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名無しの書士隊員 2021/12/22 (水) 15:00:44 c2cfa@d6763 >> 4447

「簡単に」組み伏せられてしまっているとの見方は根拠のない推測に過ぎず、ネルギガンテが余裕を見せているような描写は一切ありません。
むしろ、ネルギガンテはイビルジョーを押さえつける時に平常時より口を大きく開いており、地面に叩きつけると同時にイビルジョーの足元に土埃が舞っているので力を込めて叩きつけたと見る方が自然です。
モーションもイビルジョーに噛みつかれた段階から腕を大きく振りかぶり、フルスイングで叩きつけつつ体重をかけています。
噛みつきを振り解くことはバゼルギウスもやっていた行為であり、それを力負けということにも正直疑問です。
その理論が成立する場合、紅蓮滾るバゼルギウスの脚力が怒り喰らうイビルジョーの咬合力より上だと認めざるを得ません。
それを基に膂力の優劣を決定すると、怒り喰らうイビルジョーより紅蓮滾るバゼルギウスの方が膂力に優れていることになってしまいます。

二回目の噛みつきの時にはネルギガンテは右腕でプレスして体重をかけている状態で、イビルジョーの頭部を視認しているので反応出来ていないという見方にはかなり無理があります。
イビルジョーにおいて最も発達している部位は顎との見方ですが、むしろ怒り時に胴体の筋膜が膨張することから体の筋肉こそが異常だと見る方が自然です。
獲物を咥えて振り回すことに噛む力は必要ですが、咥えた状態を維持する力と単純な咬合力は別物です。噛み砕くことを武器としているならまだしも、噛んで振り回した際の叩きつけを主力としているイビルジョーには、膂力≒咬力という図式は成り立たないと思います。
むしろ、イビルジョーの体に対する頭の比率は小さく、顎の力が強力であっても他の部位に比べて膂力が強いことを示唆する根拠がありません。

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