卒論研究発表会お疲れ様でした。貴重な時間を割いて私たちの発表を聴いてくれた2年生、3年生の皆さん本当にありがとうございました。
私が研究した『アリー/スター誕生』ですが、一言でまとめるととにかく深い作品でした。“A Star Is Born”としては4度目のリメイク作品ということもあり、過去作品に対してのオマージュはもちろん、過去作品を研究することで理解できる箇所が多々あるなどと掘り下げられる箇所が盛沢山でした。4作品を見て研究するのは難しかったですが、発見が増えていくごとに作品への愛がどんどん深まり、論文にまとめるのに苦労しました…(笑)私はもともと音楽が好きだったので、本作の“how music is essentially 12 notes between any octave…”に続く台詞は心を打たれました。今まで何気なく聴いていた音楽ですが、すべては12音の繰り返しでありそれによって無限に音楽が奏でられているということに感動しました。結論でも書きましたが、本作のアリーから自分らしく生きる大切さを学びました。初めて本作を映画館で見た時にはジャクソンが自殺してしまったショックが大きかったのですが、研究した今ではこのエンディングを感動の涙なしでは見れなくなりました。卒論という貴重な機会に本作を研究できて本当に良かったです。そして、殊勲賞を頂けて嬉しかったです。もちろん私自身うまくまとめきれなかった箇所や結論がありきたりなものになってしまったことに対して悔しさはあります。しかし、私の論文は皆さんに沢山助けてもらったいながら完成できたものでもあるので殊勲賞という賞を得られて本当に嬉しかったです。ご指導してくださった末廣先生、親身になってアドヴァイスしてくれた皆さん、ありがとうございました。卒論執筆期間は思うように進まずに落ち込んでしまった時期もありました。それでも、個人相談のために学校に行くとみんながいて一緒に悩んでくれたり、楽しくおしゃべりしたりとみんなの存在には感謝しかありません。卒論は大変なこともありましたが、みんなで頑張ったあの空間が大好きです。恋しいです。みんなのおかげで大学生活の集大成を充実させることができました。
末廣ゼミでの2年間を振り返ってみると、ずっと笑っていた気がします。3年生の夏合宿では第5幕グループで夜中に集まり話し合っていたことが懐かしいです。その時から良い雰囲気はあったんだなって思います。研究に関してはわからないことだらけでしたが、みんなと研究できて楽しかったです。3年後期のミュージカル映画研究ではみんなの発表から映画の様々な見方を知り、刺激的でした。観たことのない作品もたくさんありましたが、みんなの発表や先生の解説で好きな作品が増えました。(卒論執筆期間にもよく取り上げた映画の音楽を聴いて感動に浸っていました。)3年生がとても充実していたため、私は個人戦になるかもしれない4年生のゼミが少し憂鬱でした。しかし、そんな不安はまったく必要のないものでした。4年生になってからのゼミは、個人戦である卒論にもかかわらず結束力はさらに強まったのではないかと思います。卒論執筆期間にはそれぞれの個人相談が終わってもグループ関係なしに意見交換ができる雰囲気が自然と作られており、みんなと充実した時間を過ごせました。みんなと執筆期間を共にしたこともあり、卒論研究発表会でみんなの発表を聴いていると感動して泣きそうになりました。振り返ってみると、末廣ゼミに入れた私は幸せ者です。こんなにもゼミで楽しく充実した時間を過ごせたのは末廣先生、ゼミ生のおかげです。皆さん本当にありがとうございました。最後もうまくまとめられませんでしたが…(笑)皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。社会人になってもぜひ皆さん会ってください!