アンリエッタ・K/"悪竜"のライダー
2019/12/16 (月) 23:19:34
>> 28
「あー……出るだろうね、やっぱ」
神戸に来て、自分も暫く立ってはいる。少なくとも異常な風景に驚くことはもうないし、起こりうる事態の予測も、目の前のペンルィ程では無いが付くようになった。
故に、沈痛な声でその事実を告げる彼の声に、落胆を多分に含んだ声色でもって応えた。
突然一体現れたのだ。二体目、三体目が突然現れても、何もおかしくはないではないか。
「わかった。私もできるだけ早く離れるわ」
彼女はそう呟くと、小言は多いが、しかし確かに信頼の置ける彼という先達の去り際を、少しばかり眺めていた。
/お疲れ様です!
>> 27
"それ"の発した音は、声のようで声ではない。……が、静雄のサーヴァント、SCOREの声には、確かに反応を示しているようでもあった。……よくわからない。
SCOREは、その言葉を理解できるようだ。……彼の言葉に従った方が良いのだろうか?
>> 29>> 31
「ああ、もう。……滅茶苦茶に撃ってるからよ。派手なのはいいけど……って、ちょっと!…話は後!!」
そうこうしているうちに、静雄が弾切れを起こしてその場から去ってしまう。
残されたのは、ライダーを連れた彼女という直営回収業者ひとり。
……横からかっさらうには、またとない機会だ。
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