(2024.6.19更新)
パターンフライトはルール通りに飛ばすのが目的なので、そのルールに関する資料をまとめておきます。
ルールの更新で最新情報が分かり難くなってしまったので、特に必要なものをここに書き出しておきます。
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P-25,F-25のアレスティ
コメント27
P-25,F-25パワーポイント資料
マヌーバーガイド 2024年版
コメント31
2024年版 FAI Sporting Code
P-27やF-27のアレスティ(2024.6.19追加)
コメント48
マヌーバーガイド2024年版の案内1
コメント50
マヌーバーガイド2024年版の案内2
コメント51
P-25 参考資料 by NAGACHAN
ーーー以下は以前ここにあった記載内容↓ーーーー
アメリカNSRCAのパワーポイント資料
マヌーバーガイド2022年版 F3A Maneuver Guide
P-23パターンガイド F3A P-23
最近行われたKMA関西模型クラブ連合会 曲技委員会による、F3A勉強会の資料 P23演技解説と陥りやすい欠点
NSRCA/Current Sequence Information 現在のシーケンス情報(2023.10.10追加)
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下のバーの左右の青矢印をクリックすると、表示されなかった途中のコメントが見られます。
F3Aパターンフライトに関する最新のPDFファイルが、FAI/C.I.A.M.(国際模型航空機委員会)のDOCUMENTSページにアップされています。
置き場所は次の様に進んだ先です。
→F3A - RADIO CONTROL AEROBATICS
→Training material for judges - Presentations in PDF format
→F3A Material
以下は直接リンク
P-25パターン Preliminary Schedule P-25 (2024-2025)
F-25パターン Semi-Final / Final Schedule F-25 (2024-2025)
マヌーバーガイド2024年版 F3 R/C Aerobatic Aircraft Manoeuvre Execution Guide (2024 Edition)
2024版になって新たに加わった画像もあります。
JMA 日本模型航空連盟 F3A RC曲技委員会 が更新され、審査員講習会の案内が載りました。
今回は福島県須賀川市での初めの開催です。
パターンの切り替え年なので、座学と実技の両方が行われる予定です。
海外には、フライトコーチを使った解説をしていた国もありましたが、さて日本では…。
プロッター最新版がv4.2.0HLとなって、F3Aのテンプレートの数が増え充実してきました。
その開き方です。
まず、プロッターをクリックして開き、Templateボタンを押します。
機体モデルはやや遅れて表示されますが、しばらく経ったり、或いはどのボタンを押してもこの様にモデルが登場しない場合は、そのブラウザではフライトコーチは利用できません。
別のブラウザで試してみてください。
Templateボタンを押して選択画面が出たら、見たいパターンを選んでSubmitを押します。
すると、テンプレート・リボン図が現れます。
Settingsで、リボン幅や機体サイズの変更ができます。
3D画面は色々な見方が出来ますが、例えば推奨のフォローミーモードならFollowボタンを押します。
緑の「>」は、単独演技と連続演技の切り替えボタン。
隣の赤ボタンがモデル動作のスタートとストップです。
Judgeボタンでジャッジ目線になるので、色々いじって見え方に迷った時はJudgeボタンを押して戻るのがコツです。
マウスクリックやキーとの連携で色々な動きができますが、機種ごとにやり方が異なるので、色々な操作を試してみてくだい。
3D画面操作では、拡大縮小、回転、平行移動などができます。
技術情報の飛行航跡4(P-13)に
「プロッターでの真円の見え方」を付け加えました。
FAIのDocumentsページにあるSPORTING CODESで、
2024年版のFAI Sporting Code
Radio Control Aerobatics 2024 Edition
が公開されていて、
P-27やF-27も見られます。
この文書は、C.I.A.M.(国際模型航空機委員会)の
SPORTING CODEからも行けます。
今回の飛行演技ガイドから、幾何学的な正確さに「審査員の立場から見た」という一文が追加されたので、パターンフライトについて改めて確認してみましょう。
関連元記事
コメント22
2024年度 F3A審査員講習会
まず、
FAI Sporting Code 2024 Edition
の12ページには、
ーーーーーーーー
5.1.8 Marking
h) Also, manoeuvres should be primarily performed along a line of flight
approximately 150m in front of the safety line.
(また、演技課目は主に前方約150mを、安全ラインと平行に飛行されるべきです)
ーーーーーーーー
とあります。
また、37ページには、
ーーーーーーーーー
5B.8.4. LOOPS
A loop must have by definition, a constant radius, and must be performed in the vertical plane throughout.
