(2024.2.25修正)
ここからが飛行場へ行っての話になります。
初めての場所や、コールド・スタート(その日の最初のフライト)ではGPSロックに時間がかかります。
・マイクロSDカードをセットして、
・パイロット位置から50m以内の任意の場所で電源を入れます。
(その位置がオリジンとなります。GPS電波障害を避けるため車やテント、崖などから離れて)
・数分待ってロック合図のLED点滅変化を確認してからフライトします。
・プロッタにリボン図が描かれる条件の1つとして、F3A飛行の場合は10m以上の高度が必要です。
・着陸後は、「電源を切ってから」カードを抜き、パソコンに挿し替えます。
・ブックマークしておいたプロッターで目的のBINファイルを開きます。(屋外のオフラインでもキャッシュで動きます)
・最初にデータに関する注意画面が出る事がありますが、(2024.2.25修正)
OKを押すと選択画面(Schedule and Site Selection)となります。
そこのSchedule欄では「F3A」の中の、(どれでも構いませんが)例えば「P25」や「Generic」を入れます。これによって、リボン図を再生する時の背景がパターン面となります。
・下のSelect Site欄では飛行場の場所を指定します。
飛行場を登録してあると、自動的に入力されていたり、あるいは、選択して呼び出す事ができます。
未登録の場所の場合は「manual」とし、このタイミングでメモしておいた「パイロット位置」と「センター位置」の座標を手動で入力します。
慣れて来たら、Mapページにあるボタンからカスタムサイトを作って、「.f3a」ファイルをP.Cに保存しておくと、F3AZoneボタンを使っての座標入力が簡単になります。
方法は、「manual」にしたときにF3AZoneボタンが現れるので、それを押して「.f3a」ファイルを選択するだけで、座標の数値が入力されます。
これらは一度入力すると、次からはキャッシュによって自動で再現されます。
(別の飛行場に行った場合やキャッシュクリアした時は、また座標入力が必要)
・入力後にSubmitを押すと、3Dリボン図が出てきます。
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以上が、3Dリボン図を再現するまでの手順です。
もしプロッターの動きが悪くなった場合は、一旦ブラウザのキャッシュをカラにしてから再チャレンジしてみてください。
それと、使用上の注意点ですが、フライトコーチのデータロギングは100%成功する訳ではありません。
エラーの原因は、機体によるものから、地形、GPS電波など色々考えられます。
高度の低いGPS衛星もあるので、電源ONは車から離れた場所が良いでしょう。
衛星チェックアプリを使えばGPSの電波状態が確認できます。
ただ、グラフは絶えず変化しているので、普段の状態を経験しておく必要があります。
自分達にできる対策の1つは「電源を入れて待つ」事です。
何分待てとは一概に言えませんが、連続フライトなら待ち時間は僅かですし、間が開くとロックの合図が遅くなるので、そういった失敗と成功の経験が必要なところだとも思います。
現在の私の使用状況ですが、
以前は飛行する時だけフライトコーチの電源をONとしていたのを、今では、飛行場に着いて機体を準備する時に、真っ先に電源を入れる様にしています。
この段階では、まだマイクロSDカードは入っていません。
そのままの状態を維持し、飛行する段になった時に改めて電源を入れ直し、その時にカードもセットします。
こうする様になってから、1フライト目でもエラーの発生が少なくなっている様に感じています。
また、あるユーザーさんからは、
「地形によると思われるエラーが発生していたが、滑走路で電源を入れた後、垂直尾翼を持ち上げて360°方向転換をしてからフライトするようにしたら問題が解決」
との情報もあります。
それと、基本的な事ですが、GPSアンテナ等の機器には性能差があって、エラーの出方にも違いがあります。
リボン図が現れたらそれがゴールではありません。
続いてコメント34にある様に「リボンの区切りを修正」する必要があります。
これを、演技を見直す時の習慣にすると良いでしょう。
エラーは大別して2つの種類があります。
1つは、オリジンが50m以上離れていると表示され、リボン図が全く再現されないもの。
もう1つは、リボン図が再生されても途中でジャンプしてしまうものです。
前者の原因はGPSの誤差や狂いから来るものでしょう。
普段のリボン図の結果を見ていても、オリジンが実際の位置と離れている事が良くあります。
この事から、「パイロット位置」や「センター位置」の座標はGoogle MapやGoogle Earthで調べた方が良い事になります。
後者のジャンプは機体が垂直姿勢になったときに良く見られるので、GPSやコンパスが働き難いときに誤差修正が入るのでしょう。
これについては他のトピックで取り上げられているところです。
オリジンが50m以上離れているとリボン図が表示されないのですが、soramonさんが裏技を教えてくれました。
これで、これまでエラー表示で諦めていたフライトを見る事ができます。
soramonさんが教えてくれた裏技の件について、もう少し説明してみます。
データが入っているはずなのに「オリジンが50m以上離れている」と表示され、画面の「OK」を押すと選択画面も消えて、それ以上進めなくなる事があります。
そんな時の対策については、プロッターの青ボタンManualの中にある「Errors」に少しだけ記載がありました。
その方法ですが、
そんな時はもう一度同じBINファイルを開いて、選択画面の飛行場の場所を一旦manualに戻すのです。
manualに変更したら、Copy Originを押します。
すると、パイロットとセンターまですべてがオリジンと同じ座標となります。
そこでSubmitを押すと、この様なリボン図が登場します。
飛行場の方角が指定されていないので、暫定的に南北方向の飛行面となっていますが、
ここまでが、フライトコーチのサイトに載っていた方法になります。
このままでも一応リボン図は見られますが、飛行場の方角を指定してやれば、誤認識したオリジンなりの飛行面が再現できる事になります。
ここからが、soramonさんが教えてくれた方法になります。
センター位置の座標をマップで調べ入力します。
すると、こんな修正画面が再現される事になるのです。
これによって、これまで見られなかったフライトが再生できる様になります。
ただ、飛行場登録していない場所では、次回のBINファイル開示時に座標を入れ直すことになるので、
飛行場所の緯度経度のデータはいつでも見られる様にしておいてください。