ふむ…全然反映されてないじゃないか…ところで諸元値が書類によってバラバラって聞いたけどどういうことなの?
諸元バラバラは日本機にはよくあることよ。零戦とかも52型の諸元値といいながらも32型のままの資料とかもあるし。資料探しは一番開発やテスト結果に近い諸元を割り出す作業。
計画時の値・試作機の値・量産開始時の値・量産開始から時間が経って色々な改良が入った後の値などの色々な数値があるわけです
なるほど…ちなみにこれのコメントログ見てみたけど、修正まであと一歩というところまで来ていたのか…上の木で上がっていたハ140の取説と川崎の諸元表を使ってもう一度フォーラムに提出することはできないかな…取説と諸元表を比較するとエンジンの公称馬力が50馬力違うけど資料の製作時期が違う(取説は昭和19年8月、諸元表は昭和19年8月)からそれで押し通せるとは思う。問題は戦後のGHQ諸元表をどう説明するかだよね…
その諸元表は44年12月の「キ61II改 設計説明書」の値と一致するんだと。一方で、45年11月の川崎関係者への事情聴取には「RATED POWER 1350/R.P.M. 2650」なんてのがあった(地上出力の話かもしれないけど。)
s19年8月作成のキ61-Ⅱ改取扱法を見つけたんだが、個人所有で全編公開されてなかった…
>> 483その資料を読んでみたけど、1250hp@6500mっていう記述があったね。
その後に「this altitude rating was never actually attained」と続くから、1250hp/6500mも得られていないという内容じゃない?終戦後の聴取は中島に対するものも含めて、正確でないケースがあるから、一次データの足がかりとして踏み台にするには良いと思うけど、ちょっと弱いかも。
ハ140の取説読んでいるんだけど、常用出力で地上@1000hpなのに5500m@1050hpで50hp上がっているのだけども何で?
地上だと空気濃度が濃すぎてスロット最大だと過給機が圧縮し過ぎて過給圧上がりすぎ問題になるってんでわざと一部圧力逃がしてるんじゃなかったっけ?んで過剰になっている過給圧を一部逃がしてるけど相変わらず過給機はエンジンから馬力を一部分捕って仕事してないのに回ってるからその分ロスが起きる、あるいはそういう過剰圧力を捨てることをしないのであればスロットをパイロットが自主的に制限して最大にしないことで対処 結果として過給機の最適高度と比べると地上だと馬力が落ちるって感じのやつじゃなかったっけ…そういう認識だったけど
↑多分そうだね。 過給機を通してエンジンパワーが外に逃げるから、全開高度より下で出力が低下する。だからオーバーブーストしてない場合、地上より少し昇って過給機が効いてくる高度の方が高出力になる。
でもそういうのはわかってるんだけどそれだと離昇出力の存在意義がわかんないんだよな…離昇って離陸時に1分だけ許された出力だけどそもそも常用ですら最大馬力時には一部圧力を捨てにゃいかんのにそれよりもさらに馬力が上がっててもエンジンが耐えきれないんじゃ?
↑推測だけど、離陸時に低い速度で動いている分冷却とか間に合わない都合だと思うけど……どう?
冷却が間に合わないなら余計離昇は出しちゃまずいのでは…?あれって確か過剰過給を起こして出力を高める的なやつだったと思うからシリンダー温度がめっちゃ上がってしまうんじゃ…
離床出力の存在意義ってどういう意味? この議論の向いてる方向がイマイチ掴めないぞ……
↑2そのための時間制限なのでは?
エンジンの強度という意味では、常用出力とかは“統計的にまず壊れない”ものだからオーバーブーストに耐える余地が十分ある。ただ過給に伴う異常燃焼の発生はどうしようもないので吸気・燃料・混合気を冷却したり高品質な燃料を使ったりして対策する。
その過給圧を捨てるってプロセスは手動なん?自動なん?手動ならわざわざ回転数を上げて離床にしなくても過給圧を放出しなければいいって素人目には思えるんだけどなぁ
自動のはず。そもそもこの定格高度以下で空気を逃がすって仕組み自体が規定のブースト値に収めるためにやるものだから、常用でもそれ以下でも必要な時には逃すし、もしくは燃料の投入量を減らして云々するから、常用で捨ててるんだから離昇にしたらもっとだめじゃんは通じないような気がしないでもない
そもそも地上では無過給の状態が最適だから必要ないんでしょ。現代の車についているスーパーチャージャーみたいな馬力増加用の補器ではなく、高度上昇に伴う酸素濃度の低下を補うために空気自体を無理やり詰め込んで燃焼量を地上と同等に保つことで馬力低下を防ぐための物。過給圧を放出しないで燃料も増やして馬力を上げる=エンジンの負荷がかかる上に、超低空での離昇出力を上げるためにそんなことしても部品損耗するだけでは?(ソース無し)
地上でも過給機は止まってないし、離昇出力では通常よりブーストを上げてるよ。そして使用制限内で整備もされてればそれだけで壊れるようなもんじゃない。
一段二速過給機の高度-過給圧の曲線は左図のような感じ。これを高度-出力曲線に直すと右図のよく見る形になる。左図の赤色の縦線より右側に超過した分の「過給圧を捨てる」。
高度馬力図は見たことあったけど高度過給圧図は見るのが初めてだわ…そういうことなのね
>> 483キ61-Ⅱ改設計説明書ってどこにあるんだ?ネットで探しても見つからん…
↑ かがみがはら航空宇宙博物館のボランティアの方がTwitterでそんな事呟いてたようなので、かかみがはらか川崎重工にあるんじゃないんでしょうか
https://twitter.com/L1649_CN1001/status/1093531140999135234 資料集めた書籍がまた出るみたいなので、三連休で確保してくるわ。
