第6回ゼミお疲れ様でした!
『あの頃ペニー・レインと』の論文を読んで、サイケデリック・ロックという音楽のジャンルについて初めて知りました。幻覚剤によるもう1つのビジョンを示唆する歌詞や、不協和音的なフレージングである種の不安定さを醸し出しているように、幻覚剤によって歪んだ現実をイメージさせていることがわかりました。
1960年代半ば以降、幻覚体験と関連の深い楽曲は西海岸を中心としながら、アメリカを出てイギリスのロック史にいたるまで無数にリリースされ続け、この時代のロックというジャンル自体がサイケデリック・カルチャーの影響を受けていると感じました。
ウィリアムが熱中している 1973 年に広まっている新たな文化としてのロックとエレインが持つ古い価値観との差を強調することで、既存の文化や価値観と新たな文化としてのロックを観客に意識づけているという主張に納得しました。
今回のゼミで先生が仰っていたように、抽象化と具体化を使い分けることで議論に説得力がでることや、乗り物の変化には必ず意味があることに注目したいです。さらに、自分の議論を俯瞰してみることで、抽象化と具体化のバランスでどこを補えば良いのかを意識して執筆したいと思います。
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