WW2当時の傾斜の効果がいかに大きかったかはWoTよりはWTやった方がよくわかるんですけども、実質厚以上に防御力は上がるんです。これは否定しようのない事実であって、T-34がある程度の軽量と防御力を兼ね備えることができた理由になります。とはいえ犠牲にしたものも多く、もちろん敵戦車の砲が強力になると対戦車の観点では意味のないものになってしまいました。逆に虎2なんかだと元々厚い正面装甲にドイツの傾斜装甲の過小評価もあって大傾斜がかかった結果、大戦終了まで車体を貫通されたことは無かったわけです。その後のIS-3も初期は西側に衝撃こそ与えたものの結局対抗できる砲が出たせいで自慢の装甲の価値が無くなってしまいましたし、傾斜装甲が有効だった時代に最適な傾斜装甲を採用した車両ってのはほぼ無いんじゃないかなと思います。結論としては設計思想とか傾斜装甲への理解とかが各々違った以上傾斜と垂直どちらが上とは安易に決めがたいということです。
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