仏教のあれこれ

北宗禅と南宗禅 / 7

12 コメント
views
0 フォロー
7
鹿野苑 2024/03/31 (日) 15:18:48 修正

若し人に教えて凝心入定、住心看浄、起心外照、摂心内証”せしめば、此れは是れ菩提を障うるなり。
今”坐”と言うは、念の起らざるを“坐”と為し、今“禅”と言うは、本性を見るを“禅”と為す。
所以に人に教えて身を坐して住心入定せしむることをせず。
若し彼の教門を指して是と為さば、維摩詰は応に舎利弗の宴座を訶すべからざるなり。
(『菩提達磨南宗定是非論』)

通報 ...
  • 8
    鹿野苑 2024/03/31 (日) 15:20:35 >> 7

    つまり、北宗の坐禅は
     >身を坐して住心入定せしむる
    ものであり、南宗は
     >”坐”と言うは、念の起らざるを“坐”と為し、
     >禅”と言うは、本性を見るを“禅”と為す。
    って訳です。
    要約すると ”無念にして本性を観るのが坐禅である” という主張でありましょう。