ににんがし

【もとざわ&荒井青】(第2期) / 47

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前の荒井さんからの繋がり。荒井さんの連のトリップから冷めるというよりは、オーバードーズさせるつもり書きました。また、新キャラを出すような比喩表現より、より終幕へ向かうための準備としての主観キャラ付け。モノローグを意識しています。
この連での「ごむ」は主にコンドームを連想。終盤に琉球バスの56番を登場させています。

>ゴムはちゃんと付けてました。付けて出しました。生では一度も。それなのに、
彼女のお腹は膨らんでいってる。中に入っているのは命のかたちをしているのだという。

避妊=コンドームの存在。また、妊娠した彼女の膨らんだお腹はフーセンを示唆。こちらの連でも、やはり不気味さは出したかった気がします。

    唇を噛む
    肉の感触が歯の先から伝わり
  そこからしみた血は鉄の味がした。

肉の感触とゴムの感触は似ているのではないか、そういう場面にしたかった。ただし、ごむはごむで肉は肉。まったく違う存在。肉は切れると血が溢れ、血は味がする。それはゴムとはほど遠い鉄のようなもの。

>56番のバスの終電は海

最終連は一行になると思ってなかったが、当初から海へ向かうエンドで終える予定だった。

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