毒正義
dokuseigi
2019/11/20 (水) 15:47:09
「何か」とは何か
僕が指す「何か」とは、僕が作った、僕には無いものです。例えば、僕はフェミニストでは無いですが、フェミニストのフリをすることによって、毒正義はフェミニストであると他者から認識されるとします。この場合、その「フェミニストの毒正義」は、僕が指す「何か」に該当します。つまり、「何か」は化粧をした僕のことを指します。つまり、「何か」は嘘であり、騙しであり、偽りです。
「本来の僕」は願望なのか
本来の僕でいることは、確かに僕の願望でしょう。しかし、本来の僕より「何か(化粧を纏った僕)」の方が魅力的な場合が多く、寧ろ「何か」になりたいと願っているのかもしれません。本来の僕が「何か」であることが、最も望ましい状態でしょう。例えば、snowで加工されている自分の顔が元々の自分だったらな、と願うのと同じです。
何故騙す行為を自覚すると良くないのか
一言で言うならば、他者を騙すことによって作られる「何か」に劣等感を覚えてしまい、「何か」に劣る自分が恥ずかしいからです。例えば、道徳を本来の僕は好まないのにも関わらず、道徳的な行動をし、恰も「本来の僕は道徳を好む人間である」と他者に認識させ、「道徳的な人間で素晴らしい」と他者から褒められ、名声を得るとします。その場合、名声を得たのは本来の僕ではなく「何か」であり、その「何か」に、名声を得たがっている本来の僕は嫉妬します。その解決策は「何か」を自分だと認識してしまうことなのですが、騙していることを自覚すると、「何か」は「何か」のままで、自分は自分のままになってしまいます。なので、騙していること、つまり「何か」は僕ではないことに気づいてしまうと良くないのです。
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