小説掲示板

エルフミッション第17話「雷鳴」 / 3

13 コメント
views
0 フォロー
3
流星のD-REX=ZZX(管理人) 2022/07/15 (金) 10:48:37

その一方でアンジュピトールは特殊なスイッチでロックされている数々の扉が行く手を阻むルートを進んでいた。
このスイッチはクラーケンの研究所で使われたものと同じタイプで何度も攻撃する事で扉のロックを解除することが出来、スイッチの色は同じ色の扉に対応している。
ちなみにこの時アンジュピトールの髪型は既に元に戻っており体の汚れもはたき落していた。
このルートも進めば進むほどスイッチの配置もいやらしくなり敵の攻撃も激しくなっていく。
しかしそれでもアンジュピトールにとっては全く苦にならない。
「さっきからこの扉しょっちゅう来るけどそれだけこの先に入ってほしくないって事かなぁ~?
そんな事されると余計気になっちゃうんだよねぇ~!」
余裕しゃくしゃくで扉を解除して進んでいくアンジュピトール。
そんな彼をアディオンに乗った轟雷軍団兵士が襲い掛かってくる。
「その通りだ、この先には行かせんぞ!!!」
しかしやはりアンジュピトールの敵ではない。
「キミ達じゃボクの遊び相手にはならないよ~だ!!」
彼等を蹴散らし突き進むアンジュピトールはやがて一際大きな部屋に辿り着く。

「へぇ~、ここの扉は3重なのか…」
見回してみると扉のロックを解除するためのスイッチが従来の黄色と紫の他に緑の3色があるのだ。
「それじゃあまずは緑を攻撃して、と…」
ズドドドドドドドドドド…
アンジュピトールが緑色のスイッチを攻撃していると…
シャーッ!!
上から何かが襲い掛かってきた。
正体はレッドアラート事件の際に現れた一見鳥型に見えるが頭部はカメラアイのみで顔は胴体についている奇怪なレプリロイド、バーディのデッドコピーである。
「で、次は黄色、と…」
アンジュピトールは何事も無かったかのようにバーディの襲撃をヒョイと躱し黄色のスイッチを攻撃し始める。
バサッバサッ…シャーッ!!
再度上昇し、アンジュピトール目がけて急降下するバーディ。
「次は紫ね…」
しかしまたしても何事もなかったかのように回避され、アンジュピトールは紫のスイッチを攻撃し始める。
バサッバサッバサッ…シャーッ!!!
バーディはまた上昇し、さらに勢いを付けて急降下する。
「…さっきから鬱陶しいなぁもう~」
アンジュピトールはそれを迎え撃つべく急上昇。

ガキィィィン!!!!!!!

空中でバーディの上からの突撃とアンジュピトールの下からの突撃が激突した。
結果アンジュピトールの突撃の威力が上回り、バーディは砕け散った。

「ハイ、ロック解除、と。それじゃ行くぞぉ~!」
アンジュピトールはそのまま全ての扉のロックを解除してその先に進む。

通報 ...