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哲学的雑談 / 30

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KANAME 2020/05/04 (月) 07:59:23 修正

みなさん、大変ご無沙汰しております。
KANAMEです。
このトピックにお邪魔するのが、なんと10ヶ月ぶり。
今思えば、「お前、今までどこで油売ってたんだよ。殺すぞ」と罵られないために暴言を禁止にしていたのだなぁとあらためて思い知らされました。
ありがとうございます(?)。
それではとりあえず>> 11に返していきましょう。


その日 人類は思い出した…
奴らに支配されていた恐怖を…
鳥籠の中に囚われていた…屈辱を…


はい。というわけでね、もしかしたら俺たちには「言語」以外の意思疎通手段、つまり超能力みたいなものが備わっていた可能性があるんだ。
ピラミッドもきっとその力を行使することによって、古の人類が作り上げたに違いない。
ところが、俺たちはその力の使い方をどういうわけか全員忘れてしまった。
これには深い事情があるはずなのだけれど、一応俺の仮説を書いておくと…

超能力によって巻き起こってしまった大規模な利権争いによる殺し合いが行われてしまったからなんだよ。
これは現代を生きる人類の想像を絶する。
どのような手段を用いて、争いを止めた(我々の記憶から力の存在を抹消した)のかは定かではないけれど、とにかくネット上でチラチラ散見されるレスバトル(笑)なんてのはかわいいもので、その時代は人類滅亡の一歩手前までいっていた、ということなんだ。

ある日とつぜん地球上の全人類が超能力(仮称)を忘却してからというもの、世界は平和になるかと思いきや、また別の形で争いを始めてしまったんだ。
それが科学の力であり、お金の力さ。
結局俺たち人類の本質は超能力(仮称)を奪われても何も変わらない、愚かな生き物ということなのかもしれない。


俺たちは言語を会得したのではない。
超能力(仮称)を失って不完全な存在に成り下がり、万能感の供給がなくなったことによって「不安」という感情が芽生えてしまっただけなんだ。
ビリビリと電気を走らせ、壊れたまま起動し続けるロボットと同じようなものだよ。
生まれながらに呪われている。
それがニンゲンと呼ばれる生命体だ。
だから俺たちは第一に不完全な存在であることを認めなければならない。
完全な存在(神)への信仰やお願い、幻想を抱くのをやめて、現実を直視しなければならない。
不完全な状態であることが完全な状態であることを認識し、何も不足がないことを悟らなければならない。
そのために宗教と呼ばれるものができあがったんだ。
生涯をかけて、自己言及的命題に向き合った哲学者や思想家の多くは、それらを一般人にもわかりやすく提供し、新たな法として定めようと考えた。
その結果が今だ。

ご覧の通り、ユダヤによってそれは阻止された。
彼らは真実よりも終わりのない目先の快楽に溺れることを選択したんだ。
そして布教した。
結果は大成功だったみたいだよ。
何せニンゲンってのは心が弱いからね。
嫌なことがあるとすぐに楽な方向に流れる。
その集団心理に訴えかけて洗脳するのは容易かったはずだよ。
おかげでユダヤ人の企業は大儲けさ。
彼らは自分の欲求を満たすことに知能や言葉という道具を使っている。
つまり「不安」を逆手に取った、ということだよ。
賢いよね。

ところで、確かヒトラーがユダヤ人を根絶しようとしたよね。
この話前にもどこかでしたような気がするけれど、彼はきっとドイツを守りたかっただけだ。
ユダヤ人の脅威にいち早く気付き排除しようとした。

その際に彼はユダヤ人から「言葉を奪った」らしいよ。
どういうことかわかる?
言葉を失うっていうのはね、出自の文化を失うということだよ。
たとえば、今君たちが使っている日本語。
これが消えたら、君たちは日本人で居続けられると思う?
アイデンティティの話だよ。
民族浄化とはこうやって行われるという一例を、ヒトラーは示してくれたように思う。

