iNaturalist日本語ユーザwiki掲示板

雑談掲示板 / 17

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分類群(種、亜種など)の和名(日本語名)はユーザーが自由に付けることができるシステムになっていますが、なるべくブレの無いように付け方の方針を決めておいたほうがよいと思われるため、議論の場としてスレッドを立てておきます。

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  • 18

    昆虫の名前につきまして、昔は亜種ごとに「アマミ~」「リュウキュウ~」「ヤエヤマ~」など違う名前が付けられることがよくあったのですが、最近は「種名+〇〇(地名)亜種」という呼び方をすることが多くなってきたようです。現在未解決のフラグが立っている「ヤエヤマオオゴキブリ→オオゴキブリ 八重山列島亜種」、「リュウキュウクチキゴキブリ→タイワンクチキゴキブリ 奄美群島・沖縄島亜種」についてもその流れによるものなのかなと思っています(ゴキブリには明るくないので…合っていますか?)。ちなみに、どちらも私が名称を追加していました。これは『琉球列島産昆虫目録』に従っています。

    時代の流れに合わせて亜種等の日本語表記を変更することにはもちろん異議はありません。
    その場合、単に呼び方が変わっただけで分類的に問題がないようであれば検索用に古い呼び名も残しておいたほうがよいのでは、と思いますがいかがでしょうか。

    35

    カタカナ(漢字)の形式で登録したのは、ほぼ私ですね。。
    以下のような理由でwikiに漢字名がある場合は漢字を併記していましたが、最近は漢字併記はしないようにしています。
    ・カタカナ名だけより、漢字があった方が名前の意味が分かり易いことが多い。
    ・漢字に併記するのは「読み仮名」であって別名ではないため。ハマチはブリの別名だが、(ブリ)はハマチとは読まない。アルファベットの国には説明が難しいですね。

    37

    ・漢字の名称は別名から閲覧可能であること
    ・カタカナ名と漢字が混在していると統一感がないこと
    このような理由で漢字とカタカナ名は別にしていきたいと思うのですが、harumkohさん、いかがでしょうか?(私はキュレーター管理者ではないため変更はできませんが、、、)

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    ブックマークを忘れて、webpageを見失っていました。。
    私も漢字は「なし」で良いと思います。日本語登録数が少なかった頃は、スギでは候補が出ないから杉で候補を出したりしていましたが、今は漢字だと中国名も拾ってくるようなので、かえって候補が多くなるようです。昔はウメも入れにくかったと思いましたが、今は先頭に出ていました。

    49

    漢字分離作業をしていたら、1か月前にkuedaさんが鳥の日本語名を追加しているのが多いのに気づきました。アトリは追加しているがイカルは追加がないので、全部ではないようです。何の作業だったんだろう。。

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    harumkohさん、こちらへの返信と作業諸々ありがとうございます。私も気がついたものから、カタカナ、漢字、ローマ字の分離作業をしています。ローマ字は、言語選択に「Romaji」があったのでそちらを使うようにしています。
    1ヶ月前にkuedaさんがバッチ処理で登録したのは、おそらくこの関連と思います。
    https://www.inaturalist.org/flags/494765

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    漢字分離の方法、といっても1種類ではありませんが、今実施している方法を紹介しておこうと思います。
    ・タイトルバーを「More」「Places」の順にクリック
    ・「Find a place」にjapanを入力してSearchをクリック
    ・候補から「Japan Country」をクリック
     →日本のspeciesリストが表示される。多分2番目に古い形式
     ※speciesリストは、例えば東京のspeciesリストもあります
    ・「View Check List Page」をクリック
     →日本のspeciesリストが表示される。多分1番古い形式
    ・Viewのplainをクリック
     →縦にリスト表示される。csvで保存するボタンもある
    ・漢字を含む名前があったら、ブラウザに別tabで表示させる
     →いつもの画面が表示される
    ・「Edit」をクリックして日本語名を編集する。または「Add a Name」で日本語名を追加する

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    utcheeさん
    情報ありがとうございます。ついにylistからチマチマ入力しなくて良くなったのですね。サクラ類が心配になって少し確認しました。ylistはCerasusなので全部2重登録になってたらと心配しましたが、prunusのままでした。良かった。

    名前登録について追加情報。
    ・複数の日本語名がある場合、「Manage Names」で優先度を調整する。
     「Global Names」と「Japan (Country)」の2か所で、名前をドラッグして順序を調整する。特に「Japan (Country)」は最初は数字が全て「0」で、どの日本語が表示されるか不定になるので、順序を明示すること。

