書き込みが遅くなり申し訳ありません。
4年ゼミ生の皆さんと末廣先生、2日間にわたる卒論発表と講評本当にお疲れ様でした。そして、発表を聞きに来てくれた2、3年生の皆さんありがとうございました。
自分が執筆したものはけっして論文とは呼べないものです。正直、論文集と銘打ったものにこれから掲載させていただくのはおこがましいと思っています。プレゼンテーションという機会を自分にも設けてもらい、皆さんの貴重な時間を使わせていただいたことに再度感謝いたします。
自分の提出したものは最終的に酷い結果になったものの、研究対象として取り上げた『宇宙戦争』は、より一層思い入れのある作品になりました。それまでは、好きな映画の1つとして気楽に楽しんでいました。4月になってゼミが始まると、準備を進めていく上でただ無邪気に観るだけではなくなります。執筆時の土台となる大きな流れを作るために、作品に対しての自分の考えを少しずつ言語化していかなければなりません。そこに発表や相談、他作品との比較や関連文献を読むといった諸々の作業が加わることで、作品の見方もどんどん変わっていきます。正しいと思い込んでいた解釈との齟齬や、再考などは時に苦しいです。ただ、そうして視野が広がっていくことで、改めて1つの作品が持つ豊かさにとても驚かされましたし、更なる感動を与えてくれました。この喜びは、もともと好んで数回観ていたこと、何より末廣ゼミが、卒業研究において自身の選んだ映画や小説と向き合う場だったおかげです。好きな作品を研究の対象とするのには様々な意見がありますが、自分としては良かったと感じています。
それだけに、ようやく辿り着いたせっかくの書き出しOKの内容をまったく活かせず、上記したような作品の豊かさからはほど遠い文章を提出したことが恥ずかしいです。しかし、今更何かを口にしたところで言い訳にしかなりません。招いた結果はしっかり受け止めて、そこからほんの少しずつでも学んでいくしかないと今は思います。
2年生の秋、面接を受けるために4号館の研究室へ足を運んだ日から今まで、瞬く間に過ぎました。ゼミ活動の中で触れた幾多の作品や皆さんと過ごした時間は、どれもかけがえのないものばかりです。改めて感謝の意を述べて、この拙文を終わります。2年間を共にした17年度末廣ゼミの皆、4年ゼミ生の皆、そして何より末廣先生。最初から最後まで助けてもらいっぱなしでした。講評において末廣先生からいただいた愛ある言葉の数々は、それこそ自分にはもったいないものばかりです(タクシーの件は、俺も忘れません!!!)。皆さんとの3年はこの先、もっともっと自分の中で意味のあるものとして残っていき、ふとした瞬間に支えてくれるんだと思います。本当にありがとうございました。