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エルフミッション第19話「9回裏」 / 3

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【本殿地上階】

苦しい場面も多々ありつつ、集結を果たしたハンター側一同。
読んでる側としてはブリザディオンの鳴き声に多少情緒を乱されるものの(笑)、トラストの言うような感無量といった雰囲気が伝わって来ます。

【効果を発揮出来ずに消え去るヘルシャフト側サイバーエルフ】

ヘルシャフトに対しては「残念だったな」とでも言ってやりたくなりますが、サイバーエルフ達に対してはちょっと悲しい気持ちになります。
ロクゼロ本編がやはり思い出されますね。

【ヘルシャフトの『説得』】

色々と言いたいことはありますが、
「自分達が余程高尚で潔白な存在だと言うのなら奴等の手を借りず己の力だけで戦おうとは思わんのか?」
というのは結構なブーメランだと言わざるをえません。

【ガンツェンヴァッフェ】

とうとうエックス達の前に姿を現した、ヘルシャフトの秘密兵器。
ヘルシャフトの衣装同様の白基調に金のアクセントというカラーリングから一見すると清潔感がありますが、ヤギやウシの頭蓋骨のような顔つきはヤギ頭の悪魔を思わせ、白い機体色と相まって死神か幽霊のようでもあり、禍々しさを感じさせます。

【VSガンツェンヴァッフェ】

「全身これ武器」という言い方がありますがこのガンツェンヴァッフェもそんな感じですね。
各武器の描写が抑え目で、かつ次から次へ列挙するように書かれているので、最初からクライマックスとばかりに嵐のような猛攻が繰り広げられる様子が想像できます。

「えっ」と驚いたのは烈火殿そのものを投げつける荒技と、股のハッチからメカニロイドを次々と発進させるシーン。
ガンツェンヴァッフェの大きさに関して、ここを読むまではてっきりオメガ第2形態くらいだろうと思っていたのですが、どうやらそんなレベルではないようですね。

メカニロイドを中に搭載しているのか転送でもしているのかはわかりませんが、いずれにせよ”ハッチ”というのが股の金色の部分を指すとすれば相当な巨体であると想像できます。

このような戦艦じみたボスに対しては武装を破壊し力を削ぐのがお約束。しかしそれさえも難航するあたり、ヘルシャフト肝いりの最強兵器は伊達ではありませんね。

この強大さを前に、トラストとフラジールもとうとう奥の手を使う訳ですが…
それだけではガンツェンヴァッフェを沈めるには至らなかったものの、兵装を瞬く間に剥ぎ取って格闘戦一本に追い込んで見せたのは大健闘と言えます。ここまでとっておいた甲斐があったというものですね。

そして、センチピーダのトラウマを刺激しつつ、ガンツェンヴァッフェを押さえ込むエラトネール達。
ゲームではシグマの巨大形態にはいつもいつも苦しめられた思い出しかありませんが、だからこそ、その力がこの局面で味方することに心強さを感じられます。

【VSコプフヴァッフェ】

コプフヴァッフェは一見すると単なる脱出装置のようで、ともすると「ヤッターマン」のドロンボー一味が自転車で逃げ帰っていく時のようなマヌケな姿にも見えます。

しかし3体のシグマをあっさり変身解除せしめ、空中戦でエックス達と渡り合ってみせるあたりまだ侮れない力を秘めていると言えますね。
(しかもガンツェンヴァッフェでエックスたちを散々苦しめた後のコレという…)

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