法介
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2023/08/20 (日) 07:34:22
『法華経』の方便品で無為法として説かれているのが「十如是」なんですが、「十如是」は無為法という究極の「法」が、相や性や体や力や用や因や縁や果や報が全て一つに収まった法であると言っているんです。
その究極の「法」が「南無妙法蓮華経」なんですね。
相は色相のことで、モノの姿形の事を言います。性はそのモノの心を言います。体はそのモノの真実のあり方です。『般若心経』で色即是空が順観で因縁仮和合して生じた姿が相(色)として存在し、そのモノがそのモノと成り得た因縁は逆観の空即是色で正しく把握出来ます。その相と性を合わせることでそのモノの真実の姿が体として顕れます。この体を当体と言います。
相=色即是空 ---(仮)
性=空即是色 ---(空)
体=色即是空 空即是色 ---(中)
究極の「法」と言いますのは、この「空・仮・中」を
相=応身如来
性=報身如来
体=法身如来
とします。無為の法ですので「如来」です。〝如来〟は真如の世界(無為の世界)を意味する言葉です。
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