2年間の末廣ゼミナール、お疲れ様でした!こんな時にコロナにかかってしまい、頭が朦朧としている中書いているのが悔やまれますが、読んでいただけたら幸いです。
ゼミ選びの時、私は「大学で成長したい」「新しいことを学びたい」と思ったため、あえて厳しいと言われていたこの末廣ゼミを選びました。当初はまったくと言って良いほど映画の知識が無かったため、コンパなどで末廣先生や他のゼミ生の映画トークについていくのでさえ必死でした。末廣ゼミで課せられる大量の課題と教職の課題をこなしながら、映画と教育、留学のための英語を必死に勉強する日々でした。私は「何がなんでも教師になる前に留学する!」という夢がありました。一年卒業を延期してまで留学するという決断を、末廣先生が後押ししてくださった時は、戻ってきてからも頑張ろうと気合が入りました。ありがとうございました。
思い返してみれば、私の教職仲間はほとんど教育系や語学系のゼミに入っていました。教員になる私ですが、教育系のゼミではない末廣ゼミを選んだことを、私は一度も後悔してはいません。なぜならば、私が英語を好きになり先生になりたいと思うようになったきっかけこそが、映画や音楽だったからです。身近な映画や音楽を通して、少しでも生徒に「英語を学ぶことで世界が広がる」ということを伝えたいと思い、英語教師を志望しました。末廣ゼミで学んだ映画の知識や奥深さを、今度は生徒たちに伝えていきたいです。映画や音楽などの文化こそ、人生や人を豊かにするものだと信じています。
末廣ゼミで出会ったたくさんのゼミ生と末廣先生との思い出は、私の大学時代の1番の宝物です。論文の書き方すら知らなかった3年次から、真剣にコメントしてくださる末廣先生、先輩、ゼミ生のおかげで卒論提出までの長い道のりを乗り越えてこれました。3年次では、自分が成長できているのかすら分からないままただ突っ走っていたように思いましたが、卒論執筆時に「あの時やったことが…!」と思う場面が多々あり、末廣先生の計算し尽くされた伏線だったのだなと驚いた記憶があります。今必死に課題をこなす毎日を過ごしているであろう3年生も、いつか自分の成長に驚く時が来ると信じて、目の前の課題を全力でこなし続けて下さい。
3年次に一緒に勉強していたメンバーが、卒論執筆時にはバラバラになってしまったと風の噂で聞いた時には、自分がいたら何か変わっていたのかなと後悔しつつも、一個下の子達と上手くやっていけるだろうかと不安でいっぱいで、自分の立ち位置に戸惑うこともありました。「知らん奴がいきなり入ってくるのか!?」と、みなさんの方が不安だったかもしれません。ですが、みなさんの元々の仲の良さもあり、暖かく受け入れてくれたこと、本当に感謝しています。卒論執筆時には、ゼミ室に20時くらいまで残って意見交換をするほど打ち解けられ、末廣ゼミならではの共同研究ができてとても嬉しかったです。
卒論発表では、毎年末廣先生が一人一人に講評を述べてくださるのを知っていたのでとても緊張して聞いていました。まさか殊勲賞をいただけるとは思ってもいなかったので、今でも信じられませんが、大好きな作品と取れたこの賞を大切にしたいです。大学生という社会を目前にした私達に、ここまで真剣に向き合い、時には厳しい意見を述べてくださる先生は他にはいないと思います。先生からのお言葉をたまに見返して、自分を律していこうと思います。
長々と書いてしまいすみません。ここまで読んでくださりありがとうございます。最後になりますが、みなさんには改めて大変お世話になりました。ありがとうございます。卒業しても仲良くしてくれたら嬉しいです!