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桜門体育学会事務局
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対象者で実際に留学に行ったことがある方は何人くらいいるのでしょうか?
また、留学経験ありなしでどのように外交性が変化すると思いますか?
上位群は6名、下位群は2名で、計8名でした。
留学経験者は、留学中に感じた海外学生の外向性(積極性やコミュニケーション能力)の高さを知ったことで、自身の現状を知るとともに、更なる成長が必要だと感じ、外向性を強く意識するようになると思います。
もし留学をするとして、留学に向けて個人として何か努力してしておいた方がいいことはありますか?
自身の語学力を向上させておく必要があると思います。もちろん留学を通して、語学力は上達しますが、留学以前から語学に自信があれば、留学中、語学を勉強するのに必要な時間を他の勉強時間に費やすことができ、より充実した留学生活を送ることができるからです。
外交性下位群の人に海外留学に興味を持ってもらうためにはどのような対策が効果的だと考えますか?
大学は学内にある国際教育機関施設の充実やそこで勤務する職員の増員を図ることが重要だと思います。また、講義内で留学経験者の講演を開くなど海外留学に興味や関心を持たせるような活動が必要だと思います。
この研究から、将来どのような研究に発展させられると思いますか?
本研究の外向性上位群のような海外留学への興味が高い学生をどのようにしたら、海外留学希望までに結びつけることができるか、様々な大学で研究することで新たな発見ができその結果、学生の海外留学促進につなげる事ができると思います。
留学に興味はあるが不安要素の方が大きい学生に対してどのようなアプローチがありますか?
留学経験者の話を聞かせることが重要だと考えています。しかし、不安要素をゼロにすることは不可能だと思うので、留学したいかどうかは本人の意思の強さが必要だと思います。
日本人に内向き思考が多い理由について、どのように考えているか教えてください。また、海外留学をすることにより、外向性は高まるのか知りたいです。
日本は安全で住みやすい国だと思います。ただ、一生日本で生活するのではなく、短い期間でもいいので、海外留学を通して、他国の良さや他国からみた日本の良さを知ることも必要だと考えいます。
留学中、他国の学生の外向性(積極性やコミュニケーション能力)の高さに影響され、外向性は自然と高まると思います。
留学を行うことにより、外交性が変わることはあるのでしょうか。
他国の学生の影響を受け、外向性が向上することはあると思います。
海外留学の問題点に関する質問で、なぜ外向性上位群の方が高い傾向を示したと考えますか?
本研究では、海外留学の問題点について「学術専門的な語学力が不足している」と「留学先の教育施設・環境レベルが高い」の2項目において、有意な差が認められ、上位群の方が高い傾向を示しました。このことから、上位群の方が自身の専門的な語学力が不足していることで授業に付いていけないと思っているなど、留学先での学業についてしっかり考えていると思ったからです。
外向性の高い学生は、留学に対してのみならず、普段から行動的で社交的な性格を持っている人が多いのでしょうか?
多いと思います。
外向性の特徴は「話好き」「陽気な」「社交的な」「活動的な」「積極的な」といった項目があるからです。
日高さんが海外留学に関する意識と非常に興味深い内容を研究されていて拝見しました。
いくつか気になる点がありましたので、質問させて頂きたいと思います。
内向き志向の方が外向性へと変化することは可能なのでしょうか?
緒言の部分で「日本人学生の内向き志向が指摘されている」と書いてあったと思いますが、もし不可能な場合、内向き志向の方をどうやって海外留学させようかという方向で深く研究しても良いのではないかと思ったからです。
また、日本人学生は全体的に内向性と外向性のどちらが多い傾向にありますか?
よろしくお願いいたします。
外向性へと変化させるためには、教育機関は授業等でさらにグループワークやディスカッションの時間を増やすことが重要だと考えています。また、海外学生との交流機会を増やすことも外向性に変化させる手段の一つだと思います。
研究のご提案ありがとうございます。私は卒業するため提案してくださった研究はできないのですが、今後、海外留学に関する研究をする学生にしていただきたいです。
日本人学生全体的にどちらが多いかは分かりませんが、本研究では外向性を上・下位群と2群別に分けた結果、外向性下位群の方が僅差でありますが、多かったです。
なぜこの研究をしようと思ったのですか?
私自身が海外留学を経験したからです。
内向性であることが海外留学を阻害しているのであれば…とありますが何故でしょうか。
内向性は積極性が欠けているなど、新たに行動をしようと思わない特徴があることから、何もかも環境が違う海外での生活を経験したいと考えている人が少ないため、内向性は海外留学を阻害していると考えています。
外交性下位群が海外留学に興味・関心をもたせるためにはどのような対策が有効だと考えますか。
大学は学内にある国際教育機関施設の充実やそこで勤務する職員の増員を図ることが重要だと思います。また、講義内で留学経験者の講演を開くなど海外留学に興味や関心を持たせるような活動が必要だと思います。
海外留学ができる人が増える制度は発表していたもの以外にもどんなものがあるか日高さんは考えますか。
政府が学生に海外留学を促進させるような活動が必要だと思います。
留学斡旋会社を大学に招いて、留学について語ってもらう機会を増やすことが必要だと考えています。
グローバル化が進む現代において私自身は海外留学は必要だと思いますが、興味・関心がない人はそうでないと思う人もいると思います。そのような人に対して留学のメリットを伝える時、どのような方法が望ましいのでしょうか。
新見ほか(2016)は、海外留学経験の有無が自身のキャリアにどのような影響を及ばすかといった内容の研究をしており、結果として留学経験者の方が職位が高い傾向にあることがわかりました。このように、留学をしたことによるメリットが具体的にわかるように大学は講義内で伝えることが重要だと思います。
結論にわが国の大学のさらなるグローバル化と書いてありますが、今後どのような努力をすればグローバル化していくと考えていますか?
