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フライトコーチの始め方

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(2024.4.26加筆)

ネットショップのフライトコーチ機材セットに掲載している各種ユニットで、Hタイプは新しいタイプのGPSアンテナを使用しています。
基本的な使い方はどれも同じです。
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これ以外に準備するものとして、マイクロSDカードがあります。
容量は16GBもあれば十分で、FAT32でフォーマットしたものとなります。
国内の電気店で販売されているレベルのものなら大丈夫と思われます。

フライトコーチの本体が入手できたら、まず、電源をどうするか考えなければなりません。
入力電圧は多くの場合Li-po 2S〜5Sとなっていますが、機種によって異なるものもあるので注意してください。
Hタイプも5セルまで可。

お手持ちのバッテリーの中に200mAhぐらいの小さな2セルのリポがあれば、それをフライトコーチ専用として使う事ができます。
この方法は、フライトコーチを仲間内で色々な機体に載せ換えて使うのには便利です。

もし、自分の決まった機体だけで使うなら、受信機や動力用の配線の途中にコネクターをハンダ付けしたり、動力バッテリーのバランスコネクターから電源を確保できる様にコネクターを準備したりします。
この中で一番実用性が高いのは、最後に示したバランスコネクターから取る方法で、
画像は3セル用のコネクターですが、4セルや5セルでも一番外側に接続してください。
Hタイプは5セルまで平気です。

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私のミュゼットでは、フライトコーチ側のコネクターを変えて、2系統からとれる様にしています。
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コールド・スタート(その日の最初のフライト)では、衛星捕捉に数分〜10数分かかると言われています。そのため、フライトコーチの電源オン/オフは、コネクターの抜き差しなどを利用して、単独で制御できる必要があります。

『キャリブレーションについては、出荷時に調整済みなので、何もしないでそのまま利用開始してください』
大抵の場合、問題無く働いてくれると思います。
同梱の導入マニュアルにはミッションプランナーとの接続について書いてありますが、通常使用に於いてこれを使う事はまずありません。特に新型GPSアンテナでは調整が難しいので、手を加える事はお勧めできません。
もしUSB端子を使うのであれば、ケースのカットが必要になります。
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ーーー屋外での動作テストーーー

・電源確保ができたら、FAT32でフォーマットされたマイクロSDカードをセットして、家の近くの、屋根やビルの無い所で電源を入れてみてください。
家の中ではGPS電波強度が足りないので上手くいきません。

・「数分間」地上に置いておくとGPSがロックされた合図(LEDの点滅変化)があります。
これは、説明書にあるGPSモジュールLEDの点滅変化で、捕捉完了までには結構時間がかかるものです。

・「電源を切ってから」SDカードを抜いて、パソコンのプロッターでBINファイルを開きます。
プロッターの情報はリンク集にもあります。(2024.4.26加筆)

ーーーここからがパソコンの操作になります。ーーー

BINファイルを直接クリックしてもプロッターは働きません。
ブラウザでプロッター画面を表示させておいてから、そこの右上にある赤の「Load BIN」ボタンを押してBINファイルを開くという手順になります。

これが現在のプロッターの初期画面です。
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プロッターに機体が表示されるまで時間がかかる事があります。
機体が表示されない場合は異常なので、再読み込みやブラウザの変更が必要になります。

・プロッターの詳しい使い方については、プロッター画面の右上にある青ボタンのManualを押して、本家の手引き書をご覧ください。
ソフトウェアマニュアル:SW Manual

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<以下は私の経験に基づく解説です>

プロッターはブラウザの「ブックマーク」に保存しておく必要があります。
そうすれば、飛行場の様なオフラインでもブックマークから呼び出してキャッシュで動かすことができます。

・スマホ等でもプロッターを見る事はできますが、BINファイルを開くためにはマイクロSDカード用コネクタ等の準備が必要になります。
また、画面が小さいと操作もやりにくいので、できればノートパソコンの使用が理想的です。
再生用の機器(デバイス)参照

・赤の「Load BIN」ボタンを押して、ファイル選択画面が出たら、SDカードのAPM>LOGSにあるBINファイルをクリックします。

・途中で注意画面が出ますがOKを押して進むと「選択画面」になります。
そこを良く見るとOrigin (原点)のところに緯度経度の座標が表示されているはずです。
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・座標をクリックするとGoogleマップにジャンプして位置確認ができます。

ここまでできればこの段階では成功です。
それ以上は進めないので、自宅での動作確認はここまでとなります。

『使いこなしのヒント:
動作確認の方法としては地上を移動しての動作確認方法というのもあります』

・もし、上記の様にならなかった場合は、以前に行った操作が邪魔をしている可能性があるので、一旦ブラウザのキャッシュをカラにしてから改めてプロッターを読み込んでください。

