と持続性(と再現性)を高めやすい。
場所によっては使えない小道具もあるので注意。

🔸難易度:4~5

刷り込みの精度を高める期間および元となる「別のトリップ体験」が必要なので難易度は高め。
何らかの手段で集中したりリラックスしたりトリップできているときに特定の所作をおこなう。
これを日常的に継続する(ルーティン化する)ことにより、体験と所作を関連付けて自分に刷り込んでいく。

🔸リスク:1

「変顔をして心を落ち着かせる」みたいなルーティンを編み出して人前で実践したりしない限りはノーリスク。

レポート

具体例として、俺が実践済みのルーティンを踏まえて紹介しておきます。

  • いい湯加減の風呂に入ったとき、仕事がひと段落着いたとき、気まずい相手との電話が終わった瞬間など、日常の中でリラックスを感じたときに特定の所作をおこなうようにする。
    俺の場合は「両手を上にあげて伸び」をしてるけど、上唇を舐めるとか別の所作でもいい。
    なるべく意識せずにできる所作ならそれでOK。
  • 「タバコを咥える」みたいに小道具を使ったほうが刷り込みの完成度は高めやすいけど、入浴中はできないなどの制限も出てくる。
  • 注意点その1
    集中とリラックスあるいはアッパーとダウナーのような異なる性質のトリップにはそれぞれ別の所作を振り分けたほうがいい。俺の場合は各種の精神状態を「リラックス」「集中」「それ以外(達成感や興奮など)」の3つに分類したうえで、リラックスと集中のみに絞って実践しています。
    注意点その2
    「リラックスしたとき拳をグッと握る」みたいな組み合わせにもし違和感を覚えるようなら、その組み合わせは成功しづらいと思われる。あくまで暗示なので、自分を納得させやすい組み合わせのほうがいい。逆に違和感がないなら前述した組み合わせで何も問題ない。
  • 火がついてなくてもいいのでタバコを咥えたら集中できる、イラついてても両手をあげて伸びをしたら落ち着く
    それが俺です。