小学校の授業から英語に触れさせる機会を増やすべきだと思います。また、大学でも英語の授業を毎日受講させるなど英語を身近に感じてもらうことが重要だと思います。
海外留学を推奨することは今後重要だと考えるのですが、留学先の環境もかなり重要になると思うのですが、どう考えていますか。例えば日本人が多くいる留学先であると、あまり意味がないのではないかと私は考えています。
留学先の環境は自身で調べればある程度のことはわかると思うので、あとは本人次第だと考えてます。
体育専攻学生とその他の専攻の学生とではどのような違いがあると思われますか。
あまり違いはないと思いますが、英文学科生は専攻が英語のため、英語力に自信がある学生や自身の英語力がどのくらい通用するか試してみたいといった気持ちがあると思うので、体育学科生よりは海外留学希望は高いと考えています。
外向性の下位群は海外での対人関係に不安が高いとのことですが、日本でももともと人と話すことが苦手で対人関係が不安なのか、日本では得意だが海外ではその国の言語を話すことができないから不安なのか、その点も調べていたら教えていただきたいです。
そこまで細かくは調べていませんでした。
拝見させて頂きました。お聞きしたいことがあります。外向性と留学先(国や地域)の選択に何らかの関係はありますか?また、先行研究があればそれを踏まえて日高さんの意見を聞かせて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
外向性上・下位群の2群に分類して本研究を行ったのですが、どちらもアメリカを希望している学生が多かったです。
小島ほか(2014)の研究も同様にアメリカを希望する学生が多かったです。近年、アメリカの治安を恐れ、他国を希望する学生が多くなっていますが、やはり留学といえばアメリカというイメージはまだあると思います。
日本大学経済学部の平木です.
3点質問させてください.
・本研究の目的である「海外留学に関する意識」とは具体的にはどのようなものでしょうか?また,性格特性である外向性と合わせて検討する意義についても教えてください.
・調査内容の「②性格特性の外向性に関する2項目の質問」は具体的にはどのような質問項目でしょうか?また,②~⑤に関しては,どのような回答形式(7件法の詳細など)であったかをお教えください.特に「海外留学への興味」の回答形式はお聴きしたいです.
・「3.結果」で示されているデータから,『「日本人アイデンティティ」を高く意識していたことや,海外留学の興味が高かった』ことから,なぜ『海外留学をする上で自身の知識不足が原因で授業に付いていけない可能性を危惧している点が推測』できるのでしょうか?補足説明をお聴きしたいです.
「海外留学に関する意識」とは、ポスターに記載している調査内容の③、④、⑤について現状、どのように思っているかを「海外留学に関する意識」としています。
先行研究で内向性が海外留学を阻害しているのであれば、外向性は海外留学を促進する
と推測されていたため、本研究では、性格特性である外向性と海外留学に関する意識について調査しました。
小塩ほか(2012)の日本語版 Ten Item Personality Inventory(TIPI-J)の外向性に関する2項目の質問を用い、1項目は「活発で、外向的だと思う」2項目は「ひかえめで、おとなしいと思う」という質問に対して、「全く違うと思う(1点)」から「強くそう思う(7点)」までの7件法で回答を求めました。
調査内容③は8項目の質問があり1項目は留学経験の有無(2件法)、2項目は留学経験者を対象に以前に留学をしていた時期と国について記述式、3項目は海外留学への興味「全く興味がない(1点)」から「大変興味がある(5点)」までの5件法、4項目は留学に関する情報収集について「全くしていない(1点)」から「よくしている(5点)」までの5件法、5項目は大学在学中の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、6項目は大学卒業後の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、7項目は海外留学希望期間について7件法、8項目は海外留学希望国について12件法を用いて調査しました。
調査内容④、⑤は「全く当てはまらない(1点)から「非常に当てはまる(7点)までの7件法で回答を求めました。
外向性上位群は海外留学への興味が高いことから、海外留学に対して強く意識していると考えています。その結果、留学先での授業に付いていくためには、現状の知識では不安であり、更なる努力をすることで充実した留学生活を送ることができると考えている学生が多いのではないかと推測しました。危惧していると記載しましたが、不安点を逆にプラスの方向にも捉えられると考えています。
ご回答,ありがとうございました.『海外留学への興味「全く興味がない(1点)」から「大変興味がある(5点)」』とするならば,おそらく3点代は「どちらともいえない」的な回答をされたのではないかと想像します.そして,グラフを拝見すると上位群・下位ともに3点代です.外向性得点の高低で比較をして,上位群の得点が高かったからといって,「海外留学への興味が高い」ということは言えるのか疑問に思いました.また,海外留学を促進させるための検討が主でしたら,海外留学への興味や希望の有無による検討を行った方がどのような意識にアクセスすべきかが見えてきやすいのではないかと感じました.
ご助言ありがとうございます。
考察の2つ目で「外向性の上位群は,海外留学をする上で自身の知識不足が原因で授業に付いていけない可能性を危惧している点が推測でき」とあるのですが、その点の不安はどのように対処できると考えていますか。
留学以前にできる限り学習することが重要だと考えています。または、留学中、教授や友人に積極的に話しかけ指導してもらうことも必要だと思います。
現在、海外留学をするのにおすすめの国や具体的な学校名を教えてください。
経済的に考えると東南アジア諸国がいいと思うのですが、せっかく留学をするのであれば、本人の希望している国を選定するべきだと思います。