ブラウザのキャッシュクリアはただの再読み込みとは違います。
方法は機種やブラウザで異なります。
各ブラウザ毎のキャッシュ削除方法
スマホ等で動作が怪しくなった時は、アプリ(ブラウザ)を一旦削除して再インストールした方が良い場合もあります。

プロッターやマップなどのアプデートの時にも必ずキャッシュクリアが必要になります。
通常使用する様になっても時々行いますので、やり方に慣れておいてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自宅ではそれ以外に、飛行場の「パイロット位置」と「センター位置」の座標(10進緯度経度)をGoogleマップ等で調べて、パソコンや紙にメモしておく必要があります。(後でリボン図を見る時に使います)
「パイロット位置」と「センター位置」の説明については、本家Manualを参照してください。

具体例としては、
フライトコーチのマップ
カスタムサイト
に載っている飛行場の航空写真をご覧ください。
それらを良く見ると地上のセンターライン上に2箇所のマーカーが見えます。
これがパイロット位置とセンター位置です。

センター位置はパイロットからの方角を決めるものなので、近くても遠くても大丈夫です。

例えば、〇〇飛行場の場合、(10進緯度経度)
パイロット 43.123456, 144.123456 
センター  43.123789, 144.123789
という感じになります。

Googleマップならどこでもクリックするだけで、緯度経度の数値が表示されます。
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『使いこなしのヒント:
カスタムサイトを作ってP.Cに保存しておくと座標入力が簡単になります』

機体への搭載は、フライト結果を見ないと位置の良否が分からないので、最初は、紙テープで本体を適当な所に縛り付ける程度で構いません。
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---注意点----
本体上面側や高い位置にバッテリーやカーボン素材が無いこと
本体取り付けにガタが無いこと
電圧の低すぎ
取り付け角度
搭載位置
「カーボン素材と電波」に関して

マイクロSDカードの抜き差しがやり難い場合は、延長ケーブルを使うと解決します。
ブログ記事
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あとは、飛行場に行ってのフライトとなります。

コメント5に続きます。

リボン図が現れたら、コメント34にある「リボンの区切りを修正」してからフライトチェックする様にします。
(下のバーの右側の矢印を1〜2回クリックすると、埋もれていたコメントが開きます)

denkado
作成: 2022/08/10 (水) 15:13:15
履歴通報 ...
15
denkado 2022/10/24 (月) 09:29:48 修正

このトピック冒頭にあるフライトコーチ/タイプ2は、部品調達ができなくなったため販売終了となります。
誰でも使える、品質の良い製品として組み立てて頂いたのですが、部品が無い事にはどうしようもありません。
今後の事についても未定です。

これからフライトコーチを始められる方は、次のサイトを入手の参考にしてください。

PROTON CONTROL SYSTEMS 
ページ右下のeBayでPathFinder(フライトコーチ本体)の販売。
購入後セットアップ等が必要。
GPS捕捉時間は、コールドスタート:2分、ホットスタート:20秒と記載。

・BBSトピックのebayからのPathFinder 名称のフライトコーチ 
 
磐田RC掲示板 
PathFinderの試用開始。
その後5台入荷して説明会も開催予定。

Precision Black Box (Flight Coach) Turn Key 直ぐに使える状態での販売。在庫0個。(2022.10.19更新)

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お世話になります。

一番少ない容量のマイクロSDカードは8GBです。大丈夫でしょうか?

フォーマット形式は解りませんが、小型アクションカメラで初期化しました。

今のところ11月5日を予定しています。

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denkado 2022/10/24 (月) 20:08:05

飛行場にはパソコンを持って行くので大丈夫です。
11月5日の件も了解です。

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初めて投稿します。
フライトコーチ導入中です。
プロッター使用についての質問です。
プロッターは、ネット環境のないところで、PCでの使用は、可能なのでしょうか?
PCのグーグルクロームのブックマーク登録はしています。
初歩的な質問ですいません。

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denkado 2022/10/24 (月) 20:57:09

キャッシュで動くので、オフラインでも大丈夫です。

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こんにちは
飛行データをFligth Plotterで表示すると全体的に手前に描画されてしまいます。
これは電源を投入した位置が滑走路の中心から12m程度離れている等が原因なので
しょうか? ちょうどOriginマークが出ている位置で電源投入しています。
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denkado 2022/10/27 (木) 20:33:42

異常は無い様にも見えますが、Originの位置がもう少し良く見えるトップビュー画像が欲しいです。
Originのズレは出るものなので、気になる時はSettingsを開いて位置調整をします。

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ありがとうございます。
SettingsでOriginの位置を調整すれば良かったのですね。

