商売の話になっちゃうんだけど。
どれだけいいものであったとしても、宣伝がヘタだと誰にも相手にされないってことがよくある。
たとえば、パルスくんが「小3時から同一に思考するクオリアに関する仮説の検証」をしたとして、そもそもその内容に興味を持ってもらえるのかどうか、という問題がある。
極端な例にはなるけど、こうやってリンクするだけで見てくれる人は増えるかもしれない。
現在確認したところによると、そのトピックのPV数は183だ。
で、この白鳥が立てたトピックは、俺の記憶が正しければ立ててから3日目で500PVを超えており、今現在はなんと1053PVだ。
ついでに、天使が立てたトピックは1741PV。
トピックが立てられた日時に大差はない。
それにしても、この差は一体なんだろうね?
もちろん、さまざまな理由があると思う。
たとえば、トピック内で取り扱われているテーマに対する喧嘩界のユーザーの興味の有無。
しかしそれだけの理由ではないだろう。
クオリアの問題自体については、俺は実は興味津々だ。
でも一瞥しかしなかった。
理由?
人様に理解してもらおうって書き方でもなかったし、トピックにリンクされてるのも進行中の議論で、どこから目をやればいいのかいまいちわからない。
さらには当初トピックタイトルが長すぎて新手の荒らしか?って思っちゃったくらいだ。
インターネットを利用するユーザーの心理として、「何かをするにあたって面倒臭いと思うことは徹底的に排除したい」というものがある。
そういう意味じゃ天使は司会進行役として本当に優秀だと思うよ。
取り扱ったテーマの総評や、新しいお題について切り口となるレスをすぐ目に見えるポイントにリンクしている。
これはほんの一例にすぎないけど、俺が伝えたいのはこういう「見やすさ」のことなんですよ。
その昔、俺は営業マンだった時代がある。
数十万から数百万の商材を中小・零細企業、または個人事業主に売り込む仕事だ。
まずは指定されたエリアに存在する会社やお店、はたまた医療法人まで、さまざまな業種に電話をかけまくる。
テレアポというやつだ。
次に、見ず知らずの代表者に電話でアポを取る。
商談の時間を確保してもらうということだ。
そして最後に、限られた商談時間(大体1〜2時間程度)の中で、即決させることが求められる。
誤解を恐れない言い方をすると
ある日、初対面の男がいきなり自分の会社にやってきて、こう言うわけだ。
「社長、100万円ください」
普通に考えて、ありえないんだ。
誰やねんお前って感じだ。
でも営業マンってのは売るのが仕事だから、否が応でも説得しなければならない。
ここで、社内でまったく売れなかった営業マンに共通して言える特徴を挙げよう。
- 商材説明ばかりする
- 自分本位の話しかしない
- 相手の目線に合わせない
- 話が全然おもしろくない
こんなの、パンフレットやマニュアルで事足りるでしょう。
人と人が「会話する」ということは、言ってしまえば「相手の時間を奪う」ということなんだよ。
その社長は、もしかしたら俺と話してる間に自分の仕事をしたほうが1000万の利益を上げられるかもしれないわけだ。
つまり、大人の社会というのはギブアンドテイクで成り立っているということだよ。
何かを得るためには、何かを与えなければならないという原則が働いているわけだ。
ただしこれは、営業マンと社長、という関係性のみならず、他人との一般的な人間関係にも言えることだろう。
売れる営業マンの特徴
- とにかく話がおもしろい
- 相手の感性に合わせて適切に対応できる
- 聞き上手
- 無駄がない
営業が強い奴はやたらモテる。
相手を気持ち良くさせることに長けてるからね。
具体例を出すなら
オフィスに飾ってあったワンピースのフィギュアを見て、瞬時に「この社長はワンピースが好きに違いない」と判断し、小一時間白ひげの話を熱く語り合い、肝心の商材説明はものの5分で成約
なんてこともあるわけです。
いくら論理ガー!論理ガー!と叫んだところで、もしかしたらほんの少し手を加えるだけで、お前に理解を示す人や、お前の話に興味を持ってくれるユーザーってのは増やせる余地があるんじゃないのかな、と思うわけ。
俺はかれこれ10年前に一度喧嘩界を離れてLETという異分野コミュニティ(ここにいるごく一部のユーザーは利用してくれてたと思うけど)を作って
住職の話を聞いたり、洗礼を受けたプロテスタントのクリスチャンの話を聞いたり、ベジタリアンの人の話を聞いたり、哲学者の話を聞いたり
本当にさまざまな人たちを呼び込んで言葉を交わしていた時代がある。
今では、その人間関係は俺にとって財産だし、疎遠になった人も含めて、とても感謝している。
「会話するという価値」が生まれるかどうかは、本人次第、ここで言えばパルスくん次第なのではないのかな、と思う。
期待してない、なんてさ。
そんな寂しいこと言うなよ〜って感じです。
一応1つ前のレスでここの話も解決したと思うけど、俺は「会話をするときに論理を前面に出すんだ」って話をしてるんじゃなくて、単純にあいつらに論理を前面に出して会話をしたのは「仮説の検証だ」って話。
でもあんたとセルシアに対しては、「正確な会話をするため」に「論理を前面に出している」って話。
これを俺はいろんな要素示して説明してたんだよ………