平木貴子(日本大学経済学部)
2021/01/21 (木) 20:56:52
04d56@01e01
日本大学経済学部の平木です.
2点質問させてください.
・研究目的と分析が一致していないように思いますが(研究目的からは,肯定的な展望を持つことを多く経験している選手とそうでない選手の比較を伴う検討を行うような印象を受けます),重回帰分析を採用した理由をお教えください.
・上記質問にも関連しますが,考察の最後の3行で「(過去に)レギュラーを取れなかった経験や怪我の経験などを前向きに受け入れ,それらを克服した」ことは,本研究のどの値から示されているのでしょうか?
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ご質問ありがとうございます。
①肯定的な展望を持つことがレジリエンスを向上させるのではないかと考えたので、多く経験している人とそうでない人の比較といった意図はありませんでした。なので、従属変数と独立変数が複数あるため重回帰分析を選択いたしました。
②時間的展望体験尺度に過去受容といった因子があります。この因子は、過去を肯定的に捉えることによってレジリエンスの肯定的な未来志向に対して影響があるという結果になりました。この結果から、怪我やレギュラーを取れなかった経験を前向きに捉える(克服する)ことでレジリエンスに影響を及ぼすという考察に至りました。
以上が回答となります。