次に「無記得倶起」ですが、
1.未来・現在・過去の無覆無記の表色の法の得はそれぞれ未来・現在・過去。
2.未来・現在・過去の有覆無記の表色の法の得はそれぞれ未来・現在・過去。
表色とは現認される現象を云います。
次に「除二通変化」ですが、
二通と変化の法の得は未来・現在・過去の三世に亘るとされます。
二通とは、天眼通・天耳通を云います。
変化とは、神通境の果として身を種々に化ける時の心を云います。
ここで、なぜ無覆或いは有覆無記の法の得が其々なのに対して、二通と変化が三世に亘るのかですが、それはそのダルマの勢力の強弱なのだと説かれております。
通報 ...