「ウクライナからの全物品を輸入停止」←リンク先のタイトルは『ウクライナ雇用者連盟:ロシア税関がウクライナからの輸入を全面停止』と翻訳され、ダイジェスト部分は『ウクライナからの物品の輸送を無期限に停止した。』と翻訳されましたが、1週間で終結し、8月20日に解除されたようですね。「ウクライナがEUとの協定を結んだ場合、もっとやべえことなっから、そこんとこ忘れんじゃねえぞ」←これはセルゲイ・グラジエフが「今回は1回の検査だったが、ウクライナが(関税同盟への参加を放棄し)EUとの連合協定を結ぶことになれば、こうした状態が恒常的になるかもしれない」を話した時の事でしょうか? ウクライナのEUへの加盟は1997年のロシア・ウクライナ友好条約に違反する行為として、ロシアがウクライナに警告しています。また当時は関税はゼロでしたから、もしウクライナがEUに加盟した場合は一方的に欧州製品が大量にロシア側に流れ込むことになります。その問題を協議するためロシアはEU側に3者(ロシア、ウクライナ、EU)による協議を申し込みますがEU側はこれを拒否します。そしてロシアはウクライナに対して、EUに加盟する場合はロシアとウクライナの経済関係を見直さざるを得なくなる、というメッセージを伝えています。これらを鑑みますと、”1週間で終結したチョコレート戦争”の原因はEU側にもあると思います。あと、ユーロマイダン自体は必ずしも暴力的ではなく、また生活の質の向上を求めてEU加盟を希望する普通の人々の参加が多かったのは事実です。しかし”クーデター”そのものは米国が50億ドルを投入したことや、極右メンバーへの軍事訓練等のほうが多大な影響を与えていると考えます。
通報 ...