23
denkado 2022/10/28 (金) 10:53:13

Originは電源を入れた場所です。位置を忘れない様にしましょう。
私はそれもあって、毎回パイロット近くで電源オンとしています。
それと、車の近くでは受信障害が出る可能性もあるので、なるべく車から離れましょう。

24
denkado 2022/10/29 (土) 21:35:55

ネットショップでのフライトコーチ機器の取り扱いは、組み立て完成品が無くなったので一旦終了としましたが、ストック品やタイプの違うものなどが若干あるそうなので、興味のある方はメールなどで連絡ください。

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こんにちは。

単純な質問ですいません。SDカードについての質問です。

先日、飛行場でFCコーチに興味がある方が、やってみたいから。
と自分のSDカードを持ってこられました。
FAT32で、フォーマットしなければ、ならないので、それを行いました。(通常フォーマット)
これを私のFCのカードと交換して、飛行開始。
データ読み込みで、トラブル。

【その後の経緯】
1.飛行終了後、BINファイルも無事出来ていたので、読み込みしましたが、その際
 本BBSに記載のある「Provide site ・・・than 50m from the origin」のエラーが出て読み込めませんでした。

2.原因を探るため、まずは、私のSDカードで、飛行 ⇒ 無事読み込めました。

【SDカードの仕様】
1.興味のある方 512MB マイクロSD(私がFAT32でフルフォーマットしました)。
2.私のSDカード 32GB FAT32フォーマット済を購入。

以上、何が原因かわからなかったので、質問しました。
カードの向き・不向きがあるのでしょうか?
他に気になる点があれば、教えていただけると幸いです。

宜しくお願いします。

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denkado 2022/11/09 (水) 13:56:17

「Provide site ・・・than 50m from the origin」の表示は良くある事で、フライトコーチのGPS精度が低いからだと思います。
私も時々体験してます。
またやり直してみてください。
カードの異常では無いと思います。
フライトデータが取れていれば、10月3日の投稿にある方法でリボンが再現できるかもしれません。
試してみてください。

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ありがとうございます。
週末、飛行場で、もう一度センターの座標を調べてやってみます。

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BINファイルを消去していなければ、練習と思って上記の方法でファイルを開いてみてください。

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denkado 2022/11/09 (水) 15:30:54

飛行場を登録していない場所で、取り敢えずリボン図だけを急いで確認したい場合は、この10月3日の投稿にある「選択画面の飛行場を一旦manualに戻す」方法が便利です。
manualに変更するとCopy Originが使える様になるので、Copy Originを押してSubmitを押すだけで、リボン図が見られる様になります。
ただし、飛行面の方角が指定されていないので、飛行コースは狂った状態です。
正しく表示するには、パイロットとセンターの両方の緯度経度を入力する必要があります。

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折角、助言いただいたのですが、
※パイロット・センターの座標再入力して、そのことをすっかり失念していました。
先日のSDカードの件、練習のつもりで再チャレンジする予定でしたが、まだ、出来ていません。
次週末にチャレンジするつもりです。
ただ、そのデータ、友人のカードデータなので、消去されている可能性もあります。
その場合、再び、飛行してもらって、再現できると良いのですが・・・。(^^;

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denkado 2022/11/14 (月) 18:13:20

既にリボン図の再生まで経験されているので、あとは使って慣れるだけですね。
ただ、フライトコーチのデータ取りは毎回上手く行くものでも無いので、失敗があったからといってガッカリしないで、また次を試してみてください。
何人かで使っていてもその中の1人だけ調子が悪い、なんて事もあります。
でも日が変わると異常が無かったりして。
良く分からない事が多いです。

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denkado 2022/11/18 (金) 10:51:22

フライトコーチの電源を入れる時ですが、投入直後はコントローラーが衛星捕捉をしているので、フライトコーチ本体を倒したり大きく揺り動かしたりしない様にしましょう。
本体が胴体内に取り付けられているなら問題ありませんが、ミュゼットの様に脱着式キャノピーに付いている場合は注意が必要です。
まぁ実際のところ、粗雑に扱わなければ大体大丈夫なので、異常が多発する様なら気をつけてください。

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denkado 2022/11/20 (日) 18:58:04

フライトデータが取れたらBINファイルのナンバーと日付、それにフライト内容をメモしておくと、後で見直すときに役立ちます。
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denkado 2022/11/22 (火) 10:20:30 修正

binファイルを開いてリボン図が見られる様になったからといって、それがフライトコーチのゴールではありません。
自分のフライトを見直して今後の練習に役立てて行くための、ここが新たなスタートになります。

