お疲れさまでした、運命の時間です。
売り言葉に買い言葉、両者とも非常に攻撃的でのめりにのめってますな。重畳々々(満足という意味と畳語をかけた高度なギャグです)
こんなエキサイティングな勝負を披露してもらったからには、まず最初にお詫びしておく必要があるだろう。
俺が判定する時の方針としては言葉巧みな挑発やユーモラスな表現などは直接の評価項目に当てはまりません。
ごめんなさい。
理由としては、個人的な好みに依存しすぎる項目を評価軸にしてしまうと公正公平な審判を果たせる気がしないからです。その日の気温や直前に見てた動画とかで変わっちゃうことも無いとは言い切れないし、自分の判断力を制御しきる自信がないんだ。
ごめんなさい。
俺が担当する1回戦から決勝までの7試合すべてをなるべく同じ水準で判定したいから、ごめんなさい。
とはいっても、内容を読みながら「これセンスいいな」とか思っちゃうことは当然あるし、その場合やっぱりその人の意見のほうがスッと頭に入ってくることにもなるので、言葉選びの創意工夫が全くの無意味ってわけではないです。
・・・というわけで内容まとめていきます。
🔸攻略法どうだった?→答えるわけねぇだろ
「攻略法を見つけられたこと自体」を言うわけがない
「どのような攻略法を見つけたのか」を言うわけがない
・・・などなど、複数の解釈が可能な場合どうのこうの~と話が派生していますが
「お前が見つけた攻略法ってどんなんなの?」と聞いて、それに付随する不利益があることを私は知らない。
むしろワンチャンあるわけだから、相手からすればどんどん聞いてくるだろうと思うんだけど。
この天使の発言が核心部分に食い込んでいるのではないかと思います。
複数の解釈が可能であるにせよ
ある程度解釈の幅が限定されているようなものならまだしも
・・・とkain自身が「特に妥当性の高い解釈がある場合は確認を省いてもいい」ことを認めている。
「どんな攻略法を見つけたのかという情報は相手にとって有益なのでどんどん聞いてくると思う」という天使の意見は、利益/不利益の度合いを基準としたうえで
- 相手が攻略法の中身について尋ねていると解釈することの妥当性
- 答えるわけねぇだろと返すことの妥当性
この2点を補強する役割を少なからず果たしている(社会通念上の意味で本当に妥当なのかはさておき)
そしてこの点についてkainは(聞くこと→言うこと)の訂正をするだけで、特に反論をしていない。
・・・が、しかし
攻略法云々のくだりについてはお前に分があることを認める。
解釈を確かめて進める場合、解釈を尋ねずに進める場合、は確かに程度によって判断されて然るべきだね。
何を血迷ったのか天使選手、自らこの有利を手放す
まさかのノーカンである・・・
🔸文法的にはどうだったのか?
- 天使:
仮に攻略法を見出したとしても、それをお前に言うわけなくネ?- kain:
「それ」って、指示語だろ?前文中に一度も登場していない言葉(攻略法の中身)を指すと解釈する方がどちらかと言えば困難じゃねぇか…。- 天使:
この文の”それ”は攻略法という言葉にかけている。
攻略法という言葉が指すのは中身のことであるから、「それ=攻略法の中身のこと」と自然に解釈できる
結論から言うと、文法的にはどっちの解釈もべつに困難じゃないです・・・
『仮に殺人を犯したとしても、それを自供するわけなくネ?』という例文に置き換えると分かりやすいが、この場合の指示語「それ」が指すのは「殺人を犯したこと」だと解釈するのがごく自然だ。
あるいは『仮に暗証番号を知ってたとしても、それを教えるわけなくネ?』という例文であれば「それ」が指すのは暗証番号の内容だと解釈すべきだ。
解釈のしかたを分けているのは「教えるわけがない」という文言がもたらしている情報的価値の多寡だろう。
文法的にはどちらとも解釈できる。文法の問題ではないのだ・・・
このテーマについてkainは
- 天使がどちらをより不利益だと考えているかについて知らなかったので確認した
- 「攻略法の中身=攻略法=それ」に則るのなら、わざわざ「攻略法」を「攻略法の中身」とは表現しない
と十分な釈明を見せている。
確認しすぎだろ潔癖か?とは思うが、言ってる内容は筋が通っている。
🔸しょうもない気持ちが増すのでその辺にしておけ
え~っとぉ・・・w
たぶん言い合ってる本人たちが「この話題もうよくね?」ってお互い思いながらも渋々レスしてたんだろうけど、マジその辺にしておきましょうね
そもそも具体的に掘り下げられてなくて「その辺にした」のかどうか自己申告に頼らざるを得ないので審判ポジションから優劣つけることはできません。悪しからず。
🔸kainは革ジャンを着ているのか?
不明。このテーマについては未だ決着がついていない。
俺の予想ではたまに着てる。
ジャッジ詠み人知らず、kainの勝利!!
やはり決め手になったのは『利益/不利益の度合いを基準にした解釈の妥当性』について、天使選手が一度は手中に収めたリードをうっかり手放してしまった点です。
1回戦とはうって変わって大きくジョブチェンジしてきた天使選手は、まさに喧嘩師として見事な羽化を果たしたと言っても過言ではありません。羽化したてで翼がまだ柔らかかった、といったところでしょう。
第2形態になれたのだから、第3や第4の姿にも変容できることでしょう。いつかその姿も拝めればといいなって感じです。
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