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    作業方法ありがとうございます。チェックリストを使うのは思いつかなかったです。私も今とりあえず馴染みのある植物界から作業をしていますが、終わり次第他も手を付けていきます。

    先月の登録処理(6月16日にkuedaさんが入れた日本語名)は、フラグにも書いたとおり細かな紐付けがうまくいっていない面もありますが、この日本語名の分離作業では相当助けられています。

    54

    ついでですが、チェックリストで設定できる情報を書いておこうと思います。
    上記「多分2番目に古い形式」で写真か名前をクリックすると、普段とは違うダイアログが表示されます。ダイアログの左下の「Establishment Means」の右にあるeditをクリックすると、「Unknown」「Native」「Endemic」「Introduced」を設定でき、ここで設定した情報は、一覧のアイコンや、speciesページの上のバーに表示されます。

    56

    重ねて情報提供ありがとうございます!:)
    他のユーザーさんから連絡があり、ちょうど最近Establishment meansの欄についてチェックをし始めておりました(チェックリストの使い方もそこで覚えたばかりでした)。
    私はほとんど入力をしていないのですが、植物については最近かなり固有種などの情報が入ってきたのではと思います。
    >みなさま キュレーターでなくても固有種等の情報は入力できますので、よろしければお試しください。

  • 22

    (話題変わるので枝を分けます)

    1.種と亜種とで同じ名前がついているものにつきまして
    植物の場合はYListに倣って種のほうに「(広義)」と付けています。
    蛾類の場合、亜種のほうに「日本亜種」と付けています。

    このようなやり方でよいでしょうか。
    他の分類群ではどうするのがよいでしょうか。鳥類などは種と亜種とで同じ名前のものが多数あると思います。

    2.分類の見直しなどで学名の変更があった場合
    ID判定時に混乱を避けるため、「○○旧名」としています。
    特に問題はないかと思っていますが、これでよいでしょうか。

    26

    1について。植物以外では広義や狭義を見たことが無いのですが、他の分類群でも使われているものなのでしょうか?

    2について。現在使われていない名称であることが明確にわかるようにした方がいいかもしれません。名称を追加するときに表示される「学名の場合、現在認められているものでしょうか?」を「偽」にすると名称の上に横棒が引かれて現在使われていない名称であることが明確にわかるようになります。学名ではないのでこの使い方が良いのかがちょっとよくわかりません、、

    植物の和名の異名はJBIFの「維管束植物和名チェックリスト」が参考になります。異名がある場合の規定名称はこれに従うのが良いかもしれません。

    33

    1についてですが、これは、YList由来のものだと思います。自分もそれに倣って「種名(広義)」(カッコは半角)で名前を付けるようにしています。
    他の分類群の事情はわかりません。個人的には、同定を入力するときに(広義)表記があると区別しやすいので便利だと思っていますが、鳥類など他の分類群ではどうなのでしょうか…
    なお、私も植物の和名で図鑑によって名称に違いがある場合は、「維管束植物和名チェックリスト」を最終的な根拠にしています。

    2について。sableさんが>> 26で提案されている処理が良さそうです(この機能の使い方として正しいかわかりませんが)。「シジュウカラ旧名」で試したところ、仰るとおりの動作をしました。念のため元に戻してありますが、genjitsuさんからも試せると思いますのでご確認ください。

    34

    鳥類の和名に関して、日本から記録があるものは「日本鳥類目録 改訂第7版」を参考にするのが良いと思いますが、こちらでは広義や狭義とは書かれておらず、種名と亜種名が同じ和名であることも少なくないようです。「IOC World Bird List」と若干の分類体系の違いがあるようなので、その点注意する必要がありそうです。特に他の場所でも広義のような記述を見た覚えはありませんが、それは私の知識不足によるものなのかもしれず、わかりません。

  • 69

    はじめましてこんにちは。
    今日トビムシの同定をしてもらって気づいたんですが、日本ではトビムシは基本的に「トビムシ目」とすることがほとんどな気がしますが海外の新しめの分類だと綱か亜綱ランクになってるみたいなんですね。この格上げに伴って科や上科も格上げされてるらしく、たとえば私が同定してもらったPoduromorphaは検索すると「ミズトビムシ上科」という和名が与えられてるようです(リンク先pdf。上科なら-oideaで統一すべきじゃないんだろうか…)。トモエガ科 Erebidae とかもそうなんですが、こういう分類単位の格上げによって齟齬が生じている場合、和名はそのままスライドさせて大丈夫なんでしょうか?Wikipediaではないので多少利便性を優先してもいいんじゃないかなと個人的には思いますが…