現在のフライトコーチには、「2つのリボン」を同時に表示して比較したり、「ジャッジ」画面で採点の練習をしたりする機能があります。
これらを利用するためにはまず、1つ1つの演技に合う様に、リボンを正確に分割しておかなければなりません。
例えば、ファイルを開く時の選択画面でP23パターンを選んだとすると、リボンは既に分割はされていますが、これは全演技時間に占める割合から算出されたものなので、実際のフライトに合わせて区切りを修正する必要があります。
F3A_P23以外のフライトの場合は、選択画面のScheduleの中から相応しいものを選んで作業を進めると良いでしょう。

リボンの修正は、下の説明動画にある様に、プロッター画面左下にある<>と+-ボタンを使って行います。
注意点として、離陸から順を追って区切って行く必要があるのですが、これは何回かやってみればコツが分かります。

全部区切り終えたら「Save JSON」ボタンを押してjsonファイルで保存して終了です。
ダウンロードしたjsonファイルは、USBメモリーやクラウドなど、自分で使い易い所に保存しておくと良いでしょう。

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昨年9月以降に作って保存しておいたjsonファイルが、v3.2.2Hのプロッターで開けなくなってしまいましたが、
その開示方法を教えていただきました。
https://zawazawa.jp/flightcoach/topic/5/3

35

こんにちは。

ご存じなら、教えてください。
FCをエンジン機に搭載された事例は、ありますでしょうか?

只今、エンジン機(アセント/フルサイズ/GP仕様)に搭載を考えています。

現状、考えているのは、
【搭載について】
1.主翼とアンダーカバーの間・後方。
2.取付は、主翼後方側。
3.FCは、そこから吊下げステーを付けて、マジックテープ止め
4.電源は、専用にして、胴体排気口からコードを取り出し。機体外部で接続。
 その後内部に接続部分をテープ止め
【心配事】
※エンジンをかけてから、電源接続なので、内部のGPS赤色点滅確認が困難かもしれません。
 鏡とライトを使用する予定ですが。(今度、エンジン始動なしで確認予定)
※機体の一番下に搭載するので、GPS信号が取り切れるかどうか?
※エンジン機の振動対策として、スポンジ等で巻いてもFCは、良いものなのでしょうか?

ご助言いただければ、と思います。
宜しくお願いします。

36
denkado 2022/11/22 (火) 10:58:01 修正

フライトコーチ本体の上には何も無い事が必要条件です。
搭載位置
ガソリン機での使用を聞いたことがありますが、リボン図がかなりジャンプしていました。
振動なのかノイズなのか、原因は不明です。
電源接続については、エンジン始動の前が良いでしょう。

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そうですか。
だとすると、機体の下部は、駄目ですね。
再考します。
ありがとうございました。

38
denkado 2022/12/27 (火) 12:24:29

フライトコーチ/タイプ2の製品供給については、このトピック15と24に書きましたが、その後追加した物も売り切れとなってしまいました。
今後の入手方法としては、リンク集にあるような海外製品を、各自それぞれが直接注文というかたちになってしまうと思われます。

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denkado 2023/01/01 (日) 17:36:14 修正

Originは電源投入をした位置ですが、プロッターでの表示が実際と違う事が良くあります。
毎回違う場所で電源ONしたのではこの事に気付き難いので、私はパイロット位置近くで電源ONをする様にしているのです。
今日のフライトでもこんな事がありました。
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パイロット近くで電源ONにしたのに、Originが20m近くズレています。
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こんな時はプロッターのSettingsから座標の修正を行う事ができます。
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その結果がこちら。
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多かれ少なかれズレは発生しているので、毎回気を付けていた方が良いでしょう。

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denkado 2023/02/11 (土) 15:37:12 修正

飛行場を登録しておけばBINファイルを開く時に自動的に飛行場が表示され便利ですが、登録していない場所に行った場合は自分でパイロット位置などの緯度経度(10進表記)を入力しなければなりません。

もしそれが面倒で、とりあえずデータの成否を確認したいというのであれば、次の様な方法があります。
コメント14と重複する所があります)

マイクロSDカードのLOGSの中から、見たいフライトのBINファイルを選びます。
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Schduleは「P23」を指定して、飛行場所は「manual」を選びます。
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「manual」になると「Copy Origin」ボタンが現れるので、それを押すと表示中の緯度経度が全て同じになります。
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Submitを押すとリボン図が表示されます。
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方角が指定されていないので演技面が合っていませんが、一応フライトの確認はできます。
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3D画面は、マウスやキーの組み合わせ操作で視点を変えられるので、機種毎の動かし方を調べておく必要があります。
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尚、パイロットやセンター位置の緯度経度を調べるのは、FCMapを使うと便利です。
また、飛行場登録はこのSite Formを使って申請します。