反Vaccineについて「ヒステリー」と形容したのは少し誤解を招いているね。
個別に「SARS-CoV2」への反Vaccineは否定していない。だが、それを突破口にして「だから、Vaccine全般が悪いから全廃しろ」というのが反Vaccineを主義として奉じる人の論法。
これが、医学的にいかに危険なことか、人類が積み立てて来たものを放棄する行為かということで、「ヒステリー」と形容した。あるいは、「宗教」といってもよい。
今や、反Vaccine運動は、一人歩きしている。
Smallpox=天然痘。
WHOは、1990年代にEradication=根絶を宣言した。
そして、いまや、種痘というVaccine接種そのものが廃止された。
現在世界で、Smallpoxに対して免疫を持つ人間は、極少数になっている。
前にも書いたように、このVirusは、人類だけのものではない。もともとジェンナーの種痘は牛由来。だが、牛が、馬由来のVirusに罹患していたので、牛そのもののVirusではないという複雑さ。これも、「種を超えた同系」Virus感染の例。Zoonotic=人獣共通感染症の一例。SARS-Cov2やInfluenzaもそう。
Smallpoxの場合、他種のものが、何時か、人間に帰ってくる可能性は高い。
その時は、今回のCOVIDなど笑い話にすらならない「大厄災」だ。
だが、幾つかの国(日本)は、種痘を廃止するだけでなく、Vaccineのストックまで、殆ど無くしてしまった(現在だと、海外派遣などの自衛隊関係者が接種を受けた例はあるが、国民全部の分はないはずだ、厚労省はその数を明確にしていない)
もし、再度Endemic⇒Pandemicが起こったら、短期に人類全体に免疫を与えることは容易ではない。
USは、種痘は止めたが、Vaccineは、国内に3億人分、国民の大多数をカヴァーできる備蓄がある。
ロシア・中国もそうだろう。
危機感のない国は、素直にWHOの言うことを真に受けて、免疫もVaccineもゼロにしてしまう。
不測の事態がおこったら、乏しいVaccineがCommodityと見做され、巡って殺し合いが起こってもおかしくない。
こういうのはStandさん風に書いてしまうね、どうしても・・・・