法介の『ゆゆしき世界』

「空」の理論 / 38

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法介 2023/08/23 (水) 08:16:41

飛ぶ矢は、映写機で言えば連続する静止画のフィルムがスクリーンにあるレンズと光源を通過する時だけ映し出される映像です。そうやって映し出された映像では矢は飛んで見えます。この仕組みが人間の五蘊による認識作用です。

放たれた矢の時間における位置の変化を時間の流れを通して見る事で矢は飛んでいるように見えます。これは五蘊の働きによって起こる現象(概念)です。我々人間は〝今〟という今一瞬の時を〝現在〟として認識し、去った出来事を〝過去〟として脳に記憶し〝時間〟という時の流れを感じます。

ただこういった運動は人間が意識的に認識している訳ではありません

リンゴが木の枝から離れて地面に落下する様子を見て「重力」を確認出来ます。この重力や時間の流れって意識しようがしまいがそのような現象は当たり前の出来事として認識されます。

実はこれ潜在意識の働きなんです。

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