「十如是」は縁起ではありません。当体の真実の姿です。
凡夫の「十如是」と仏の「十如是」と真如の「十如是」とでは、その内容がそれぞれに異なる。
凡夫の「十如是」=実在的要因(相が中心)← 量子力学的解釈
仏 の「十如是」=智慧的要因(性が中心)← 仏の空観的解釈
真如の「十如是」=真理的要因(体が中心)← 三身如来の真理
方便品の「十如是」は凡夫の「十如是」
「三・五の法門」が仏の「十如是」
虚空絵の内容が真如の「十如是」
<凡夫の「十如是」の相・性・体>(第六意識)
凡夫の仮=色即是空 --- ①(此縁性縁起)
凡夫の空=空即是色 --- ②(相依性縁起)
凡夫の中=色即是空 空即是色 --- ③(中道)
<仏の「十如是」の相・性・体>(第七末那識)
仏の仮=応身仏 --- a (此縁性縁起)
仏の空=報身仏 --- b (相依性縁起)
仏の中=法身仏 --- c (而二不二)
<如来の「十如是」の相・性・体>
如来の仮=応身如来 --- A
如来の空=報身如来 --- B
如来の中=法身如来 --- C
詳しくは後程。
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