(ループは定義上、一定の半径を持つ必要があり、全体を通して垂直面で実行する必要があります)
ーーーーーーーーー
ともあります。
つまりこれらの事から、奥行きのあるもの以外の演技は、約150m前方の仮想垂直面で行う様に、元々決まっているのです。
この垂直面に描かれた幾何学的に正確な図形を「審査員の立場から見たらどうなるか」
こういう意味も含めて一文が付け加えられたのでは、と私は解釈しているのですが。
因みに、上のオンコーナーの画像に分度器を当てて、「この演技は45度では無い」と言う人はいないと思います。
45度の見え方はこちらに纏めてありますが、
真円の見え方についても同じ事が言えます。
こういった、円を斜め方向から見ている画像(状態)に於いて、コンパスで描いた円と比べる事自体、無意味な事になります。
ただ、人間の目では中々判断がし辛い所があるのも事実で、
例えば、垂直面の内傾や外傾
あるいは、飛行コースの曲がり
など、これらの判断は個人個人の経験や力量によって左右されてしまうものです。
この辺の力の差についての事が、たまたま今日アップしたAndrew Jesky選手のインタビュー動画にも出てきましたね。
どの競技にもある事ですが、人間がやるスポーツである以上、「審査員の立場から見た」とは個人差の事も含まれるのかもしれません。
例えば、野球のアンパイアがストライク/ボールを判定する様に。
コメント34にもありましたが、先の審査員講習会でもこの辺の質問がいくつか出ていました。
本当ならこれにもっと時間をかけるべきなのですが、会の始めの頃の事で、時間の問題もあるので、中途半端なやり取りで終わってしまいました。
したがって、「正確な演技面でフライトすべき」といった明確な説明はありませんでした。
この件については、もしかしたら、他の地区の方が、何らかの形で発信されるかもしれません。
前のコメントにもある様に、通常の演技は前方約150mの仮想垂直面で行う様に元々決まっています。
ただ、人間の目でそれを正確に認識するのは難しく、例えば、こんな仮想面を正しいものと思い描いているのかもしれません。
そしてここで一番問題なのは、この歪みの度合いには個人差があるという事です。
どの程度の差があるかは、こちらのトピック/パターンの画像を見ると分かります。
実際に規定の距離を、正確に演技を何度も再現飛行して見られたら ジャッジの判断のバラツキの縮小に貢献する可能性ありと思っています
ArdupilotのScripted aerbaticsを利用して実現出来そうです
残念ながら、失速系演技はまだ出来ない(私が知らないだけかもしれません)ですが 十分に使えるレベルになっていると思います
凄い世の中になってきました
本当に想像以上の事が起こって、凄い時代になって来ました。
ただ、こういう事に全く興味を示さない、或いは、知らない人も多いので、ちょっと残念に思っています。
皆んなが揃って、というのは難しいかもしれませんが、新しい事への挑戦はどんどん続けて行きましょう。
ジャッジが見た平成3年度F3A日本選手権
をアップしました。
当時でも仮想垂直面を考える人はいたと思うのですが。
F3A 中四国選手会
資料ダウンロードに「2024年度ジャッジ講習会特記事項」がアップされました。
KMA関西模型クラブ連合会のF3A勉強会の様子だそうです↓
いつまでもアドバンスド 2024年03月24日 勉強会
次郎長のブログ
講習会
KEROKURO RC HOBBY
今日の飛行場(20240324)2024年度模型航空F3A競技規則研究会
あさちゃ〜の独り言
F3A勉強会
KMA 関西模型クラブ連合会
2024年 F3A勉強会 の模様
しつこくなりますが「審査員の立場から見た」については、クロスボックス演技やホリゾンタルサークルなど奥行きのある演技に、特に関係があるとも考えられます。
審査員から見れば、サークルはこの様にしか見えません。
従って、この見える範囲内で判断するという事を言葉にしたのかもしれません。
円を斜めから見た時どう見えるか、と状況は同じですね。
図形を真横や真上から見なくてもきちんと判断しなければならないという事でしょう。
なお、サークルでは最遠部が350mを越えると減点が始まり、375m以上で-1点、400m以上で-2~3点となります。
図は、170mコースでのテンプレートですが、これで既に-1点となってしまいます。
サークルの大きさはループと比べてみてください。
演技面の裏側から見た様子です。
ホリゾンタル・サークルを演じる方向は、奥方向だけでなく、近づく方向でも可能です。
例えば、これは正確に割り出した数値ではありませんが、170m位置から開始して、こちら側に直径150mの円を描いても、フレーム内に収まっていればOKという事になります。
もっと大きいサークルを描きたければ開始位置を遠くにすれば可能ですが、その場合は繋ぎ飛行中に飛行コースを修正しなければなりません。
サークル前後のターン演技が遠方のままでは当然その演技は減点となってしまいます。
以前は、繋ぎ飛行中の減点はされない事になっていたので、今でもその記述があるか確認してみているのですが、ちょっと見当たりません。
実際に飛行する時に、なるべく減点されない様にするしか無いのかもしれません。
飛行環境によって空域が制限されている飛行場では、こういった手前側に飛行する方法も考えておく必要がありそうです。
F3A曲技飛行の大本のルールはコメント31にある「2024年版 FAI Sporting Code」です。
その中にある「付録 5B 操縦実行ガイド」で実際の飛行方法についての説明がされています。
このガイドをもとに分かりやすく表現したのが、コメント27にある
マヌーバーガイド2024年版です。
かなりの量になっていますが、画像翻訳で本編のガイドを確認してみてください。
…
…
前のコメントで省略した部分の画像です。
画像翻訳を使えばこの様に見えるというサンプルとして貼り付けておきます。
P-25 参考資料 by NAGACHAN
http://www.morris-hobby.jp 左下からジャンプ
スピンで気を付けなければいけない事の一つに、「完全停止が条件では無い」という事があります。
水平飛行中に失速させるので当然な事ですが、
FAI Sporting Code
Radio Control Aerobatics 2024 Edition
の、5B.8.12. SPINS には、次の様に記されています。
ーーーーー
Judges must carefully observe the stalled attitude, which is not necessarily a complete stop, especially in no-wind conditions. This is no reason for downgrading.
審査員は失速姿勢を注意深く観察しなければならないが、特に無風状態では必ずしも完全に停止するとは限らない。 これは格下げの理由にはなりません。
ーーーーー
尚、マヌーバーガイドにはスピンについて次の様な解説があります。
P-27やF-27を見つけ易くするため、トピック冒頭部分を更新。