そうだったのですね。多くの日本製工業製品が安いアジア製に押され、技術ごと無くなってしまいましたものね。技術に対して対価を支払わず、技術を守らなかった方針による失敗でしょう。残念です。
少し話は逸れますが、今のザラツ研磨は錫板を使える職人がいなくなり、昔のようなエッジは現代では再現できないと聞きました。確かに手持ちの44KSと復刻版とでは平面に違いがあるように感じました。実際にザラツ研磨をされていた方に聞いたら、薄いフィルム状の下地でも研磨する時に角が丸くなってしまうとのこと。ビンビンのエッジを出すにはやはり錫板が一番良かったみたいですが、これも失われた技術なのでしょうね。
カットガラスもラドーみたいにサファイヤだと今でもキレイですが、オールドセイコーだと状態の良いガラスを探すのは大変ですよね・・・視認性は悪くなるので気にしていませんでしたが、時計店に大量にあった昔のカットガラス風防を貰っておけばよかったと後悔してみたり・・・
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