いいや、まだ千秋楽には早すぎるよ 健啖家(グルマンディーズ)ガストロ・ノミィ! (???の背後から肉の化物が出現し、文字通り肉壁となり???を護る)
「肉の塊?少々芸が足りなさすぎるのではないのかね?俺様を失望させるなよ!」 その重量を逆手に取って、足払いで崩すと、さらに???へ接近せんとする。
数秒でもいいから時間を稼げればよかったのさ そうすれば助けがくるからね (???に近づく小栗の背後に投げナイフや無数の氷柱、蜂の群れが襲いかかる。)
「やれやれ、これはどうしたことか。貴殿、全くわかっていないではないか。投げナイフ?無数の氷柱?蜂の群れ?なんだそれは、くだらない。」 小栗は、ナイフや氷柱を弾いて、蜂の群れを掻き消した。 「俺様はこれまでに、千を超える異能力を喰らってきた。そこで気づいたこと、それは異能力がいかに矮小なものであるかということだ。属性がなんだ、性能がなんだ、ああどうしてそんなに小賢しい。 己を強化し、拳で殴る。これが、原点にして頂点たる攻撃手段だ!」 黄金のオーラに包まれた小栗は、ゴゴゴゴゴゴゴ…というプレッシャーを放ちながら、???へ進んでゆく。 「そのような勝手の悪い力を重ねて、頭を使えばどんな敵にでも勝てると謳う。それが高度な戦いであると思い込み、悦に入る。なんとも滑稽な屁理屈だ。最強無敵とは程遠い、思春期の子供の青臭い誇大妄想に過ぎぬのだよ!」 小栗の、ただのパンチ 圧倒的な魂の質量を持つ最強のパンチが、???を襲う。
ガフッ!? (小栗のパンチが命中し???は吹っ飛ぶ) ああ、痛いな、痛いなァ。私は見ての通りタダの乙女なんだ そんなに強く殴られたら死んでしまうよ (しかし、???は普通に立ち上がり、口元の血を拭うと近くまで駆け寄ってきていた、いみのないファームの背に隠れた)
小栗の猛攻は続く。ファームに向かって、跳び膝蹴りが放たれた。
1回や2回なら耐えられるけどね、私は見ての通り身体強度は一般人並みなんだ 君みたいな戦士の攻撃はあんまり受けたくないんだよ (いみのないファームは『白無垢』と『赤無垢』を合体させ、斬馬刀『黒無垢』にして小栗の攻撃を受け流す)
「フンッ!」 小栗は片脚をあげると、勢いよく大地を踏み鳴らす──先の激闘より、地盤が傷ついている土壌が、今の一撃で破壊された。地面がぐらっと傾き、当然、その上にいる剣士の構えにも隙が生じる。 「時代遅れだ!」 そこへ間髪入れずに、ドロップが放たれた。
(ドロップが命中しいみのないファームは吹き飛んで廃病院の壁にめり込み動かなくなる) 時間稼ぎありがとう おかげでようやく準備が完了したよ (いつの間にか???の服装が変わっており、その姿は黒くボロボロの外套だけを身にまとったみすぼらしいものとなっていた) 『ひとりぼっちの最終戦争(ロンサム・ウォー)』、私の『名曲揃い(カノンコード)』の性能を最大限に引き出すことのできる装備だ
側で倒れていたガストロ・ノミィを掴むと、勢いよく投げつけた。
『ひとりぼっちの最終戦争』は上位存在の皮でつくられているから能力以外の攻撃を無効化できる 『名曲揃い』のおまけの効果である能力無効能力と合わせればまさに無敵よ (投げられたガストロ・ノミィが命中し吹き飛ばされるが何事もなく立ち上がる)
「...やれやれ、物分かりが悪い。」 小栗は、真上へ手をかざした。戦場に散らばる無数の魂が、流星のようになって、小栗の腑へ吸収されてゆく。 「例えば、紙に炎を描写したとしよう。それが、どれだけ赤くても、どれだけ燃え盛る見事な猛火だとしても、現実にそれが燃え移ることはありえないだろう。」 ゴゴゴゴゴゴ....小栗から放たれるプレッシャーは、神話に出てくる邪龍セクエンツェリアの如く、凄まじいものとなった。 「この俺様の覇気を感じるだろう?現実でその絵を破くことは、当然できるわけだ。つまりはそういうこと。低次元の理など、高次元の存在には一切通用せん。 ──そしてその逆は、赤子の手を捻るが如く容易いことだ!」 小栗(ウルトラ・パーフェクト・コンディション)は、高笑いをしながら再び???へ迫る! 「敵の攻撃を無効化だと?そんなものは知らぬ!認めぬ!この剛の拳を持って、その理ごと叩き割ってくれるわ!」
