>> 409
「ほう、おもしろい連携だな。最強無敵の布陣、というわけか。
…しかし、出陣が遅い。貴殿には見えるかね?辺り一面に散乱している魂の数が。つまり、俺様にしてみればここは 高気圧酸素治療室のようなものなのだよ。」
小栗の体が、金色のオーラのようなもので包まれてゆく
「さあ、
絶好調かつハイテンションの小栗は、三匹の取り巻きを無視して、???へ急接近 インファイトを仕掛ける。
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>> 409
「ほう、おもしろい連携だな。最強無敵の布陣、というわけか。
…しかし、出陣が遅い。貴殿には見えるかね?辺り一面に散乱している魂の数が。つまり、俺様にしてみればここは 高気圧酸素治療室のようなものなのだよ。」
小栗の体が、金色のオーラのようなもので包まれてゆく
「さあ、
絶好調かつハイテンションの小栗は、三匹の取り巻きを無視して、???へ急接近 インファイトを仕掛ける。
いいや、まだ千秋楽には早すぎるよ
健啖家 ガストロ・ノミィ!
(???の背後から肉の化物が出現し、文字通り肉壁となり???を護る)
(ドロップが命中しいみのないファームは吹き飛んで廃病院の壁にめり込み動かなくなる)ひとりぼっちの最終戦争 』、私の『名曲揃い 』の性能を最大限に引き出すことのできる装備だ
時間稼ぎありがとう
おかげでようやく準備が完了したよ
(いつの間にか???の服装が変わっており、その姿は黒くボロボロの外套だけを身にまとったみすぼらしいものとなっていた)
『
側で倒れていたガストロ・ノミィを掴むと、勢いよく投げつけた。
『ひとりぼっちの最終戦争』は上位存在の皮でつくられているから能力以外の攻撃を無効化できる
『名曲揃い』のおまけの効果である能力無効能力と合わせればまさに無敵よ
(投げられたガストロ・ノミィが命中し吹き飛ばされるが何事もなく立ち上がる)
「...やれやれ、物分かりが悪い。」
小栗は、真上へ手をかざした。戦場に散らばる無数の魂が、流星のようになって、小栗の腑へ吸収されてゆく。
「例えば、紙に炎を描写したとしよう。それが、どれだけ赤くても、どれだけ燃え盛る見事な猛火だとしても、現実にそれが燃え移ることはありえないだろう。」
ゴゴゴゴゴゴ....小栗から放たれるプレッシャーは、神話に出てくる邪龍セクエンツェリアの如く、凄まじいものとなった。
「この俺様の覇気を感じるだろう?現実でその絵を破くことは、当然できるわけだ。つまりはそういうこと。低次元の理など、高次元の存在には一切通用せん。
──そしてその逆は、赤子の手を捻るが如く容易いことだ!」
小栗(ウルトラ・パーフェクト・コンディション)は、高笑いをしながら再び???へ迫る!
「敵の攻撃を無効化だと?そんなものは知らぬ!認めぬ!この剛の拳を持って、その理ごと叩き割ってくれるわ!」
いい加減諦めなよ
君みたいな能力者じゃあ私には勝てないんだ
だって私は君たちのお母さんのようなものだから
親に刃を向けれないのは当たり前、だから君では私に勝てないんだ
これは理とか法則とかそんなのは関係ない
マクベスじゃあないが、君が女の股から生まれた能力者である以上私には勝てないんだよ
(???は外套をしっかりと抑えて蹲り防御の姿勢をとる)
「くはっ、はははははは!これはなかなか!...田中ノストラダムスよ。認めよう、賭けは貴殿の勝ちだ。」
小栗は、突然愉快に大笑いした。
「いやはや驚いたよ。その強大なまでの自己中心性──貴殿の魂の質を爆発的に向上させて、ベストコンディションの俺様に対抗できるまでの次元に達している。ああ、さすがは『博物館』の精鋭というわけだ。
名乗ろう。俺様は、連合直轄組織防衛隊──第三特命班の小栗文明だ。さあ、貴殿の名を聞かせたまえ!」
じゃあ既に気づいてるだろうけど四行詩集 』の『亡き国の王女 』だよ
私は『博物館館長』『
(蹲ったまま答える)
「館長殿、それではいざ尋常に──と言いたいところなのだがね。貴殿の特性からして、尋常に相手をしていれば決着がつかぬか。
ならばよし。ここは不本意ではあるが、色々と工夫を凝らさなければならないようだ。」
まず小栗は、勢いよくタマムを蹴り飛ばした。
無駄無駄、衝撃だって無効化するし切り裂いたり引きちぎることも出来ないよ
(タマム・シュッドは吹き飛び壁に激突するがダメージはないようだ)
「フンッ!」
小栗はさらに壁を破壊して、タマムを屋外へと放り出した。そこへ、待ち構えていたように飛来したのは、1機のUFO。ぴこぴこと奇怪な音を発しながら、宙に舞っているタマムを拉致したのだ。
「さすがは『連合』が誇るエースパイロット。良いタイミングだ。」
UFOはそのまま空高く上へ、宇宙の果てを目指して飛行する。人間道から外れたタマム・シュッドを、この星から追放せんとする。