スパローは必ずSTTロックしなければ撃てないので、RWRを見てれば射撃準備に入っている敵がいるかいないかは概ね分かる。DCS Worldみたいに敵機が発射して誘導に入ってもミサイル警報は出ないけど、概ね高度7000m弱であればスパローのRtrはノーズホットでF-4級に対して14km弱、Mig-21級に対して10km弱なのでこの辺より早い距離で相手から離れるように機動しておけばOK。後は自機をロックしている機体を特定出来るのであれば有効射程外であっても即時ロック返してスパローで応射後、クランク(レーダーの走査範囲の端に敵機を置くよう変針する機動)して相手に「回避して誘導中のミサイルを捨てるか、相討ち覚悟で誘導続行」の二択を強要するという手も使える。ただ、当然だけど相手が相対的に高々度で優速だった場合そのまま誘導強行されたら敵のスパローが先に命中するし、運良くクラッターに紛れて回避出来ても今度は緩降下で超音速の敵機からレーダーロックで初期誘導強化状態のAIM-9Jが降ってくる、と言うことになりかねない。敵側にMig-21が混ざってようものなら曲がり負けることがわかっている格闘戦に追い込まれて死ぬ未来だって十分にあり得る。1〜2機こういう展開で失うだけで日米、或いは西側マッチは流れを持って行かれやすいので、もしF-4系を使うなら開幕の高度確保は命。まだこの時代の戦闘機のメインアームは短射程ミサイル。最悪スパローは全弾キルに繋がらなかったとしても回避させて相手の速度高度を削れればそれだけで仕事は成功と言っても良い。ここで高度が低いと相手の高度速度、所持弾薬等を何も削れないままフリーハンド与える事になるので、高度6500〜7000程度までは兎も角上がって欲しい。最初に押し下げられる敵機の数が増えるだけでも流れを取りやすくなるし、押し下げられてから上り直してくる相手は味方機と同高度に居れば絶好のカモに出来る。勝てて稼げるチャンスを自分から捨ててやる義理は何処にも無いのだし、是非とも第3世代ジェット機の戦術に挑戦して習得して欲しいところ。