615(ロクイチゴ)
2023/11/28 (火) 19:11:18
f1183@85f68
凄いセイコー感のあるTimexです。
https://timex.ca/products/q-timex-reissue-degrade-38mm-stainless-steel-bracelet-watch-tw2w22500?mdApp_countryCodeDomain=CA
いっその事、セイコーも70年代なカットガラス復刻しても売れそうなのですが・・・もう高級路線で庶民相手はしてくれないんでしょうね・・・
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これはアクタスですね!
セイコーのSARB001・003・005が最後のカットガラスモデルだと思います。このモデルの今の中古市場はヤバイくらい高騰していますね。セイコーもこのことは知っていると思いますが、おそらくそれまでカットガラスを製造していたところが辞めたからカットガラスモデルがつくれないのだと想像します。オリエントのカットガラスモデルも廃盤になり久しいですね。
そのTimexの説明文を読むとアクリルクリスタルとあります。つまりガラス製ではありません。過去のセイコーにもアクリルカット風防がありましたが、ガラス製と比較するとエッジや光具合が劣ります。このTimexの現物は見たことありませんが、webページの動画を見るとやはりエッジの立ちや平滑度が甘いように見えます。アクリルの大量生産品だと今の技術でもこれが限界なんだと思います。
SARB001・003・005は高騰しすぎなので、古いアクタスやロードマチック、その他同時期のカットガラスモデルの良品中古を買うのが現実的な楽しみ方だと思います。カットガラスは失われた技術なんですよ。
そうだったのですね。多くの日本製工業製品が安いアジア製に押され、技術ごと無くなってしまいましたものね。技術に対して対価を支払わず、技術を守らなかった方針による失敗でしょう。残念です。
少し話は逸れますが、今のザラツ研磨は錫板を使える職人がいなくなり、昔のようなエッジは現代では再現できないと聞きました。確かに手持ちの44KSと復刻版とでは平面に違いがあるように感じました。実際にザラツ研磨をされていた方に聞いたら、薄いフィルム状の下地でも研磨する時に角が丸くなってしまうとのこと。ビンビンのエッジを出すにはやはり錫板が一番良かったみたいですが、これも失われた技術なのでしょうね。
カットガラスもラドーみたいにサファイヤだと今でもキレイですが、オールドセイコーだと状態の良いガラスを探すのは大変ですよね・・・視認性は悪くなるので気にしていませんでしたが、時計店に大量にあった昔のカットガラス風防を貰っておけばよかったと後悔してみたり・・・
錫板研磨は日に2個できたら良い方であまりにも時間がかかるのともう職人がいないと聞きました。今やってるのはミナセだけかな?
高級時計のケースのプレスをできる職人も国内ではほぼ絶滅しかけています。
スイスのケース製造はコンピューター制御旋盤で金属板をカット
立体的CNC加工+バフ掛けですからね。手作業での研磨は化石みたいなもんです
一応ですが、Q&Qにもカットガラスモデルがありますね。
確か廃盤になったモデルにも上で出ているセイコーのようなカットの物があったはずです。
https://qq-watch.jp/lineup/quartz/qb78-212.html
https://qq-watch.jp/lineup/quartz/index.html
Q&Qにあったのですね。知りませんでした。そう考えるとカットガラス自体の単価はすごく安いということですね。シチズンとしか提携していないのか、はたまた海外で製造しているのか。詳細は不明ですが、カットガラスモデルもつくれるということですね。
どうなんでしょうね?
Q&Qも結構前にファッションで流行ったダニエルウエリントンに似た時計を出していたり意外と面白いです。
個人的にも正直カットガラス自体はデザインとして古臭い印象があるので、現行のラインナップに残り続けるのはなかなか難しいのかもしれませんね。
ただセイコーは復刻モデルとしてカットガラスを温存しているように思います(笑)