『般若心経』に「五蘊皆空」という文句がありまして、これは「全ての五蘊を空じる」といった意味なのですが、禅宗で「空」を学ばれておられる方は五蘊そのものが、もともと「空」としてあるものと教えられているようです。
「空」を何も無い「空っぽ」というモノの状態(形容詞)だと思っておられる訳です。
このような「空」の理解を空をたんなる「無」と解釈した「但空」と呼びます。
空を実体思想でしか理解出来なかった小乗仏教や禅宗に強く見られる傾向です。
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