ピュグマリオーン掲示板

2年間最後のゼミ掲示板の書き込み / 1

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 卒業研究発表会、そして2年間のゼミナールお疲れさまでした!2日目には電波障害による遅刻でご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。心配して連絡してくれたみなさんや、マンションの住人さんがポケットWi-Fiをお貸ししてくださるという優しい世界に感謝します!どうか「あいつMVP獲って調子乗って寝坊してるよ〜」と誤解されませんように(笑)
 ついに「卒業研究からの〈解放〉」されましたね!!安堵を感じる反面、毎週のように書いていたこの掲示板の書き込みも最後だと思うと、みんなの書き込みを毎回楽しく読ませてもらっていたので、少し寂くもあります(TT)
 2年間を振り返ると、私にとってこの末廣ゼミナールで過ごした有意義な時間は、今後の人生において自信に繋がるものとなりました。まず、3年次。初めての課題である『非論理的な人のための論理的文章の書き方入門』という本に基づいたレポート執筆の難しさにいきなり悩まされることになります。しかし、今考えると論理的な文章の書き方の習得は卒論執筆において最も重要な部分。プレ・ゼミでの「論理性と創造性の両立」というキー・ワードもまた然りで、もうそのときから卒論への道のりは始まっていたのかもしれないと思うと先生の映画のような見事なまでの伏線回収には鳥肌が立ちます。その後も「シェイクスピア作品→ミュージカル映画の映像・歌詞分析→仮想敵を用いたレポート」という逆算し尽くされた授業の進め方がなされており、課題をこなすごとに少しではありますが、2年次の頃と比べて確実に成長したと思います。大学生ともなると、文章の添削はもとより、自分の短所を教えてくれるような本当の優しさを持つ人は貴重で、言わない優しさを兼ね備えた人が多くなります。その点、末廣先生は優しさによる愛の鞭でご教示してくださいました。論理的文章の書き方や問題解決能力のない私にとって、末廣ゼミが大変な場所であったことに間違いありませんが、先生の真意を汲み取れずにやっかみを唱える人に対して「ガチゼミって分かって入ったんじゃないの?知らないで入ったんなら自分を恨みな」と言葉にこそしてきませんでしたが、とんでもない辛辣っぷりで達観?諦観?していましたすみません(笑) でも、みんながゼミの雰囲気を和らげていてくれていたからこそ、毎回楽しく授業を受けることができました!こんな毒舌でひねくれた私にも優しく接して仲良くしてくれたメンバーのみんなには、本当に感謝しかありません!ともかく、ゼミでの活動を通してさまざまなことを吸収できた3年生だったと思います。
 そして4年次。ここでは卒論執筆の裏話をしますね。昨年の卒業研究発表会、MVPや敢闘賞を受賞されている先輩方の姿とその研究を目の当たりにし、サークルや部活に属していない私は「大学生活で何かひとつでも勉強を頑張って思い出を作れたら」という思いから、卒論MVP獲得という目標を掲げて卒論執筆に取り組んできました。この達成にあたり、私はかなり貪欲だったと思います。題材に『イン・ザ・ハイツ』を選んだ理由は、ざっと言えば本を読みたくなかったからです。文章を読むことがめちゃくちゃ苦手なので、ラテン系やヒスパニック系移民を描いた作品は少なく、それに関する文献も少ない。論旨も乱れなそう。これだと思いました(笑) かなり怠惰な理由(と見せかけて実は計算)で題材を決定し、MVPへの道のりは姑息とも言えるような貪欲な一手からスタートしました。3年生のコンパでレポートの評価について話題が上がったとき「ももちゃんは先生のお気に入りだし、元々頭が良いからだよ」と言われて以来(※お酒が入っていたのでその人に悪気があったわけではない笑)、オキニってなに?!正真正銘努力なんだけど…(泣)と勝手に荒野と化していた私のメンタルはMVP獲得という“sueñito”に向けて一気に潤いを取り戻し、貪欲に執筆に励みました。夏合宿では、私だけが書き出しOK一歩手前という段階でSをもらったは良いものの、「書き出しOKもらってからってこんなに忙しいんだ…やだなぁ。でもこの段階で私が愚痴を言ったらそれこそ嫌味にしか聞こえねぇ」と卒論の真の大変さを痛感するとともに、一時は誰にも相談できない孤立無縁の状態に陥りました。しかし、そんな私を見兼ねた先生や岩ちゃんをはじめとするメンバーは優しい言葉をかけてふっと引き上げてくれました。皆さんのサポートのおかげでそれからは早かったです。『イン・ザ・ハイツ』の挿入歌を聞きまくって歌詞分析に励み、今ではすべての曲をラップの部分を含め、空で歌えるまでになりました(笑) 先生の添削に挫折するかと思いきや、自己肯定感が限りなく0に近いのになぜかそういう所だけは肝の据わった私は、実は反骨心に満ちていたのかもしれません(笑) みんなに愚痴を聞いてもらったおかげもあり、そこまでメンタルをやられることもなく、「絶対に次の個人相談までにキメる」と訳の分からない内なる炎を燃やして卒論を書き終えました。最終的に、ゼミの皆さんの優しさ70%と、卒論執筆にかける貪欲さ30%が身を結んだのか、大学生活最後にMVP獲得という思い出を残すことができました。個人的としては目標を達成できて嬉しい反面、学年としては反省すべき点が多々あり、全体の士気を上げられなかったことや、もっとみんなと協力できていたらなど、後悔が残るのが正直なところです。しかし、この卒業研究を通して、学ぶことの尊さを実感するとともに、何もなく無色で終わろうとしていた大学生活が鮮やかに彩られたこともまた揺るぎない事実です。末廣先生、メンバーのみんな2年間本当にありがとうございました!心より感謝申し上げます!

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