レーティングについて判った事をちょっとまとめました。関心があったら読んで。
Lycanを使った9月6日~10月1日までの通常戦149戦からまとめました。レーティング戦からではないので注意してください。
上側のグラフは上記188人のレーティング(100未満切捨)と人数を表したものです。データ数があまり多くないのでかなりデコボコしていますが、おおよその分布は掴めるでしょう。レーティング3000辺りが多く、そこから離れるに従って人数は減っていくのが分かります。
シルバー(96人)とゴールド(76人)が多く、ブロンズ(7人)、プラチナ(8人)、ダイヤ(1人)は余りいません。シルバーとゴールドで全体の約9割を占めています。レーティング3000辺りが勝率50%程度なので、そこを中心に広がった分布になるのは当然、とも思えます。
下側のグラフは188人の勝率の分布を示しています。先の「レーティング--勝率」の分布を考慮して、上側のグラフのレーティング2000、3000、4000、の位置が下側のグラフの勝率40%、50%、60%と並ぶようにしてみました。
データ数の為か、50%を中心としてそこから離れるにしたがって人数は減っていく、と見るか、46%と54%付近に山がありそこから離れるにしたがって人数は減っていく、と見ればよいのかはっきりしません。
中央値は49.5%、平均値は50.12%でした。
次のグラフは、今のグラフを(ティア7戦参加)プレイヤーの勝率--人数分布と比べてみたものです。
上側は先と同じグラフですが、下側は9月6日~10月1日までの149戦で私達と対峙した1043人の勝率--人数分布になります。戦闘の相手はランダムで決まるので、これがプレイヤーの勝率分布に近いと見てよいと考えます。
中央値は49.31%、平均値は49.74%でした。
散らばっている範囲は両グラフで大きく違うようには見えません。若干レーティング所持者のほうが高勝率かな(5割後半以上の人数が多め?)と思える位です。
レーティング戦は高勝率プレイヤーの遊ぶところ、のイメージがあるように思いますが、参加者の分布を(勝率基準で)見ると通常戦(ティア7戦)とあまり変わらないと言えそうです。
ちょっと追記。
レーティング戦に参加している4割後半のプレイヤー、4割台とはいうもののいままでずっと低~中ティアで遊んでいた私から見ると「上手いわ~」という感想を持ちました。そもそも参加出来るティアが7~10なので、おなじ勝率4割台でも低~中ティアの4割台と中~高ティアの4割台では質がちがうのでしょう。レーティング戦に参加しているプレイヤーは、同勝率でも全体として技能は高め、ということはありうると思います。
引き続き10~11月のレーティング戦にも参加しました。そこで遊んでいるうちに、レーティングはそもそも強さの指標になるものなのか? という基本的な疑問を感じ始めたのですが、それについてはまたいずれ。(ここまで読ませておいて、それをひっくり返すような事を最後に書くなよな!)
お、以前のグラフの方。乙です。レート持ち勝率が46vs54な±4で割れてるのに、通常勝率が48境の47vs49なの、おもしろいですね。
サンプル数1000人とはまたすごい。白猿さんじゃないんすかこれ。以前コテハンの是非が話題に上がってたけど、白猿レポートは流石に普通にコテハンでも誰も文句言わない気が。自分は言いません。
それはさておき、勝率とレーティングに相関関係を持たせるには、そのレーティングの戦数で補正する必要が出てくる。たまたま調整の10戦で戦績が良かった4割とか普通に発生しうるし、もしそうなったら、そのままシーズン終了まで塩漬けすることも十分有り得る。なので、勝率-レーティング分布図で、例えば戦数をz軸に取った三次元グラフにするとか、レーティング×戦数を値に取るとかの工夫が必要そう。(やってくださいとは言わない)
プレイヤー全体での勝率がおよそ49%中心に散らばるのに(48%の人数が少ないのはたまたま…でしょう。少なくなる理由も、少なくする方法も思い浮かびません)、レーティング持ちの勝率がふた山かもしれない事、ここはちょっと気になりました。もしそうならば何故そうなるのでしょうね。
勝率とレーティングに相関関係を持たせるには、レーティング戦の戦闘数も見なくてはならないのではないか?
そうかもしれない、と思うようになりました。けれども困った事に、他人のレーティング値を取った時に、それがレーティング戦何戦目の値なのかが判りません。自分のデータでも、戦闘数を控えていないとレーティング戦を何戦行ったのかが判らない始末です。これでは残念ながらどうしようもありません。
また、厄介な事にレーティングの変化が当初の予想とは全く違うらしい事も判りました。
当初は、レーティング戦を続けるうちにプレイヤーによってレーティング値は上がってゆく/下ががってゆく/上下して初めの頃とあまり変わらない、などいろいろなパターンがあるだろうが、いずれ勝率に応じたどこかの値に落ち着くのだろう、と予想していました。ですからレーティングと勝率の相関を調べてみたわけです。
けれども私の場合、この9月のデータを取った時は2736で始まり2138で終わりました。10~11月は2973で始まり1960(わっはっは)で終わりました。戦闘を重ねるとどこまで落ちるやら見当が付きません。
この期間内、レーティングの低下と共にLycanの勝率も下がってゆく…訳ではもちろんないので(レーティング戦内で勝率を言っても意味は無いはずですし、並行して進めた通常戦の勝率も低下していったわけではありません…多分(未整理))、そもそも勝率とレーティングを結びつける事に意味があるのか? と思い始めたわけです。
以前この場所で「レーティングなんて戦闘に参加していれば上がってゆく。回数をこなせばそれだけ上がる。だから強さの指標にはならない。」との意見もありましたので、私とは逆パターンのかたもいるのでしょう。
どちらにしても、レーティングを強さの指標にするのは無理がありそうです。レーティングと勝率を結びつけることが出来るのは、10戦目に出てくる初期値レーティングがせいぜいかもしれません。
『レーティング戦』は重力/マッド/転生などと同じく、通常戦とは全く違う遊び方(目的)のゲームモードと見るべきもので、そこでの指標となっているレーティングを通常戦に持ち込むのは不適当なのかもしれません。
書きたいことはいろいろ出てきたのですが上手くまとめられず、返信だけが遅くなる結果になりました。申し訳ない。