    70

    はじめまして。
    和名をどこまで厳密に設定するかは、人によってかなり好みが分かれそうな気がします。iNaturalistの公式ヘルプも最低限のルールしか決めていないので、結局のところユーザー各々に委ねられている状態です。

    個人的には、これまで和名があった分類群が格上げで学名の語尾が変化しただけのような場合で、日本の観察/同定者の間で学名だけでは使いづらいということであれば、和名もスライドさせて設定するのは仕方がないことかなと思いました。厳密には日本語の文献・図鑑で和名が提唱されるのを待ちたいところではありますが…。
    あと、-oideaでないのに「ミズトビムシ上科」なのは不思議ですね。

    無脊椎動物の和名に関してはsableさんが沢山登録してくださっているので、こちらを見ていただくようにお知らせしてきます。

    71

    はじめまして。
    「日本産土壌動物 第二版」を確認したところ、ミズトビムシ上科 Podromorphaとアヤトビムシ上科 Entomobryomorphaに分類階級の和名と学名の不一致が見られました。これについて、特に記述はなさそうでした。

    トビムシの大分類について。最近出版された「土の中の美しい生き物たち」によれば、「日本産土壌動物 第二版」では
    Arthropleona (Poduromorpha + Entomobryomorpha), Neelipleona, Symphypleona (狭義)の3グループとする体系が採用されているのですが、現在は
    Poduromorpha, Entomobryomorpha, Neelipleona, Symphypleona (狭義)の4グループとする体系が主流となっているのではないだろうか、とのことです。トビムシの大分類は現在改訂中のようですね。

    和名について。iNaturalistでの和名の提唱はすべきではないので、勝手にPoduromorphaを"ミズトビムシ目"とするのは良く無いと思っています。"ミズトビムシ上科"が適切であるとは思いませんが、どこかで"ミズトビムシ目"という和名が提唱されるまでは、ひとまず"ミズトビムシ上科"とするしかないのではないかと思います。

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    utcheeさん、sableさん、ありがとうございます。
    仮にそのままスライドさせる場合であっても新和名の提唱にあたる場合は慎重になるべきというのはその通りだと思います。とは言え、たとえばマルトビムシなどは和名を入力すればサジェストされる状態にしておいた方がよいだろうとも思います。そうなると、iNaturalistのシステム上許容される場合は「目 Poduromorpha (ミズトビムシ上科)」や「目 Symphypleona (マルトビムシ亜目)」といった表記を当座の間採用するという方針でかまいませんか?

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    先に私から回答いたします。
    判断が非常に難しい中で、こちらでご相談いただいたこととと思います。
    学名との対応が不自然になってしまいますが、iNaturalistの中で新称を作らないのが望ましいのは私も納得しますし、当面の間はその方針で仕方がないかと思います。

    ただ、前述のとおり和名の追加はユーザーが各人が自由にできてしまうので、他の方がheikindai_87さんの仰るような名称を今後付けてしまうこともありえます。キュレーターが気付き次第整理していきますが(あるいはフラグでお知らせください)、こうした個々の事情がある場合、和名の管理を厳密にするのはなかなかしんどいというのが、キュレーターとしての率直な悩みです。

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    遅くなりましたが、マルトビムシ亜目およびミズトビムシ上科の和名を登録しました。トビムシに関しては門外漢なのですが、できるだけ気をつけて見ておくようにします。日本語ユーザーにももうすこし複数分野の(準)専門家がいればいいんでしょうね。ただそもそも標準和名のようにかなり厳格に運用されている(はずの)現地名称があまり想定されていないようにも思えます。

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    返信遅くなりすみません。和名の登録ありがとうございます。
    たとえ分類階級名が異なっているとしても、その筋の専門家が使用している名称を使うのが良い、と考えています。そのため、現状マルトビムシ亜目やミズトビムシ上科の追加は妥当であると思います。

    一部の和名はBISMaLなどを参照して一括登録しているのですが、このような場合分類階級の一致は問われないため、意図していなかった階級に和名が追加されてしまう場合もあります(たとえば、下目の分類群のはずが小目の分類群に和名が追加されてしまうなど)。このような場合も考えられるので、階級が一致していないからといって反射的に直すのではなく、実際にその和名が使われているのかを確認してから修正するほうが望ましいと思います。個々の和名が実際に提唱されたことがあるのかは、heikindai_87さんがおっしゃるように(準)専門家のユーザーが増えないと難しいのでしょうね。