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諸元バラバラは日本機にはよくあることよ。零戦とかも52型の諸元値といいながらも32型のままの資料とかもあるし。資料探しは一番開発やテスト結果に近い諸元を割り出す作業。
計画時の値・試作機の値・量産開始時の値・量産開始から時間が経って色々な改良が入った後の値などの色々な数値があるわけです
なるほど…ちなみにこれのコメントログ見てみたけど、修正まであと一歩というところまで来ていたのか…上の木で上がっていたハ140の取説と川崎の諸元表を使ってもう一度フォーラムに提出することはできないかな…取説と諸元表を比較するとエンジンの公称馬力が50馬力違うけど資料の製作時期が違う(取説は昭和19年8月、諸元表は昭和19年8月)からそれで押し通せるとは思う。問題は戦後のGHQ諸元表をどう説明するかだよね…
その諸元表は44年12月の「キ61II改 設計説明書」の値と一致するんだと。一方で、45年11月の川崎関係者への事情聴取には「RATED POWER 1350/R.P.M. 2650」なんてのがあった(地上出力の話かもしれないけど。)
s19年8月作成のキ61-Ⅱ改取扱法を見つけたんだが、個人所有で全編公開されてなかった…
>> 483その資料を読んでみたけど、1250hp@6500mっていう記述があったね。
その後に「this altitude rating was never actually attained」と続くから、1250hp/6500mも得られていないという内容じゃない?終戦後の聴取は中島に対するものも含めて、正確でないケースがあるから、一次データの足がかりとして踏み台にするには良いと思うけど、ちょっと弱いかも。
ハ140の取説読んでいるんだけど、常用出力で地上@1000hpなのに5500m@1050hpで50hp上がっているのだけども何で?
地上だと空気濃度が濃すぎてスロット最大だと過給機が圧縮し過ぎて過給圧上がりすぎ問題になるってんでわざと一部圧力逃がしてるんじゃなかったっけ?んで過剰になっている過給圧を一部逃がしてるけど相変わらず過給機はエンジンから馬力を一部分捕って仕事してないのに回ってるからその分ロスが起きる、あるいはそういう過剰圧力を捨てることをしないのであればスロットをパイロットが自主的に制限して最大にしないことで対処 結果として過給機の最適高度と比べると地上だと馬力が落ちるって感じのやつじゃなかったっけ…そういう認識だったけど
↑多分そうだね。 過給機を通してエンジンパワーが外に逃げるから、全開高度より下で出力が低下する。だからオーバーブーストしてない場合、地上より少し昇って過給機が効いてくる高度の方が高出力になる。
でもそういうのはわかってるんだけどそれだと離昇出力の存在意義がわかんないんだよな…離昇って離陸時に1分だけ許された出力だけどそもそも常用ですら最大馬力時には一部圧力を捨てにゃいかんのにそれよりもさらに馬力が上がっててもエンジンが耐えきれないんじゃ?
↑推測だけど、離陸時に低い速度で動いている分冷却とか間に合わない都合だと思うけど……どう?
冷却が間に合わないなら余計離昇は出しちゃまずいのでは…?あれって確か過剰過給を起こして出力を高める的なやつだったと思うからシリンダー温度がめっちゃ上がってしまうんじゃ…
離床出力の存在意義ってどういう意味? この議論の向いてる方向がイマイチ掴めないぞ……
↑2そのための時間制限なのでは?
エンジンの強度という意味では、常用出力とかは“統計的にまず壊れない”ものだからオーバーブーストに耐える余地が十分ある。ただ過給に伴う異常燃焼の発生はどうしようもないので吸気・燃料・混合気を冷却したり高品質な燃料を使ったりして対策する。
その過給圧を捨てるってプロセスは手動なん?自動なん?手動ならわざわざ回転数を上げて離床にしなくても過給圧を放出しなければいいって素人目には思えるんだけどなぁ
自動のはず。そもそもこの定格高度以下で空気を逃がすって仕組み自体が規定のブースト値に収めるためにやるものだから、常用でもそれ以下でも必要な時には逃すし、もしくは燃料の投入量を減らして云々するから、常用で捨ててるんだから離昇にしたらもっとだめじゃんは通じないような気がしないでもない
そもそも地上では無過給の状態が最適だから必要ないんでしょ。現代の車についているスーパーチャージャーみたいな馬力増加用の補器ではなく、高度上昇に伴う酸素濃度の低下を補うために空気自体を無理やり詰め込んで燃焼量を地上と同等に保つことで馬力低下を防ぐための物。過給圧を放出しないで燃料も増やして馬力を上げる=エンジンの負荷がかかる上に、超低空での離昇出力を上げるためにそんなことしても部品損耗するだけでは?(ソース無し)
地上でも過給機は止まってないし、離昇出力では通常よりブーストを上げてるよ。そして使用制限内で整備もされてればそれだけで壊れるようなもんじゃない。
一段二速過給機の高度-過給圧の曲線は左図のような感じ。これを高度-出力曲線に直すと右図のよく見る形になる。左図の赤色の縦線より右側に超過した分の「過給圧を捨てる」。
高度馬力図は見たことあったけど高度過給圧図は見るのが初めてだわ…そういうことなのね
>> 483キ61-Ⅱ改設計説明書ってどこにあるんだ?ネットで探しても見つからん…
↑ かがみがはら航空宇宙博物館のボランティアの方がTwitterでそんな事呟いてたようなので、かかみがはらか川崎重工にあるんじゃないんでしょうか
https://twitter.com/L1649_CN1001/status/1093531140999135234
資料集めた書籍がまた出るみたいなので、三連休で確保してくるわ。