いい加減諦めなよ 君みたいな能力者じゃあ私には勝てないんだ だって私は君たちのお母さんのようなものだから 親に刃を向けれないのは当たり前、だから君では私に勝てないんだ これは理とか法則とかそんなのは関係ない マクベスじゃあないが、君が女の股から生まれた能力者である以上私には勝てないんだよ (???は外套をしっかりと抑えて蹲り防御の姿勢をとる)
「くはっ、はははははは!これはなかなか!...田中ノストラダムスよ。認めよう、賭けは貴殿の勝ちだ。」 小栗は、突然愉快に大笑いした。 「いやはや驚いたよ。その強大なまでの自己中心性──貴殿の魂の質を爆発的に向上させて、ベストコンディションの俺様に対抗できるまでの次元に達している。ああ、さすがは『博物館』の精鋭というわけだ。 名乗ろう。俺様は、連合直轄組織防衛隊──第三特命班の小栗文明だ。さあ、貴殿の名を聞かせたまえ!」
じゃあ既に気づいてるだろうけど 私は『博物館館長』『四行詩集(ハイヤーム)』の『亡き国の王女(タマム・シュッド)』だよ (蹲ったまま答える)
「館長殿、それではいざ尋常に──と言いたいところなのだがね。貴殿の特性からして、尋常に相手をしていれば決着がつかぬか。 ならばよし。ここは不本意ではあるが、色々と工夫を凝らさなければならないようだ。」 まず小栗は、勢いよくタマムを蹴り飛ばした。
無駄無駄、衝撃だって無効化するし切り裂いたり引きちぎることも出来ないよ (タマム・シュッドは吹き飛び壁に激突するがダメージはないようだ)
「フンッ!」 小栗はさらに壁を破壊して、タマムを屋外へと放り出した。そこへ、待ち構えていたように飛来したのは、1機のUFO。ぴこぴこと奇怪な音を発しながら、宙に舞っているタマムを拉致したのだ。 「さすがは『連合』が誇るエースパイロット。良いタイミングだ。」 UFOはそのまま空高く上へ、宇宙の果てを目指して飛行する。人間道から外れたタマム・シュッドを、この星から追放せんとする。
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「肉の塊?少々芸が足りなさすぎるのではないのかね?俺様を失望させるなよ!」
その重量を逆手に取って、足払いで崩すと、さらに???へ接近せんとする。
数秒でもいいから時間を稼げればよかったのさ
そうすれば助けがくるからね
(???に近づく小栗の背後に投げナイフや無数の氷柱、蜂の群れが襲いかかる。)
「やれやれ、これはどうしたことか。貴殿、全くわかっていないではないか。投げナイフ?無数の氷柱?蜂の群れ?なんだそれは、くだらない。」圧倒的な魂の質量を持つ最強のパンチが、???を襲う。
小栗は、ナイフや氷柱を弾いて、蜂の群れを掻き消した。
「俺様はこれまでに、千を超える異能力を喰らってきた。そこで気づいたこと、それは異能力がいかに矮小なものであるかということだ。属性がなんだ、性能がなんだ、ああどうしてそんなに小賢しい。
己を強化し、拳で殴る。これが、原点にして頂点たる攻撃手段だ!」
黄金のオーラに包まれた小栗は、ゴゴゴゴゴゴゴ…というプレッシャーを放ちながら、???へ進んでゆく。
「そのような勝手の悪い力を重ねて、頭を使えばどんな敵にでも勝てると謳う。それが高度な戦いであると思い込み、悦に入る。なんとも滑稽な屁理屈だ。最強無敵とは程遠い、思春期の子供の青臭い誇大妄想に過ぎぬのだよ!」
小栗の、ただのパンチ
ガフッ!?
