やる気スイッチ

・3日目
・《ピアノの楽譜》
私は小5までピアノを習っていた。親も先生も超がつくほど厳しくて大嫌いだった。習うのをやめた時から何年も指ひとつ触れなかった。けれど、やめる前の私のレベルではまだ難易度の高い曲でどうしても弾いてみたい一曲があり、〝いつか弾けるようになりたい！大好きな曲だし〟と思って、その楽譜だけはとってあった。大人になって何度かチャレンジしたけれど最後まで弾く機会はなく、でも最後まで弾ける〝いつか〟まで、手放すという頭はなかった。
今日その楽譜が目に入り
〝いつまでもチャレンジできない自分〟
〝いつまでも完奏できない自分〟が張り付いていることに気づき、何十年という時を経て、やっと手放す決心がついた。

《封筒などの紙袋》
お金を入れて渡したり、手紙を入れて渡したり、いつでも出来るようにとってあったけれど、そんな量はいらないだろうとほぼ捨てた。
やっぱりまだまだ〝いつか、何かに使える〟
〝なかったら困るかもしれない〟
という無意識な思考のクセが抜けない。

おまけに、その封筒も、相手の手に渡った時に、こんな封筒だったらどう思われるか？と、無難なモノを選びがちだったことにも気づいた。
相手からどう思われたいんだろう？
と考えたら、周りの人に良く思われたいと思っている、私の嫌いな思考のクセが見えてきた。
どうしてそんなに嫌うのかも考えてみたいと思います。