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ウェブ会議参加報告書

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ウェブ会議参加報告書                      
                              
名称:「ウェブでの情報提供とやさしい日本語」
日時:2024年4月18日(木)
形式:ウェビナー(オンライン)
主催:株式会社SmartHR・アルファサード株式会社・NPO法人eboard 三者共催
目的・対象:やさしい日本語の活用を検討している企業・団体、自治体の担当者
概要報告
ウェビナーにて「ウェブでの情報提供とやさしい日本語」が開催され、地域日本語教育諸団体、及び地域の自治体等関係諸団体の日常業務において、「やさしい日本語」が普及されることにより、各地域の多文化共生社会の実現に役立つことが確認できた。
やさしい日本語とは、普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のこと。地震などの災害があったとき、必要な情報を外国人にもすぐに伝えるために始まった。今では、都道府県や市区町村の役所などで、日本に住む外国人にわかりやすく情報を伝えるために使われている。このウェビナーでは、インターネット上のサービスを作っている3つの民間企業・団体から「やさしい日本語の活用」について話しがあった。やさしい日本語が、たくさんの人が暮らしやすく活躍できる社会の役に立つと知る機会を作っている。
今回は外国人にとっての「やさしい日本語」の有益性と多文化共生社会を作っていこうとするときに、日本人にとってどう役立つかという視点からの説明がなされた。
日本に住んでいる外国人は第二外国語として「日本語」を学んでいる。地域で日本語を教えるボランティアとして「日本語の現状と今後の日本語への共通認識」が確認できた講習会だった。岩波新書に「やさしい日本語―多文化共生社会へ―」という本がある。その著者庵功雄(一橋大学)は社会言語学を背景に置きながら、日本語教育学、日本語学を研究している。弘前大学の佐藤研究室の「震災時の緊急性に備えた日本語」の在り方から発展させて、平時での「共通語として日本語」を外国人に分かり易く、かつ意思表現として使える日本語として提示している。日本語を学ぶ外国人の立場に立って、コミュニケーションがとれるようにまとめている。
これと共に、日本人がいかに言語生活を対話が可能なように改編していくかが課題となっていることがわかった。それが今回のウェブ会議の趣旨であった。
                                        宮本敏弥(守谷市・取手市:地域日本語教育コーディネーターH29研修)

刀水手帳
作成: 2024/04/25 (木) 21:11:16
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