(小栗のパンチが命中し???は吹っ飛ぶ)
ああ、痛いな、痛いなァ。私は見ての通りタダの乙女なんだ
そんなに強く殴られたら死んでしまうよ
(しかし、???は普通に立ち上がり、口元の血を拭うと近くまで駆け寄ってきていた、いみのないファームの背に隠れた)
小栗の猛攻は続く。ファームに向かって、跳び膝蹴りが放たれた。
1回や2回なら耐えられるけどね、私は見ての通り身体強度は一般人並みなんだ
君みたいな戦士の攻撃はあんまり受けたくないんだよ
(いみのないファームは『白無垢』と『赤無垢』を合体させ、斬馬刀『黒無垢』にして小栗の攻撃を受け流す)
「フンッ!」
小栗は片脚をあげると、勢いよく大地を踏み鳴らす──先の激闘より、地盤が傷ついている土壌が、今の一撃で破壊された。地面がぐらっと傾き、当然、その上にいる剣士の構えにも隙が生じる。
「時代遅れだ!」
そこへ間髪入れずに、ドロップが放たれた。
(ドロップが命中しいみのないファームは吹き飛んで廃病院の壁にめり込み動かなくなる)ひとりぼっちの最終戦争 』、私の『名曲揃い 』の性能を最大限に引き出すことのできる装備だ
時間稼ぎありがとう
おかげでようやく準備が完了したよ
(いつの間にか???の服装が変わっており、その姿は黒くボロボロの外套だけを身にまとったみすぼらしいものとなっていた)
『
側で倒れていたガストロ・ノミィを掴むと、勢いよく投げつけた。
『ひとりぼっちの最終戦争』は上位存在の皮でつくられているから能力以外の攻撃を無効化できる
『名曲揃い』のおまけの効果である能力無効能力と合わせればまさに無敵よ
(投げられたガストロ・ノミィが命中し吹き飛ばされるが何事もなく立ち上がる)
「...やれやれ、物分かりが悪い。」
小栗は、真上へ手をかざした。戦場に散らばる無数の魂が、流星のようになって、小栗の腑へ吸収されてゆく。
「例えば、紙に炎を描写したとしよう。それが、どれだけ赤くても、どれだけ燃え盛る見事な猛火だとしても、現実にそれが燃え移ることはありえないだろう。」
ゴゴゴゴゴゴ....小栗から放たれるプレッシャーは、神話に出てくる邪龍セクエンツェリアの如く、凄まじいものとなった。
「この俺様の覇気を感じるだろう?現実でその絵を破くことは、当然できるわけだ。つまりはそういうこと。低次元の理など、高次元の存在には一切通用せん。
──そしてその逆は、赤子の手を捻るが如く容易いことだ!」
小栗(ウルトラ・パーフェクト・コンディション)は、高笑いをしながら再び???へ迫る!
「敵の攻撃を無効化だと?そんなものは知らぬ!認めぬ!この剛の拳を持って、その理ごと叩き割ってくれるわ!」
いい加減諦めなよ
君みたいな能力者じゃあ私には勝てないんだ
だって私は君たちのお母さんのようなものだから
親に刃を向けれないのは当たり前、だから君では私に勝てないんだ
これは理とか法則とかそんなのは関係ない
マクベスじゃあないが、君が女の股から生まれた能力者である以上私には勝てないんだよ
(???は外套をしっかりと抑えて蹲り防御の姿勢をとる)
「くはっ、はははははは!これはなかなか!...田中ノストラダムスよ。認めよう、賭けは貴殿の勝ちだ。」
小栗は、突然愉快に大笑いした。
「いやはや驚いたよ。その強大なまでの自己中心性──貴殿の魂の質を爆発的に向上させて、ベストコンディションの俺様に対抗できるまでの次元に達している。ああ、さすがは『博物館』の精鋭というわけだ。
名乗ろう。俺様は、連合直轄組織防衛隊──第三特命班の小栗文明だ。さあ、貴殿の名を聞かせたまえ!」
じゃあ既に気づいてるだろうけど四行詩集 』の『亡き国の王女 』だよ
私は『博物館館長』『
(蹲ったまま答える)
「館長殿、それではいざ尋常に──と言いたいところなのだがね。貴殿の特性からして、尋常に相手をしていれば決着がつかぬか。
ならばよし。ここは不本意ではあるが、色々と工夫を凝らさなければならないようだ。」
まず小栗は、勢いよくタマムを蹴り飛ばした。
無駄無駄、衝撃だって無効化するし切り裂いたり引きちぎることも出来ないよ
(タマム・シュッドは吹き飛び壁に激突するがダメージはないようだ)
「フンッ!」
小栗はさらに壁を破壊して、タマムを屋外へと放り出した。そこへ、待ち構えていたように飛来したのは、1機のUFO。ぴこぴこと奇怪な音を発しながら、宙に舞っているタマムを拉致したのだ。
「さすがは『連合』が誇るエースパイロット。良いタイミングだ。」
UFOはそのまま空高く上へ、宇宙の果てを目指して飛行する。人間道から外れたタマム・シュッドを、この星から追放せんとする。