1906年にマティスはアルジェリアへ旅行し、アフリカ・アートやプリミティビスムに影響を受ける。この頃からマティス作品は海外旅行で出会ったさまざまな外国文化を創作の源泉にするようになる。
また1906年4月にマティスは、11歳年下のパブロ・ピカソと出会う。その後、2人は終世の親友であり、またライバルとなった。
2人の作品の大きな違いとしては、マティスは「緑豊かな自然」を描くのに対して、ピカソが自然を描くことはなく、もっぱら「想像の世界」を探求していたことだろう。しかし、共通して描いた主題は女性で、描かれた女性は妻(または愛人)だった。
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