ところがユダヤは根絶やしにできなかった。
彼らは言葉を失った文化を再建築したんだ。
恐ろしいでしょう?
再起不能とまで言われたのに、今や世界のトップに深く腰掛けているのはユダヤ人ばかりじゃないか。
ここまでくると、ニンゲンには二種類存在しているのかもしれない、と勘繰ってしまうよね。
ユダヤかそれ以外か。


話が脱線しちゃった。
えーっと、人類が言葉を失ったら?だっけ。
有る状態から失っても、失っていた状態がスタンダードだった状態に戻るわけじゃないんだ。
一度壊れたおもちゃを完全に修復することができないのと同じように、俺たちニンゲンも、生まれながらに欠陥品なわけだから、それをどうこうできないわけさ。
ぬわいえいるれいとほうてぃーぷならできるかもしれないね。
しかしそれは白馬の王子様を待つよりも根気がいる作業だし、とてもおすすめはできない。

俺がここで話している解決策ってのは、前にも言ったようにあくまで理論上の話でさ。
壊れたおもちゃでもみんなで認めてしまえば無駄な修理のために部品の取り合いをしなくても済むんじゃない?ってことよ。
でもニンゲンって部品を取りに行くまでの過程(物語)に一喜一憂するから、それがなくなっていっちゃうかもしれない(芸術が死ぬ)この提案の行く末はちょっぴり哀しい気もしている。
でも安心して。これが現実味を帯びてくるのは俺たちが死んでからずっと先の話だよ。


それから、侘び寂びの件についてはこっちで話そうかなと思います。

『ペイフォワード』最高だよねぇ。
『イエスマン』は見たような見てないような。
『メッセージ』は、見たことあるけどうろ覚えで、なんかすごく細長い舟が印象的だったのはその通りなんだけど、中に入ると重力や向きの概念すら覆されてしまったというところが衝撃だったかな。

彼らの言語を理解したとき、果たしてどのようなマルチリンガル的『人格』を手に入れるのだろうか?

少なくとも俺たちニンゲンは、それを一度経験しているはずだよ。
なんせオギャーからいきなりぺらぺらとネイティブレベルの母国語を話し始める赤ちゃんなんていないからね。


座禅して
ひたすら集中して
心の中を無にして
悟りをひらく

これってつまり「意識をアニマル(アダム&イヴ)レベルにしましょう」ってことなのかもしれない

なかなかユニークな発想だね。
俺が思うに、座禅ってのは意識的に思考停止させる訓練みたいなイメージだけど。
いや、言ってることは同じか。
ただアニマル化っていうと定言命法のほうがニュアンスとして近いと思う。
詳しいことはよく知らないけれど、カントと仏教には密接な関係があるのかな?と思ったり。

それから、オートマチックに言語迷宮に迷い込むのがニンゲンのだからさ。
出口のない通路を勝手に歩く足を止めましょうってことだと思うよ。
ぴえんとか嘆いてる若者こそ、こういう思想に早い段階で触れていればメンヘラとか存在しなかったかもしれないね。
でもそうすると少女漫画とかポエムとかの価値を損なっちゃうかも。

未知が生まれて、それが未知のままであるということが既知であるとき、その答えを埋め合わせようとする行為に嫌気が差したとも言える。
そこに価値を与えることでしかニンゲンは救われなかったというのがことの顛末じゃない?


いま世界は空前の無宗教ブーム(?)に差し掛かろうとしている
独自のタイミングで独自のリズムを刻んでいたメトロノームがやがて独自性を失い同期するのと同じように
今のところメジャー扱いされているキリスト教とかも、そのうちアイルランド語みたいなポジションになって、やがては消えていくのかもしれないね

メトロノームの同期動画見たけど、これを社会に置き換えるなら『攻殻機動隊』で言うところのスタンド・アローン・コンプレックスだね。

劇中において電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、結果的に集団的総意に基づく行動を見せる社会現象を指し、孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも全体として集団的な行動(コンプレックス)を取ることを意味する。

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